名探偵のはらわた

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種別
長編
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あらすじ

2023年02月25日 名探偵のはらわた (新潮文庫)

「亘君、君は真実を語るべきだ」農薬コーラ毒殺魔、局部切断女、そして恐怖の三十人殺し!昭和史に残る極悪犯罪者たちが地獄の淵から甦り、現代日本で殺戮の限りを尽くす。空前絶後の惨劇に立ち上がった伝説の名探偵は、推理の力でこの悪夢を止められるのか。「疑えーそして真実を見抜け」二度読み必至の鮮やかな伏線回収、緻密な論理による美しき多重解決。本格ミステリの神髄、ここにあり。(「BOOK」データベースより)

評判

名探偵のはらわたの評価:

6.50/10点 レビュー 2件。 B ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点6.50pt

名探偵のはらわたの総合評価:

7.07/10点 レビュー 29件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全2件 1〜2 1/1ページ
No.2
(5pt)

名探偵のはらわたの感想

著者の作風を変えた一冊。
著者の作品と言えば鬼畜系のグロ系。世の中そんな印象になっていましたが、本書はその要素を無くして本格ミステリの仕掛けや謎解きに重き置いた一冊となっていました。著者のイメージを変える勝負作品とも感じます。

物語は昭和の殺人鬼vs名探偵もの。
タイトルは映画『死霊のはらわた』のオマージュ。若者達が悪霊を甦らせてしまうという映画同様、本書は実在した昭和の殺人鬼の魂が現代に甦り、人に乗り移り事件を犯すというもの。津山事件や阿部定事件といった小説お馴染みの有名所を題材に、それに模した事件と悪霊が乗り移った犯人を暴き倒すという物語。

過去の事件をオリジナルな解釈と仕掛けを施したミステリとなっているのが面白い。
江戸や戦国時代などの大昔にせず、昭和の事件を取り扱っている点についても、雰囲気も然ることながらミステリとして巧く活用していたのが見事でした。持ち味であると設定付けされているグロや鬼畜がなくても本格ミステリとして面白い作品が描けると感じました。昭和の事件を模した見立て殺人の部類ですが、描き方、物語の設定が現代的で良かったです。

作品単体は良かったのですが個人的な好みの点数は少し低めで。読書前の著者本の期待値とも違い、横溝時代の古い昭和の作品を読んでいる気分にもなり、読書中は古く重めであまり楽しめなかったのが正直な所でした。

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egut
T4OQ1KM0
No.1
(8pt)

名探偵のはらわたの感想


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氣學師
S90TRJAH

Amazonレビュー

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No.27
(4pt)

私にとっては新鮮!

あまり読んだことがないストーリーで、次が楽しみで一気読みしちゃいました。ただし、探偵物として謎解きみたいな感じではないです。
名探偵のはらわた (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 名探偵のはらわた (新潮文庫)より
4101044813
No.26
(4pt)

私にとっては新鮮!

あまり読んだことがないストーリーで、次が楽しみで一気読みしちゃいました。ただし、探偵物として謎解きみたいな感じではないです。
名探偵のはらわた Amazon書評・レビュー: 名探偵のはらわたより
4103535210
No.25
(5pt)

大変面白かったです

連作中短編形式の本格ミステリで、収録されている作品はどれも質が高い。

いずれの作品でも意外な真相が明らかにされるが、状況の変化によってではなく、緻密な推理の積み重ねによって意外性が演出されているのが凄い。離れ技といってもよい。

本格ミステリの醍醐味を堪能出来て、大変面白かったです。
名探偵のはらわた (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 名探偵のはらわた (新潮文庫)より
4101044813
No.24
(5pt)

大変面白かったです

連作中短編形式の本格ミステリで、収録されている作品はどれも質が高い。

いずれの作品でも意外な真相が明らかにされるが、状況の変化によってではなく、緻密な推理の積み重ねによって意外性が演出されているのが凄い。離れ技といってもよい。

本格ミステリの醍醐味を堪能出来て、大変面白かったです。
名探偵のはらわた Amazon書評・レビュー: 名探偵のはらわたより
4103535210
No.23
(5pt)

他にはない独自の世界観を見事なバランス感覚で書き上げた傑作。ただ、装丁は変えた方がいい。

タイトルの「名探偵のはらわた」一つとっても、多重な意味合いを本編中にちりばめ、最終的に回収して終わるという見事な技量を感じることができる作品だった。特に序章という位置づけの「神咒寺事件」は最高級の傑作。当初はバイオレンス寄りの展開になるかと思わせ、途中からは横溝正史の世界のオールドスタイルの探偵小説物になるかと誤認させた上で、最終的には伝奇小説の世界観から真打となる探偵が登場して終わるという流れ。この奇想天外なストーリーを見事なバランス感覚で読者を引き付けたままにできるのが素晴らしい。他にも、ミステリーファンなら楽しめる視点がいくつもあり、決してキャラクター頼りではないストーリー構成が最後まで飽きさせない。実在の事件をモチーフにしている分、どうしても事件概要の説明箇所が多くなる点が冗長に感じる面が少しあるかもしれないが、全体を通じて大きなマイナスになるほどではなく、総じて傑作と呼べる作品。

ただ、唯一残念なのは装丁。アニメ調の美少女が銃を構えている装丁画は世界観と全く合っておらず、本編にも一切関係が無い。この装丁を見て読んでみようと思う読者層と、実際に満足感を得られる読者層が一致しているとは到底思えないので、これでは作者も装丁師も浮かばれないのではないか。作品評価には影響させなかったが、読んでみたら傑作だっただけに、この装丁には残念感が増した。
名探偵のはらわた (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 名探偵のはらわた (新潮文庫)より
4101044813

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