すべての美しい馬
- 青春小説 (221)
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文学としての評価は定まっているので、付け加えることはありません。素晴らしい自然描写。 昔単行本で読もうとして2段組みがつらくて挫折したのですが 文庫は文字も大きめですらすら読めます。 国境三部作をepi文庫で買いそろえました。 | ||||
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二人の少年がたどる数奇な運命。 運命の歯車が狂いだすきっかけは、ある一人の少年に出会ったがためでした。 そして少年の一人が一人の女性に恋をし、一線を越えたがために 結果二人ともはめられ、暴力が支配する地獄へと落とされたのです。 しかしながら相棒が手を差し伸べ、その地獄からは解放されます。 そして愛する女性が抱える運命を恋をした少年は伝えられるのです。 結果はもうお判りでしょう。読者の望む展開にはなりません。 ですがそれでもこの作品は、美しいのです。 悲しい展開でも、ただただ、美しいのです。 ハードボイルド作品として間違いのない作品でしょう。 | ||||
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秩序を求めるアメリカと、無秩序で実力至上主義なメキシコ 前半はテキサスからメキシコに渡るまでの情景描写が印象的で、過酷な道のりだが、後半のメキシコ編に比べると穏やか。青春時代の冒険といった感じ。 徐々に不穏な雰囲気になり、メキシコで無秩序な環境で生き抜く主人公たちのどんどんたくましくなる様子もまた、対比できる。 ものすごく読みにくい、さらに三部作の長編。最初の数十ページで心折れた私のような人は、まず映画から観てもいいと思います。 | ||||
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「ALL THE PRETTY HORSES」という原題にあるように馬に関する描写が見事でその場面こそジョン・グレイディ・コールにとって幸福の時間であり物語の鮮烈さと対比が際立つ。 テキサスから抜け出し国境を超えた二人のどんな状況に陥っても揺るがない友情。 アレハンドラと再会を果たすまでの展開は抜群。至高の恋。確かにそうだ。 残念なのは戦後間もないアメリカとは言え多分こんな16歳は存在しないだろう。猛者揃いの刑務所で大人相手に立ち回れるはずは無く、警察署長を人質にして3頭の馬を引き連れ逃亡する件もちょっと想像しずらい。 大叔母が何故二人の仲を認めないのか?メキシコ革命を軸に語られる国家と一族と自身の変遷は壮絶で脳裏に刻まれる。巻末に解説者が映像化するならペキンパーで監督して欲しかったと述べているが、評者もブレヴィンズが連行され森の奥に消える場面で「ヤングガン」を。メキシコという国の不条理に「ワイルドバンチ」を彷彿した。50年代に量産された西部劇とはその位異質。 「血と暴力の国」を映画化した「ノーカントリー」はこの作家特有の文学的比喩を旨く映像化していたがマット・デイモン主演の「すべての美しい馬 」はただの青春映画になってる。因みにコインの裏と表の比喩はここでも登場する。 再び国境を越え国に戻り判事や教会の牧師等との会話に何かしら啓示のような物が現れているのかと思いきや意外とそうでもない。説教臭さは無いが要は冗長なのだ。しかし散文の中に鏤められた印象深い箇所は何度も読み返したくなるので「越境」「平原の町」も是非読んでみたい。 | ||||
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この作者の文章は、とっても読みにくい。でも、それが味です。 馬と少年の話。ロードムービー風。この少年が高倉健みたいで、えらくかっこいい。 友人を裏切らない。愛した女には一途。 記憶に残る主人公です。 | ||||
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