失われた過去と未来の犯罪
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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全人類が記憶障害になり、長期記憶が出来ない世界になった話。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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ミステリを期待して読んでしまうと、読後の感想が「SFだったなあ」で終わってしまうかもしれないので、ご注意ください。(私がそんな感じだったので…。) 結末部分も、ミステリの結末というより、SFの結末です。 思考実験的な話が好きな方におすすめしたい小説だな、とも思います。 星を3つ付けるか4つ付けるかで迷いましたが、「ユニークな着想を、丁寧に物語に仕立てている」点については申し分ないので、4つとしました。 | ||||
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久々にのめり込んで読みました。 大きな災害があって、その後の新世界の話がオムニバスに展開。どれも面白い。2話完結くらいでアニメ化してほしい。 | ||||
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著者が織りなす舞台に翻弄され魅了され続ける一冊。 ある日突然人類が記憶を保持できなくなる、という設定から始まり、前半はパニックに手探りで対処する人々の姿を描き、後半は状況に対処した人類がその上で直面する難題を描きます。 非常に面白い一冊でした。 ここまでの世界を構築できたのは、「人格は記憶にのみ依存し、脳そのものには依存しない」という仮定を採用した作者の判断によるものでしょう。 妥協とも言える割り切りですが、それゆえに、記憶装置を入れ替えた時に何が起きるかがシミュレート可能になったように思えます。 そして、次はその仮定を超えた世界を見てみたいと思ったりもしたのでした。 | ||||
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記憶が短時間で消えてしまう現象が全世界で発生し、外部記憶装置なしでは生きられなくなった人類のお話。SFミステリです。 色々な時代の多くの人の話が短編のように細切れに出てきます。それが最後になんとなくそれぞれの繋がりがあって…ということなのでしょうが、繋がるまでいろいろな人の短い話が出てきては終わりの繰り返し…で、正直しんどかったです。 ただこういう突拍子もない世界を描き出すのは凄いアイデアだと思いますし、そもそも自分とは一体何なのか、記憶が人格になるのか…という禅問答みたいのは楽しかったです。 | ||||
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※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります 突如,記憶を保てなくなった人類という,唐突で突飛な一つの世界設定を中心に, 『世にも奇妙な物語』のようなエピソードを重ね,肉体と記憶,魂の関係をはじめ, 人格,そして自分とは,他人とはと,その奥底にあるのは,考え始めたら止まらない, 終わりのない答え探しが繰り返されるSFであり,ブラックな喜劇と悲劇という印象です. また,記憶の回部保存や,引き起こされる騒動は,少しありきたりにも映りますが, 混乱しつつも理解はしやすく,作中で触れられた以上の犯罪の可能性まで浮かぶなど, 記憶が失われる世界での人と罪について,まさにタイトル通りの一冊と腑に落ちました. 反面,事の起こりの第一部と,中心となるその未来が描かれる二部構成なのですが, 第一部が少し長すぎるようで,そちらのやり取りに序盤から引き込まれたこともあり, 当時の大混乱や記憶装置の登場など,第一部の世界観で読んでみたかったのも確かです. | ||||
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