ディスコ探偵水曜日



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初公開日(参考)2008年07月
分類

長編小説

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ディスコ探偵水曜日〈上〉

2008年07月01日 ディスコ探偵水曜日〈上〉

迷子捜し専門のアメリカ人探偵ディスコ・ウェンズデイの目の前で六歳の梢に十七歳の梢が侵入。真相の探究は全てを破滅へと誘う。謎の渦巻く円い館と名探偵の連続死。魂を奪われた少女たちと梢を苛む闇の男。真実なんて天井にぶら下がったミラーボール。眩い光にダンスを止めるな。踊り続けろ水曜日。「新潮」掲載に1050枚の書き下ろしを加えた、渾身の長篇小説。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.50pt

ディスコ探偵水曜日の総合評価:8.38/10点レビュー 40件。Bランク


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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

ディスコ探偵水曜日の感想

もぅぅぅぅぅ!しっちゃかめっちゃか!すんばらしい!100%の理解は出来ませんでした。でも凄い圧で押し切られました。

踏まれたり蹴られたり
8736GI38
No.1:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

奇書っぽくて、自由奔放な凄い作品

読み切った。。。何だかよく判らないままも、最後は不思議なエネルギーをもらって、凄かったぜ!!とテンション上がっちゃうような作品。

文庫版1500ページ。『煙か土か食い物』のように改行がなく、ひたすら文章が襲いかかってくる。それでいて内容は、帯にある『あらゆるジャンルを越境した…』の通り、ミステリをベースにSFやら哲学やらが、ぐちゃぐちゃに絡んできて、もうわけわからない・・・。なんだけど、最後まで読めちゃう文章作りが不思議で面白い。5,6冊ぐらい読んだ気分のボリュームでした。

読書前に本書は現代の奇書みたいな話を知っていたので、その感覚を踏まえて読むと、大分昔に読んだ奇書の1つ『黒死館殺人事件』を思い出しました。あの作品は、いきなり紋章学やら医学やらおかしな推理が始まって内容が把握できなくて、さらに言葉も古いからさっぱり頭に入らず眠くなった記憶がありました。が、本書は現代語なので、ちゃんと読めて分かりながら放り投げられる感覚が得られますので、奇書っぽいものを読みたい人には昔の作品より本書を薦められます。現代の奇書と誰が言ったか分かりませんが、的を射ていると思いました。

さて、表紙に書かれている女の子が探偵ディスコなのかと思いきや、探偵は30代男性のアメリカ人でハードボイルド寄り。手に取った時と最初にページをめくった時とでギャップを食らいましたが、この後の展開のインパクトを思い返すと軽いジャブにもなっていない些細な事。迷子探しの探偵が救出した女の子の梢の中に未来の梢の魂が入りこんで序盤から魂やら未来話やらで哲学やSFが展開して、その後のパインハウスを舞台に探偵達の推理合戦が開始。密室、暗号、見立て、などミステリの定番から星座や神話やらと衒学的に話が飛んでいきます。

話の整合性やらロジックなどは真面目に考えても仕様がない状態なので、探偵達が語る話を受けるがまま脳を刺激される印象で読み進めました。
なんといいますが、話の全貌やネタバレ的な事を仮に語ったとしても、その要所要所では本書を把握する事はできない作品です。
作品に触れて、四方八方に話が発散する中に、自身がどんな所に刺激を受けるかという文学的な作品で、どう表現したらいいか分からないぐらい、作者凄い。と思う次第です。
著者の中に『好き好き大好き超愛してる。』という作品があり、いろんな設定での愛の姿がありましたが、本書もディスコが梢を想う愛が根底に敷かれているように感じましたし、全部包み込んだ外側に作者の気持ちを感じました。

egut
T4OQ1KM0
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.38:
(5pt)

著者が大暮 維人さん?

