一角獣・多角獣
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異色作家短編集、シオドア・スタージョン篇。 収録作それぞれに、犯罪小説、ファンタジー、SFとバラエティの富んだ作品が並んでおりますが、いずれもそのジャンルを逸脱する作品が揃っております。 この人の短編の最高傑作は「輝く断片」だと思っておりますが、本書にも有名な「ビアンカの手」が収録されており、全部は読まないでも、これだけは読んだ方がいいです。 スタージョンには色々な逸話や伝説がありますが、人格が異色だった様に思えます。そういう人だったので、何を書いてもジャンルから逸脱する作品になった様におもえます。 スタージョンの凄さを堪能出来る短編集。是非ご一読を。 | ||||
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シイジイ・・・でしたっけ。 難しくて言葉に出来ませんがまるで手塚先生の漫画を読んでいる気分になりました。 あと双子ネタが多いところとかも。 私にとってSFといえば手塚先生と藤子先生ぐらいしか知らなかったので、外国にもこういう発想のものってたくさんあったんですね(笑) 「孤独の円盤」の最後は目が潤んでしまいました。 強烈なタイトルなのは「死ね、名演奏家、死ね」ですね。 マニアックなネタかもしませんが、任天堂のゲーム「ムジュラの仮面」のグルグルさんのエピソードを思い出すようなお話でした。 | ||||
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本当に充実した読書時間を提供してくれた まさに「良書」といえる本だと思います。 まずすばらしいのは展開のよさ、でしょう。 それと短いながらも読者にインパクトを与えてくれる作品。 それはまるで映画の感動シーンのごときラストを 提供してくれる「孤独の円盤」に強く出ています。 その最後の数行の力は映画とひけをとりません。 むしろ映画化してくれ、と懇願したいぐらいです。 SFのような作品もあれば ミステリーテイストの強い作品もあります。 特に「死ね、名演奏家、死ね」は 嫉妬に狂ってリーダーを殺した男の悲劇が リアルに描かれています。 なおさらほかのメンバーがあることをしたがために。 なぞの言葉「シジジイ」が 出てくる作品もあり、本当に 飽きずに読める作品でした。 | ||||
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この作品集に収録された短編は,それぞれ独立したものでそのジャンルも多岐に渡りますが, 共通した独特な雰囲気といったものがあります。 その雰囲気が端的に表れている短編が「孤独の円盤」という作品で,その中に次のような趣旨のことが 書かれています。 「生きものには言うに言われぬさびしさがあり,その大きなさびしさを生き物同士で分かちあわねばならない」 そして,「孤独の円盤」以外の短編のどの作品に登場する人物においても,どこか「さびしさ」のようなものを 持っているのです。 あるものは,そのさびしさを受け入れ,あるものはさびしさに発狂し,あるものはさびしさを否定する。 収録された一篇一篇が独立した作品でありながら,かつコンセプトアルバムのような統一感あるこの作品集は 短編集としての理想の形を実現した,最良の作品集だと言えるでしょう。 | ||||
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異色作家短編集の中でも随一で「異色」という言葉が似合う、スタージョンの短編集。 スタージョンの作品は変だ。変だが、奇妙な魅力がある。 いきなり船から海に突き落とされて、「えっ?」と思う間に救助ロープがおりてきて 「やれやれ助かった」とロープをにぎった瞬間、ロープがばっさり切られて呆然とする。 スタージョン作品の読感はこんな感じ。 好きな人はカルト的に愛するし、苦手な人は「分からん……」と頭を抱えることだろう。ちなみに、私はけっこう好き。 おすすめは「ビアンカの手」「熊人形」「孤独の円盤」「監房ともだち」「死ね、名演奏家、死ね」。 「「お眠り」と怪物が言った。口のなかに血がいっぱい詰まっているので、怪物は耳でしゃべった」 というような、気が狂いそうな美文(?)があるのも特徴。 強烈で鮮烈な軌跡を残して墜落する、隕石みたいな短編集。 一度読んだら二度と忘れられない。それがスタージョンなのである。 | ||||
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