(短編集)

輝く断片



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輝く断片 (河出文庫)

2010年10月05日 輝く断片 (河出文庫)

雨降る夜に瀕死の女をひろった男。友達もいない孤独な男は決意する――切ない感動に満ちた名作8篇を収録した、異色ミステリ傑作選。第36回星雲賞海外短編部門受賞「ニュースの時間です」収録。 (「BOOK」データベースより)




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No.22:
(1pt)

汚い

ゴミ、汚れ
輝く断片 (河出文庫)Amazon書評・レビュー:輝く断片 (河出文庫)より
4309463444
No.21:
(4pt)

異色作家の異能ぶりを堪能できる短編集。

シオドア・スタージョンのミステリ寄りの短編を集めた短編集。
個人的な事を言うと、SFは好きで読むのですが、基本的に門外漢なせいかよく判らないで読み終わってしまう物が多く、実を言えば本書も殆どの作品をよく判らないまま読み終えてしまったのですが、この著者の異能ぶりは堪能できました。やはりこの人は他の人にはない特別な才能があったとしか思えない、異色作家だったのだなという感を強くしました。
殆ど判らなかったと書きましたが、一篇だけ凄くよく判った作品がありまして、それが表題作の「輝く断片」で以前雑誌に掲載された時読み、その不快さに驚きましたが、今回20年ぶりに読み返しても20年前と全く変わらない不快感を持ち、その内容の凄さに驚かされました。よくここまで不快な小説が書けるなと感心してしまいます。本書を読む人は他の収録作は後でもいいので、これだけは絶対に読んだ方がいいと思います。☆もこれが収録されているので一つ足しました。
異色作家の才気を確認できる短編集。機会があったら是非。
輝く断片 (河出文庫)Amazon書評・レビュー:輝く断片 (河出文庫)より
4309463444
No.20:
(5pt)

孤高の異色作家

1941~1959年に書かれた短編を八篇収録している。日本で独自に編集された短編集だ。大森望が選りすぐっただけに、クォリティがめちゃくちゃ高い。

『取り替え子』若夫婦が生意気な「取り替え子」の面倒を見る。SF系ギャグ漫画のような軽快なコントだ。結末は楽しいが、翻訳家泣かせだな。
『ミドリザルとの情事』マッチョ男が大人しい男に説教する。で、なぜこんなオチになるんだ。何を言いたいのかよくわからない。が、妙に印象に残る。
『旅する巌』「スタージョンという作家は、どこから着想を得るのか理解不能だ」と書いていたのは、水鏡子だったかな。本作はその典型だ。
エージェントが傑作短編を書いた作家を訪問する。作家は繊細な作風とは似ても似つかぬ粗暴な男だった。この発端で、なぜこんな展開になるのか。

『ニュースの時間です』狂い方がひどすぎ。ついていけない。
『君微笑めば』趣味で迷宮入り殺人を調べている男のモノローグから始まる。切れ味鋭い江戸川乱歩という感じ。
『マエストロを殺せ』有名バンドのMCが才能抜群のリーダーに殺意を抱く。
唖然とするような意外な動機と予測不可能な展開に魅了される。完成度では本作が一番だろう。

『ルウェリンの犯罪』無気力な男としっかり者の女が同棲している。作者は情けない男を描くのが上手い。共感をおぼえるのは、私も情けない怠け者だからか。前例がないような奇天烈な結末を迎える。
表題作は他の作品ほどの意外性はないが、最もお気に入りの一篇である。
知能の低い清掃係の男が、ギャングに半殺しにされた女を拾った。男は意識のない女を甲斐甲斐しく世話する。ディテールのねっちりした書き込みに引き込まれる。「おれやる、全部やる」。変種の恋愛小説かと思ったが、そんなヌルいものではなかった。強いて言えばサスペンスかな。

収録作の大半は、ジャンル分け不可能だ。SF寄りとミステリ寄りに大別できなくもないが、ジャンルの王道からは完全に外れている。
桁外れの個性が宝石のように輝く異色作家だ。
輝く断片 (河出文庫)Amazon書評・レビュー:輝く断片 (河出文庫)より
4309463444
No.19:
(3pt)

短編毎に出来不出来の差が大きく、好みが別れるアンソロジーか

表題作の他、「取り替え子」、「ミドリザルとの情事」、「旅する巌」、「君微笑めば」、「ニュースの時間です」、「マエストロを探せ」、「ルウェリンの犯罪」の全8つの短編を収めたアンソロジー。私は作者の作品は初読で、作者はSF作家として名高い由だが、本作でSFの香りがするのは「旅する巌」のみで、後は狂気と正気の境目、人生における人間の見方の皮相性へのアイロニーと言ったものを描いている様に映った。ただし、短編毎に出来不出来の差が大きく、本アンソロジーに対する好みは読者によって相当別れるのではないか。

冒頭の「取り替え子」は、堕天使を登場させた人情物だが、平凡に堕するという他はない。「旅する巌」は、売れないSF作家の現状を苦し紛れにそのまま綴っただけで、これまた頂けない。人類の幸せをテーマにしているかの様な終盤はまさに噴飯物である。「ニュースの時間です」は、狂気と正気の境目を描いた作品の内の一編だが、ストーリーや設定に曲がない、というよりは無理があり過ぎて読むのが辛い。表題作も同様の一編だが、編者が力説する程には迫力を感じなかった。

一方、「ミドリザルとの情事」は、アメリカ人らしい開放的(艶笑的)なジョークなのだが、見方によっては、世の中の偏見に対する抗議とも取れる深い(?)一編。「マエストロを探せ」は、恐らく本アンソロジー中で一番の出来で、ジャズ小説兼サイコ小説といった趣きを持つ一風変わった作品。本短編には惹き付けられた。また、「ルウェリンの犯罪」は、やはり狂気と正気の境目を描いた作品の内の一編だが、チェスタトン的逆説の味わいを持った愉快な仕上がり。「君微笑めば」も、似た味わいのある作品なのだが、オチが早い段階で分かってしまうのが難点か。

どうやら、強引な設定やテーマであっても、とにかく筆力で自分なりに描き切ってしまうというのが作者の作風らしい。それが読者にヒットすれば強い印象を残すし、逆に空振りの危険性も高い難しい作家という印象を受けた。興味を持たれた方はご一読を。
輝く断片 (河出文庫)Amazon書評・レビュー:輝く断片 (河出文庫)より
4309463444
No.18:
(5pt)

作家の奇想のきらめきこそ輝く断片

この「奇想コレクション」という叢書が登場したとき、スタージョンを出したいがためのシリーズじゃないのかな、と思いました。
そのくらい「奇想」という言葉--奇妙でも幻想でもない--のにぴったりの作家だと思います。

本書もいかにもスタージョンらしい、不安定で線が細く、でも力強い煌めきをたたえた奇想に満ちています。
表題作に代表される、時に痛ましいくらいのエキセントリックで純粋な人物、痛ましいくらいのストーリーの展開。この「痛ましい」匂いには、単純に大好きと言ってしまっていいのか、判断を留保させるものがあります。1作毎に、作品の質としての善し悪しとは別に、この作家への好悪を試されるような居心地の悪さ。
「好き」よりも「気になる」、むしろ「気にかかる」という表現を使いたい魅力があります。

「輝く断片」というタイトルは、この作家のキャッチフレーズとしてそのまま通用すると思います。
輝く断片 (河出文庫)Amazon書評・レビュー:輝く断片 (河出文庫)より
4309463444



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