杜子春の失敗 名作万華鏡 芥川龍之介篇
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芥川龍之介のファンであるから、彼の作品をつなげて一つのストーリーを作り上げたことはいい方に評価したい。また、現在の我々が抱える問題の多くがコミュニケーションをきちんととれれば解決に向かう、という作者の主張にも賛意を示したい。ただ、以下の点で「?」と思った。誤植が散見されることについては初版・初刷であるからしかたがないにしても、重版がかかるようなことがあればしっかりチェックしてほしい。 ・本、ゲルマニウムラジオ(若い人は知らないだろうけれども)、合わせ鏡、万華鏡と、異世界の人物とコミュ ニケーションをとるための道具がおもしろいのはいいのだが、コミュニケーションギャップを乗り越える方法 についての考察が不十分。例えば、杜子春は中国人でも、本が日本語だから文字でやりとりできるとか。もと が短編だから枚数に制限がある、というのは困る。一工夫ほしい。 ・「杜子春の失敗」や「蜘蛛の糸の崩壊」程度ならどうということもないが、「河童の攪乱」のグロテスクさは どうだろうか。私の記憶違いで本家の『河童』もグロテスクだったのかと思って、文庫を買い直してチェック したら、やはりこの作者のオリジナルだった。少しやり過ぎの感がある。こういうのが好きだという人もいる だろうけれども、私は登場人物と同じように吐きそうになった。 | ||||
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小林泰三の作品には何故かよく彼の別作品のキャラがゲスト出演する。 そういうキャラはだいたい物語の終盤に登場し、メタ的な力を持っていて、ジョーカー的活躍をしたあげくせっかくの作品世界を脱構築しちゃうんだけど、正直そのパターンは食傷気味だ。 何度も繰り返すような面白い演出でもあるまいに、このパターンが頻出する理由がよくわからない。 まさかとは思うけど、作者的にはファンサービスのつもりなんだろうか。 | ||||
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