リバーサイド・チルドレン
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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前作の短編集がよかったので期待してましたがコケました。何が言いたいのかわりません。 | ||||
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ゴミの山からビニール袋などを漁り、売って生活する子供たち。場所の縄張りなど、普段感じた事がない価値観の違いをミステリを通して触れる事ができる読書でした。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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『叫びと祈り』で短編の書き手として非凡な才能を見せた著者。さて、長編は?・・・ということで楽しみに読んだ。 正直、評価に迷うところ。ミステリーとしては平凡と言うしかない。ラストの捻りも特になく、あ~犯人はこの人か、みたいな感じ。 他方、カンボジアのストリートチルドレンを扱った文芸小説としてはよく出来ていると思う。ミステリーとしては冗長な文章も、文学としてなら理解は可能。 雨乞いの爺さんに何故、赤い入れ墨があり、それが多くの人に嫌われているのか。クメールルージュの歴史を知らなければ理解は出来ないのだが、小説中には一切の説明がない。 そんな突き放したところが、天の邪鬼の私には逆に心地よく感じられ、星1つプラスして計4つ。あ、あと、18ページにトレンサップ湖という表記があるけど、Tonle Sapなのでトンレサップ湖が正しい。 | ||||
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仲間との共同生活は、一種の楽園なのだと思う。 もちろん日々の糧を探すための暑くて臭い重労働や、異分子として虫扱いされて排除される危険性はあるにしても、そこには仲間同士の信頼と絆がある。だからその絆を脅かす別のグループや警察、さらには姿なき殺人者に主人公は憤り、立ち向かった。 ある意味で牧歌的な日常から、殺人の連鎖、旅人との犯人探しの対話、そしてエンディング。高温高湿度な舞台でのスピーディーな展開から一転、旅人との対話でクールダウンされるのがうまい構成だと思った。ここで、雰囲気が一転して状況整理しながら犯人探しを行うミステリが楽しめる。最初は木に竹を接いだような強引なご都合主義の展開に思えたが、旅人が状況を整理して主人公を正解に導いていくところはむしろ楽しめた。 連続殺人というやりきれなさを突き抜けて、エンディングに明るさが戻ってホッとした。主人王が安易に楽園を抜けださなかったのも良かったと思う。 主人公が取り戻した日常、もちろん彼らにはそれが恒久的なものではないことはわかっているだろう。でも彼らが人間である自分を意識して暮らせる場を、実力で取り戻したことは彼らの勝利である。 ドキュメンタリー番組からインスパイアされたようにも思えるが(そういう番組があるかどうかは知らないけど)、ディテールの細かさがそれだけとは思えない。この作家の作品を読んだのは初めてだったが、「どのようにしてこの作品をものにしたのか」に一番興味を惹かれたことは書き記しておきたい。 | ||||
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前作の『叫びと祈り』が好きで、早く次回作を読みたいなと心待ちにしてました。 文章が綺麗で、読んでいて飽きないし、子どもたちを取り囲む世界や心の動きがよく分かります。 最終的に救いのある物語が好きで、どうなるかのかなとどきどきしながら読みました。 『叫びと祈り』のときにも感じましたが、物語のなかにはどこか諦観と悲観的な感情があり、また、殺人などの動機はいつもinnocentというかpureな感情が多く、かっこいいです。 | ||||
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真相に辿り着くまで三段構えになっており、その点では著者の意気込みが感じられる。 しかし犯人が熱病に冒されたような状態で殺人を続けるため、動機自体が破綻している。 そのため読者に犯意の説得性を与えない。 論理の客観性が失われ、筋道の立った推理を拒絶している。 カンボジアの底辺を生きるストリートチルドレンたちの青春小説としての側面も持つが、 感傷的で甘ったるく、子守唄まで挿入されてはたまらない。 いくら彼らの惨状を伝えようと躍起になったところで、ただのお涙頂戴に堕してしまっている。 伝えたいのであれば、よりシビアな筆致を要するだろう。 見るべき所はよく取材がなされている(と思われる)点だろうか。 "山狩り"や廃品換金システムに関しての詳細、主人公たちが棲む小屋の様子、 その傍らを流れる川や対岸の表情、雨季・乾季に際しての天気の薀蓄、"黒"や観光客が闊歩する "街"の喧騒などなど現地のさまが饒舌に語られている。 | ||||
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人を殺す動機が飛躍しすぎで、もう少し説得力を持たせる伏線をちゃんとはるか、別な動機にすべきではなかろうか。犠牲者が仲間内から絞られる必然性が苦しすぎる。 突然現れた人物がすらすら謎解きしちゃうというのも物語が作れてない。 韓国人だから漢字を知ってる、というのもどうなのか??現在の韓国では漢字教育してなくて読めない方が普通なはずなのだが・・・ カンボジアの様子はずいぶん調べて書かれたのだろうが、そのほかがおざなり過ぎはしないか? | ||||
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