星詠師の記憶



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初公開日(参考)2018年10月
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長編小説

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星詠師の記憶 (光文社文庫)

2021年10月13日 星詠師の記憶 (光文社文庫)

被疑者を射殺してしまったことで、一週間の自主謹慎に入った刑事の獅堂は、故郷の村を訪れている。突然、学ランの少年・香島が、彼の慕う人物が殺人事件の犯人として容疑をかけられている、と救いを求めてきた。殺人の一部始終が記録されている証拠の映像は、紫水晶の中にあり、自分たちはその水晶を研究している〈星詠会〉の研究員であると語るのだが――。(「BOOK」データベースより)




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星詠師の記憶の総合評価:7.20/10点レビュー 5件。Cランク


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No.5:
(3pt)

なかなか楽しめましたが

普通の推理小説とは違い、水晶に未来を映し出せる、そして、それは必ず起こること、という設定の元でのお話なので、文章を理解するのが難解なところが結構ありました。いよいよ!という最後の謎解きの場面も、ん??どういう意味?と何度も読み返しましたが、結局意味が分からなかったところもありました。私の理解力がないだけなのかな?それまでがなかなか面白かっただけに、もっとすっきりしたかったです。
星詠師の記憶 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:星詠師の記憶 (光文社文庫)より
4334792561
No.4:
(4pt)

この作家の真骨頂?複雑に入り組んだ過去と現在の謎が一気に収束するラストは見事

最近の作家らしく、本格物と言っても超変化球。
未来を予測できる人々(星詠師)を中心とした組織内で起きる殺人事件。当然、証拠として未来を予測した動画が犯人を示している…、という凝った設定。

他の作品と同じく、錯綜した謎が整然と解決されるラストは圧巻だが、あまりにも精緻すぎてややこしいレベル。なんといっても過去と未来が複雑に絡んでいて、読んでいてもこちらがこんがらがってしまう。

それでも、星詠師という架空の設定をリアルに肉付けしてあり最後まで楽しめた。

ただし、キャラがどれも作り物めいていてあまり魅力がないのが残念だし、会話が不自然なのも残念。
星詠師の記憶 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:星詠師の記憶 (光文社文庫)より
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No.3:
(4pt)

正真正銘の「パズラー」だと思う

【本作品を選んだ理由】
デビュー作「名探偵は嘘をつかない」を始めとして、作者の発表した本格ミステリの諸作品を読み、この作家の手腕を高く評価してきました。
今回は、長編第2作である本作品を手に取ってみました。

【率直な感想】
本格ミステリの新鋭としての手腕を思う存分楽しむことの出来た秀作であったと感じています。

作者は、「特殊設定」を得意としているようです。
「名探偵は嘘をつかない」では、「国家資格としての探偵士」が活躍するという設定。
「透明人間は密室に潜む」では、「透明人間病」という病が流行しているという設定。
そして、本作品では、未笠木村という場所で採掘される「水晶」には、水晶を使って未来を見る能力をもつ「星詠師」が将来見る光景が主観映像で記録されている、という設定です。

この水晶を研究している「星詠会」の創始者であり、「大星詠師」である石神赤司が死亡。警察は自殺と判断した。
そんなある日、自主謹慎中の獅童刑事が、村を訪れる。
そこへ、「星詠会」の研究員、香島が、あれは、じつは殺人だった、犯人を探してほしいと依頼。
殺人の一部始終が記録されている水晶があり、その情報はデジタル技術で、特殊能力なしに観ることが可能だという。
その映像を観た獅童の推理が始まった…。

本格ミステリの中でも、特に論理的な推理を中心に物語が進行するものを「パズラー」と呼びますが、本作品は、正に「パズラー」と呼ぶに相応しい作品と言えます。
こうした小説は、物語展開に面白みはほとんどなく、探偵役が推理し、仮説を提示。それが、新しい手掛かりにより否定されると、矛盾を解消するために、探偵役が新たな推理を語り…といったものなので、読者の好みがはっきりと分かれるものになっているように思います。

私は、次の2点で、本作品を高く評価します。

<後期クイーン的問題>
上記の用語は、本格ミステリを沢山読んでいくと、必ず遭遇するもの。
パズラーが抱えるある問題点のひとつなのですが、本作品では、その点をクリアするための推理が展開されています。
この「クイーン的問題」を知らないで読み進めると、もちろん推理を楽しむことは出来るけれども、探偵役が何故、その部分に拘っているのか、分からなくなる恐れがあります。
でも、逆に、知っていれば、その探偵役の拘りが分かり、より作品を楽しむことが出来るのではないか、と感じました。

<あのテーマが使われている>
これまで読んできた作者の諸作品を読んでいると、かつての本格ミステリ作品で、たびたび取り入れられてきたテーマの新機軸を狙ったものが多く見られます。
本作品でも、本格ミステリを読んできたならば、お馴染みのテーマが扱われています。
この作品が優れているとともに、「新機軸」だと感じたのは、以下の理由から。
そのテーマは、通常は、事件が発生し、しばらくすると、読者は「あのテーマ」か、と気づくものなのです。
ところが、本作品では、ラスト近くまで、「気づかない」。
これは、本当に凄いことです。
こんな形で、あのテーマを取り上げた作品を私は知りません。

【全体評価】
以上、作者が優れた本格ミステリの書き手であることを再認識させられた作品でした。
星詠師の記憶 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:星詠師の記憶 (光文社文庫)より
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No.2:
(5pt)

「未来視」を扱った特殊設定ミステリの佳作

『星詠会』なる未来視研究グループの内部で起こった殺人を、休職中の刑事がひょんなことから捜査することになる特殊設定ミステリ。

「未来視」を作中に取り入れているが、その設定にきっちり歴史と背景、条件が用意され、説得力が与えられている点がまずすばらしい。おかげで本来ありえないはずの設定が飲み込みやすく、またそれを前提にした捜査と謎解きにも一定のリアリティがある。解決もきちんと設定を生かしつつ盲点を突くもので、煩雑ながらも論点が整理されており、飲み込みやすい。おもしろかった。
星詠師の記憶 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:星詠師の記憶 (光文社文庫)より
4334792561
No.1:
(2pt)

トリックが煩雑すぎる

未来予知が出来る水晶を研究する施設で殺人が起き、休職中の刑事が真相に挑む。未来予知ができるということを前提として、筋の展開、トリックなどが考えられている。アイデアとしては面白いし、主人公の真相解明への熱意が伝わってくるのだが、いかんせんトリックがややこしすぎるし、殺人動機にも納得しがたいところがある。もう一息か。
星詠師の記憶 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:星詠師の記憶 (光文社文庫)より
4334792561



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