(短編集)
ぼくは化け物きみは怪物
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ぼくは化け物きみは怪物の総合評価:
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作者独自の世界観が心地よく | ||||
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「天使と怪物」は怪物的な傑作でしょう。白井智之が「名探偵のいけにえ」や「エレファントヘッド」で数多のミステリ読者を驚愕させ、その奇想に畏怖を覚えたことは記憶に新しいですが、今年も期待を裏切らないクオリティであることは保証します。 | ||||
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名探偵のはらわた、で興味を持った作家さん。 「最初の事件」、「大きな手の悪魔」、「奈々子の中で死んだ男」、「モーティリアンの手首」、「天使と怪物」の短編5編だが、「作者が作り出すSF的な世界の中で起こる、本格ミステリー」という白井智之さん独特な特徴を持つ話と「現実世界でもありえなくはない」話が織り交ぜられている。いずれの話でも起こった出来事を「その世界の中では矛盾しない」話に落とし込んでいるところは、すごい才能だと思う。 本自体のタイトルである「ぼくは化け物きみは怪物」は「天使と怪物」の中のワンシーンに由来すると思われる。細かい描写が全て無駄なく結論に落とし込まれている点、多少感傷的な読後感が残る点で「天使と怪物」が最も傑作かなと思った。 | ||||
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「本格ミステリ・ベスト10」2年連続1位! というので、ミステリー小説かと思ったが、ミステリーというよりもSF?それも、現実的なSFではなく、非現実的な空想科学の世界ですね。未来社会を描いたかと思えば、フリークショーを舞台にしたり、ブラッドベリの影響を受けているのではないかな。そのブラッドベリ的な非現実な幻想小説に、論理的推論で問題を解決するミステリーをはめ込もうとしているから、違和感が強い。ミステリーに求められる論理的な推論も、非現実の幻想空間だから許されるご都合主義と偶然に左右されている。ミステリーファンには許せないレベルだと思うが、本格ミステリ1位ということは、好きな人には強く支持されるのかもしれませんね。 ブラッドベリもミステリーもどちらも好きな私としては、幻想小説としてもミステリーとしても中途半端に感じられ、今一つ その世界を受け入れることができなかった。 | ||||
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この作者が好きな人には楽しめるんだろう。 | ||||
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白井智之の天才ぶりがつるべ打ちで堪能できてしまう超お得な短編集。 読者も出版社もそのエログロ方面にばかり注目して騒ぐのでなかなか世間に真価が伝わらない不憫な作家ではあるが、短編集だと長編に比べて幾分わかりやすくなっているかもしれない。白井智之の真骨頂はどんな壮大な奇想もミステリ的な解決に美しく収斂していくところで、その執筆量と質のアベレージからして現代最高の本格推理作家と断言できる。本作は白井作品の中では一番読みやすいので、これをとっかかりにして一人でも多くの届くべき読者のところに届きますように。 | ||||
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