本の概要の下にある著者が大暮 維人という方になっているのはどうしてですか?「著者について」から一覧で作品を見たいのに、舞城王太郎の一覧には載っていなくて少し不便です。できたら修正して欲しいです。阿修羅ガールもこの方が著者ってことになってます。
ディスコ探偵水曜日は言うまでもなく名作中の名作ですので、未読の方はぜひ読んでほしいと思います!
ディスコ探偵水曜日〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ディスコ探偵水曜日〈上〉 (新潮文庫)より
4101186340
No.37:
(5pt)

舞城作品

面白かった
ディスコ探偵水曜日〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ディスコ探偵水曜日〈上〉 (新潮文庫)より
4101186340
No.36:
(1pt)

KEIさんの表紙に釣られた

全部合わせてのレビューです。

ふええ、やっと読み終わった。難行苦行の終了だ。何度も投げ出しかけたけど、コロナ引きこもりの時期に読んでおかないと次は何年後になるかわからないので無理して読んだ。
なぜこんな我慢大会みたいな読書をしたかというと、KEIさんの表紙が可愛すぎて何も考えず買ってしまったから。持っている以上は読まざるをえない。愛書家はつらい。

幼女と同居している探偵が主人公で、幼女に未来の少女が憑依する。
で、名探偵が変な屋敷に集められて、殺されていく。
六次元だのタイムスリップだのが出てきて、読者置いてきぼりの自己満足ワールドが暴走する。
あまりにも何でもありなので、まじめに読むのが阿呆らしくなった。途中からページあたり数秒で読み飛ばした。文体をあえて壊す小説は、以前からある。野坂昭如や筒井康隆が優れた作品をものしている。
でもな、この大御所たちは文章を熟知した上で、あえて実験しているのだ。しかもそういう作品は短い。
まともな日本語が書けるかどうか怪しい奴の乱文を1500ページも読まされるのは、拷問に等しい。

ドンデンを繰り返すミステリは山田風太郎が書いているし、原因と結果が逆転するSFはハインラインでお馴染みだ。だから斬新というわけでもない。単なる悪趣味な散らかった駄作だ。
悪名高い清涼院流水のお仲間らしい。二度と手は出さない。

今はただ、読み終わったのが嬉しい。これでちゃんとした別の作品に取りかかれる。
縁を切るのが嬉しい小説って、何なんだろう。
ディスコ探偵水曜日〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ディスコ探偵水曜日〈上〉 (新潮文庫)より
4101186340
No.35:
(5pt)

これまでの全ての要素をブチ込んだ最高傑作

「アンチミステリ」であり空前絶後の「探偵小説」であり、後期クイーン問題のループ現象を扱い、身近だけれど哲学的領域に踏み込む舞城節のテーマをグレッグ・イーガンクラスの弩級のSF設定でブン回し、舞城作品のここまでの集大成となる傑作。
特に「探偵小説」好きには血便レベルの素晴らしいメタアイデアが登場しそのネタだけでも読む価値がある。
優れた風呂敷ならでかければでかいほど良い、うまく折り畳めなくてもまぁ仕方ないか、と思うタイプだが、流水を圧倒するほどの超巨大風呂敷を広げ、しかも舞城のウリの一つである疾走感は維持し続けるというはなれわざを炸裂させている。

誰にでもすすめられないのは、アンチミステリがどういうものかの素地が若干あった方がいいことと、そこまでの舞城作品をできれば読んでいる方がかなり望ましいという理由から。
ディスコ探偵水曜日〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ディスコ探偵水曜日〈上〉 (新潮文庫)より
4101186340
No.34:
(5pt)

これまでの奇書と呼ばれた作品を飛び越えていく

黒死館殺人事件を読んだ時以来の衝撃でした。目まぐるしい展開と圧倒的な構成力に振り回されている間に宇宙の外側に吹っ飛ばされていたような感覚を味わえます。
ディスコ探偵水曜日〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ディスコ探偵水曜日〈上〉 (新潮文庫)より
4101186340



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