名探偵は嘘をつかない
- 本格ミステリ (563)
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この作家さんの「午後のチャイムが鳴るまでは」という本を息子がとても気に入ったので、デビュー作である本作を購入してみました とても面白いとのことです | ||||
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独りよがりの権化みたいな小説で何が何だかわからない 探偵機関?とかいう設定だの裁判だのもよくわからないのにゲームだの転生だのなんだの言い出して視点が章内でコロコロコロコロ変わるので非常に読みづらい 今はいつ?どこ?おまえ誰?なんの話をしてんの? しかも拷問かと思うぐらい長い 最後どうなったかわかんない小説なんて初めて読んだわw えっ、これ同人誌? | ||||
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探偵機関という組織があるので、まずそこが現実世界と違う。そして、死者が神様の力を借りて幽霊としてこの世に他人の体の借りて生前の記憶を持ったまま戻ってくるという特別な設定の上に出来上がってる作品。レビューを読んで買ったはずなのに、そのことを忘れていて、いきなりの展開にびっくりした。 どうなるのかな・・と思いながら読んでいたけれど、そこはちゃんと辻褄があるようになっていて、ちゃんと納得のいく結末がまっている。なかなか読み応えのある作品だった。ただ、私の理解力が低いせいか、推理の内容がなんど読んでも、ん?と思ってしまう。なので、そこはなんとなく読み進めてしまったが、それでも十分楽しめた。ただ、ネタバレになってしまうかもしれないけれど、幽霊として戻った兄の存在をしって、簡単に姉さんと呼べるようになるものか・・・それがずっと気になっていました(笑) そして、"優玲"という明担当の"神様"の下僕が実は阿久津が中学生の時に犯した殺人の被害者の早苗(9歳)である点、優子が既に誰かに<転生>した事、このため明が<転生>するための条件を"神様"に尋ねるが、そのルールの説明がロジカル・ミステリの香り満載。特に、"神様"の担当範囲が肉体(例えば、バラバラ死体でも修復出来る)であって<魂>は本人のモノがそのまま残るという<転生>のルールの障壁が可笑しいと共に肝("神様"は早苗をワザと<魂>のまま残している)。一方、告訴側の代表者は19年前の早苗の事件の担当刑事の黒崎。結局、早苗の事件が<弾劾裁判>の鍵となる訳だ。そして、この事件に関する阿久津(被疑者だが)の推理はロジックの連鎖で精緻を極めている。一方、早苗の陰謀(?)で阿久津のために自殺(自殺者が<転生>に相応しいというルール)に追いやられた星影へと明が<転生>して裁判に臨む("つかさ"を見守り、<転生>した優子と再会する)という展開も気が利いている。 そして、<弾劾裁判>が劇的な終幕を告げたと思った瞬間、地震が起きて裁判所が崩れ、そこから<非公式裁判>が行なわれるという点が作者の狙いだった。ここでも、それまでの伏線を全て回収して精緻なロジックを展開する作者の姿勢には感服した。「真相を明らかにする事が必ずしも人々を幸せにしない」という隠れテーマは後の「**館の殺人」と通底しているが、本作のエンターテインメントに徹した作風の方が数段優れていると思った。<転生>が多過ぎるといった瑕疵を"荒業"で乗り越える辺りの剛腕にも感心する傑作だと思った。 | ||||
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阿津川氏の作品は数作読んで、どれも凝った設定で楽しめた。このデビュー作はなんとなく装丁が子供っぽくて読んでなかったのだが、作品が無くなってきて今回読ませてもらった。 ジャンルで言えば緻密なロジックで殺人事件の真相を追いかけるわけだから本格モノになるが、この凝った『探偵』と言う職業の設定に始まり、二転三転するだけでなく、次々と起こる事象はこちらの想像の斜め45度上をいく展開。 もはやロジック遊び的な部分もあるが、それすらも本格モノの真髄の一つではあるから、話の展開に身を委ねて楽しんだ。 それにしてもよくぞこんなストーリーを考えられるものだ。まさに異才。 | ||||
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