パラレルワールド



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初公開日(参考)2018年07月
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長編小説

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パラレルワールド (ハルキ文庫)

2019年09月14日 パラレルワールド (ハルキ文庫)

若い夫婦と五歳の一人息子が、地震と洪水が重なった大災害に襲われる。その時、一方の世界ではお父さんが亡くなりお母さんが生き残った。もう一方の世界ではお母さんが亡くなりお父さんが生き残った。息子のヒロ君はこの二つの世界を同時に生きていた。大災害で崩壊した家族を蘇らせるためにヒロ君は…。奇才・小林泰三が描く、パラレルワールド・サスペンス・ミステリー!(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

パラレルワールドの総合評価:6.88/10点レビュー 8件。Cランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(7pt)

パラレルワールドの感想

元々は東日本大震災を対象としたチャリティアンソロジーの為のショートショート。その話を元に長編化された作品。
その為、震災の被害の辛さ、大事な人を亡くした悲しみ、家族の絆と言ったテーマを根底に感じました。その点は非常に惹き込まれます。

本書パラレルワールドの面白い特徴は、異なる世界を同時に観測し行動できる人物がいる点です。世界にずれがあれば、ずれを同時に見聞きできてしまう。一人の人物が二人重なって見える状態です。
震災により父を亡くした世界。母を亡くした世界。その両方の世界に存在する息子。息子を介して父は別の世界の母と会話できる状態です。この設定は震災で突然亡くした大事な人へ伝えられなかった後悔や、亡くした人は別のどこかで幸せになって欲しいという希望や救済を感じられる内容だと感じました。

本書は二部構成。
第一部が上記震災と家族の話。第二部からは様変わりします。
長編化にあたり、小説として起承転結を構成する為に作られたと思われる第二部の事件については、著者の持ち味の時間SFを活かした内容でした。異なる世界と言わず、亡くした人との会話なら幽霊小説でも良いわけです。そうではなくパラレルワールドが意味のある内容となっているのは面白かったです。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.7:
(2pt)

本人曰く代表作らしい

正直、そんな面白くなかった。
東日本大震災の被災者に向けて書いた本らしい
アリス殺しは面白かったから買ってみたけど、個人的にはあんまオススメできないかなー
パラレルワールドAmazon書評・レビュー:パラレルワールドより
4758413274
No.6:
(4pt)

今回はシリアス強め。

夫婦と五歳の息子が地震と洪水が重なった大災害に襲われ、父が亡くなる世界と母が亡くなる世界のパラレルワールドに分かれてしまう。この二つの世界を同時に生きる息子と同様に二つの世界を生きる悪い男(怪人)が出てきて、一家と怪人のバトルが繰り広げられるというお話。
今回は会話でクスリと笑うところはあまりなく、地震・洪水といった全体的にシリアスかつ辛い内容が全体的に多かったものの、おなじみの悪いことを考えるヒール役が出てきてからは、知恵を絞ってでどうやって悪に打ち勝つかを考えるという「殺人鬼にまつわる備忘録」にも通ずる要素もあり、それは読んでいて面白かったです。
パラレルワールド (ハルキ文庫)Amazon書評・レビュー:パラレルワールド (ハルキ文庫)より
4758442886
No.5:
(4pt)

面白いが設定がありがち…

作品自体の設定はとても面白いと思った。
違う世界が2つ見える息子を通して
繰り広げられるストーリー。
設定はごく普通のSFに近いものだが
内容が面白かったのでこの評価としました。
パラレルワールドAmazon書評・レビュー:パラレルワールドより
4758413274
No.4:
(3pt)

小林氏の代表作になる…のか?

book bangというサイトに著者自ら「わたしの代表作となり得る作品である」とまでおっしゃっていたので購入。
正直、期待に届かなかった。
父のいる世界で息子が手に怪我を負うシーンその他もろもろ、感性の鈍い読者である私には登場人物の心情のリアリティが響いて来ず、著者が起こしたい出来事に合わせて行動する人形のように感じられた。
最後40ページくらいの種あかし・結末はなかなか楽しめたが、アルファオメガのようなハードSFを望むファンにとっては物足りないだろう。
表紙からして、恐らくライトノベルを好む層を取り込むための作品(というかこれはライトノベルそのもの?)なのだろうが、「アリス殺し」は星4.5くらい面白かったので表紙だけで合う合わないの判断も難しいところ。
あと、ギャグ成分ゼロなのも寂しいね。
パラレルワールドAmazon書評・レビュー:パラレルワールドより
4758413274
No.3:
(4pt)

面白いけど、小林泰三要素は薄め。

タイトルから期待したようなSF作品ではなかった。小林泰三のSF作品のファンとしてはちょっと残念。
二つの世界の時間差を誤認させるトリックも、ちょっとありがちかなーと思ってしまった。
サスペンスとしても、過去作の記憶破断者ほどハラハラはさせられなかったかな。。。
絶望感も犯人の胸糞悪さでも記憶破断者の圧勝。

ただミステリやSFやサスペンスとしてより、家族の物語として見た場合素晴らしい作品だと思う。
ラストはとても切なく美しい。
胃が重たくなるような後味の悪さがこの人の作品の醍醐味の一つだと思ってたのに、まさか涙腺をやられるとは思わなかった。
パラレルワールドAmazon書評・レビュー:パラレルワールドより
4758413274



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