不思議のひと触れ
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不意に手にとって読んでみた、という流れで読むと評価が上がる気がする。 でも勧めたり勧められたりには不向きかな… いつの世にも置いててほしい作品だとは思う。 孤独の円盤について "どんな孤独にもおわりがある" には"止まない雨はない"類を感じたんだけど、他の解釈はあるんでしょうか。 かつてこの著者に救われた人が沢山いただろうな〜 | ||||
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異色作家の中でもかなり特異な作風で知られる作家の短編を集めた短編集。 はっきり言って収録作全部それ程面白くありませんでした。SF、ホラー、ファンタジー、ミステリ等バラエティにとんだ作品を幅広く集めていてセンスはいいですが、この短編集でこの作家の真の力量を推し量ることは少し厳しいと思いました。やはり長編の「きみの血を」や短編の「ビアンカの手」「輝く断片」等を読んでみることをお勧めします。でも普通の作家とは違う真っ当でなさは行間から読み取れるのでそれなりに興味深くはありましたが。 あと解説でこの作家の評伝が短いながらもまとめてあり、今まであまり知らなかったので参考になりました。 損をしたとは言いませんがやはり私みたいなマニア向けかも。人に勧めるかどうかは微妙でした。好きな作家なので残念です。 | ||||
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本書にはスタージョンの傑作短編作品から10編が収録されています。 「孤独の円盤」については,作品集「一角獣・多角獣」小笠原豊樹翻訳にて既読でしたが,本作収録の白石朗翻訳もとても良いです。 本作品集のうち,私のお気に入りは「タンディの物語」です。 子どもが中心人物として描かれる作品が二編「影よ,影よ,影の国」「タンディの物語」収録されていますが,これがいずれも素晴らしい。こどもの心の動きを見事に描写しています。そして「タンディの物語」では,更に一歩踏み込み,自らの子どもの変化を静かに,幸福に,おびえとともに見つめ続ける母親の気持ちが,じわじわと伝わります。 また,「タンディの物語」では,冒頭の1章がユニークです。この物語のレシピが記載され,それが何のことなのかさっぱりなのですが,物語が進むにつれて,ああ巧いなあと思わせる展開をみせます。 そのほかの作品も充実しており,お得な感がある作品集となっています。 では,表題作「不思議のひと触れ」から印象的な部分を抜粋します。 「どこにでもいる平凡な男に,不思議のひと触れが加わると,ほら,見てごらん。ほんのちょっとしたことでいい。たった一度でもいい。そしたら,そこから先,彼の人生は死ぬまでずっと本物なんだよ」 | ||||
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買いだとは思いますが、年を取るに従い短編がさほど好きではなくなったという個人的な事情もあってか、デビュー作である「高額保険」を最初に読んで、なぜだか「しまった」という思いに襲われました。若かった時に読んでいれば、もっと楽しむことができたはずという慚愧の念ばかりが残ったように思います。推理ものという言葉だけでは片付けられない不思議な手触りの小品が並んでおり、若ければ若いほど楽しめる佳作揃いの短編集です。 | ||||
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この短編集は前作の海を失った男とは異なり、非常に分かりやすい話が詰まっている。 といっても曲者スタージョンにかかればありふれたプロットがたちまち不可思議な佇まいになる。 丹念に紡がれた文章を夢中で追っているうちに味わい深い結末と出会った。 どんな孤独にもおわりがある。 スタージョンという作家はジャンルにとらわれなかった人なんだなと改めて感じた。 | ||||
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