(短編集)
彼女たちの事情
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 | 2020年06月10日 彼女たちの事情 決定版 (光文社文庫) 十二年連れ添ったペットを亡くした女性、仕事中の夫からの電話に苛立つ主婦、披露宴で友人のスピーチを聞く新婦、娘から結婚の相談をされる母、母の遺品から見つかった一通の手紙…。あなたの身近にもきっといる、普通の“彼女”たちの普通じゃない“事情”二十編。まさかの展開に驚き、ゾッとして、ほろりとさせられる掌編集。書下ろし新作も加えた決定版!!(「BOOK」データベースより) |
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| 新津さんの短編は大変面白くはずれがないです。この本は以前発表されたものを集めたものなので、私はほとんど読んでいました。でも、初めて読む人にとっては作者にハマるきっかけになるくらい面白いと思います。 | ||||
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| とにかく面白い短編集である。ブラックユーモアのスパイスがたっぷりかかった、ショート・ショートである。『あなた借りた本』では、結婚披露宴でのスピーチがヒートアップして、新婦に危機が訪れる。よくある話ですが、これを見事に新津流にまで仕上げたのはさすがである。『紫陽花』では、ホラーの傑作である。新津きよみの良さが、ギッシリ詰まった傑作ショート・ショートである。 | ||||
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| 個人的に長編ものを読んでると短編物が読みたくなります。例えば忙しい毎日の中でも少しの時間で読書をしたい人にはこういう短編物はたまらないと思いますね。それに新津きよみさんの作品は、とても女性向きな作品が多いと思います。中でもこの作品は普段あまり本を読まないって方にも読みやすい作品、とてもリアルなところが良かったです。きっと新津さんの本がもっと読みたくなると思います。 | ||||
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| この本の中には１７という数の短編小説が入っている。ミステリー・ホラーという名前の通り、何だか薄気味悪い内容あり、そこまでやるの・・・という内容あり、読んでスッキリするというよりも、何だか不気味な小説を読んでしまったなぁ・・・と思いつつ、もしかしたらこれは明日の自分かも？と思ったり・・・。後半、子どもを題材にした内容が多く、それがとても日常的によくある光景を含んでいるので、そのあたりがリアルで新津さんの小説らしいと思う。 | ||||
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