(短編集)
見晴らしのいい密室
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点5.00pt |
見晴らしのいい密室の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全1件 1~1 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
短編集でジャンル的にはミステリ、ホラー、SFとバラエティに富んでいますが、どの作品も思考実験的な会話劇という形式なので統一感はあります。 | ||||
| ||||
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
版元の恥も外聞もない便乗商法で、ややチグハグな1冊となったが、SF短編集である。後半4編がすばらしく、大当たりの1冊。特に「忘却の侵略」は、爆笑とサスペンスと論理ゲームが混然一体となった絶品。量子力学的恋愛コメディみたいになる会話が何ともおかしい。ハードSFはちょっと、という人も「シュレディンガーの猫」のアンチョコ解説を一読した後であれば十分に楽しめると思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
面白かったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ネタばれになるので書きませんが、あるSFネタをベースにした作品集です。 このためやや理屈っぽくなり、作中で示されるロジックを受け入れるかどうかで、残念ながら好き嫌いが別れてしまうかもしれません。 一風変わったミステリを探している方、SF好きな方になら、お勧めできると思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
面白かったです | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「見晴らしのいい密室」、「目を擦る女」、「探偵助手」、「忘却の侵略」、「未公開実験」、「囚人の両刀論法」、「予め決定されている明日」の7編で構成されており、今回は殆どグロくないです。ハヤカワからのリリースなのでSF寄りで、特に「忘却の侵略」、「未公開実験」、「囚人の両刀論法」は理論を駆使して難しい部分もあります。「見晴らしのいい密室」は「」にも登場する探偵∑のエピソードの一つで、軽い前菜のようです。「目を擦る女」は怪しい隣人の話で、角川ホラー文庫時代を思い出す作風です。「探偵助手」は「」かと思ったら外出するので違い、シリーズものなのかわかりませんがラストが珍しくロマンスしています。QRコードを読み込むと台詞が出てくる仕掛けがあります。「忘却の侵略」は「シュレディンガーの猫」をモチーフにしたエイリアンとのバトルで、「」のようで緊張感に溢れています。「未公開実験」はタイムマシンの実験に呼ばれる話で、前振りがとても長いですが記憶に刻まれるラストです。「囚人の両刀論法」は理想世界を実現する遠い未来の話で、前半が説明台詞ばかりで辛いですが、壮大で映画のような展開を見せ夢中になります。あと数ページあればと短編なのが悔やまれます。「予め決定されている明日」は仮想世界を作っているスタッフの話で、新しいジブリか!?と思うほど面白いのに途中で終わっている気がします。小林泰三さんの本の中ではバラエティに富んだ濃い内容の1冊だと思います。本のタイトルと表紙絵はミステリーを想起させるため、誤って買って放置する方もいると思います。個人的にはタイトルは「忘却の侵略」にして表紙は高校生カップルとエイリアンの影でレトロな装丁だと愛着がわいたと思いますが、それだと売れないですよね。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 9件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|