逡巡の二十秒と悔恨の二十年
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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バラエティに富んでいる作品ばかりで、いろんな世界を楽しめました。一気読みするくらい面白かったです。 中にはグロテス過ぎて悪夢を見そうなくらい胸糞の悪い話もありましたが、どれも未来のお話的な、よく思いつくなぁというようなアイデアに溢れているお話ばかりでした。 | ||||
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玩具 逡巡の二十秒と悔恨の二十年 侵略の時 イチゴンさん 草食の楽園 メリイさん 流れの果て 食用人 吹雪の朝 サロゲート・マザー 小林泰三の単著未収録作品集。 エログロ的な要素はどうしてもあるのだけれど、それとは切り離してクスリと笑えたり、構成が巧いと唸らされたり、潜在的に恐怖を感じるような作品が収められている一冊。 | ||||
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同人誌、電子媒体、雑誌、アンソロジーと様々な場に発表された作品が、こうして個人短編集にまとまって読めるようになるのはファンとして嬉しいです。 そういった初出のばらけ具合もあってか、内容も著者のいろいろな面がみれる短編集となっています。 ホラー、SF、ミステリに落語風、さらにはセルフ・パロディ的なものから、過去作と似たテーマをそういう方向に持っていったかというものまで。 個人的に一番好きなのは、SFホラーの『侵略の時』でしょうか。 これを含めて、短編の一つにある「論理の前に価値観がある。価値観が大前提なのだ」という言葉が、小林泰三作品では重要なキーになることが多いです。 読者や他人からはおかしく思えても、そのキャラクターや世界の中では完全に筋の通った論理が振り回される展開から生み出されるぞわぞわ感がたまらない魅力なのです。 収録作は以下。 玩具 逡巡の二十秒と悔恨の二十年 侵略の時 イチゴンさん 草食の楽園 メリイさん 流れの果て 食用人 吹雪の朝 サロゲート・マザー | ||||
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SFありミステリありホラーありクトゥルフありセルフパロディありスプラッタ描写ありと良くも悪くも非常に小林泰三らしいエッセンスがつまった作品集。 タイトル作『逡巡の二十秒と悔恨の二十年』が非常によかった。 こういうタチの悪い悪夢のような世界を描かせたら作者の右に出るものはなかなかいまい。 『食人用』の読後感最悪の胸糞悪さも『吹雪の朝』のキレッキレの叙述トリックも彼ならでは。 今作が作者小林泰三の最後の作品になってしまうのだろうか。 彼の早すぎる死は、私個人としては伊藤計劃が夭折したときと同じくらいショッキングなのだが、最後の作品が文庫本というのはちょっとばかり寂しい。 | ||||
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