ザ・ロード
- 終末もの (19)
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全1件 1~1 1/1ページ
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金太郎飴のような淡々とした冒険小説でした。荒廃した近未来をただ歩いていくだけの日記でした。この小説を「最高」と評価している人がいますが、どこが良いのかわかりません。映像になるとまた違うのかもしれませんが。映画「カントリー」の原作者だということで期待したのですが見事に裏切られました。 | ||||
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自分が娘と旅をしているような感覚になる。絶望の中、たまに生き延び、でも確実に衰弱していく。読むのがツラくなるが、読み進めずにはいられない。グッと心を握られた。 | ||||
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当初、この作品を読み進めていく中で「世界観」がうまく描けていないように思われたので、非常に気を悪くした。 とりわけて、SF小説的にも映画的にも印象的な出来事がない中で、 次々と食料や物資を“補給できているところ”が余計つまらなさに拍車がかかり、 また自然描写が極端に少ないところ、現在地や時間性が削ぎ落とされているといった不自由の中、 決定的なのは訳者の力量不足、著者本人がどれくらいこういったSFの知識と技量を持っているのか 全く不明瞭なところが随所に見えてきたので、この作品との付き合いをやめてしまおうかと思った。 しかし、最後で父が亡くなるところを見ると、 急にヒトの親としての情緒が生まれ出し、乾いた涙が出てきた。 そこから作品を振り返るに、ショッピグカートというヴィークルに親子が乗り、 「善なるもの」という「火」を荒廃した灰色の極寒の地から“南へ”運ぶ直線的な動線が なんとも言えず、これは文学的なものに成っているのではないか?と ぐぐぐっと存在感が増してきた。 運命共同体という中での善なるものを求めての旅。 息子に現実を教えなくてはならない、あるいは見せたくない、 しかし最後は守らなくてはならない父親の背中。 おそらく太陽が出ていたころの青葉茂る頃の大地と空を知らない 善なる心を持っている息子の存在は子連れ狼を例に出すまでもなく、十分文学的である。 ただ、惜しむべくはそこまでの世界観と導線を読者に埋没させることに、 この著者と翻訳者は成功させることができたのか?という一点に尽きると思う。 描き方と舞台の演出、会話の構造やちょっとした過去について、、 これらの提示が足りてなかったことに非常に惜しまれるし、残念に思われた。 また、これが外国小説初めての方や名称や書店での売り込みについ購入してしまった読者諸氏には ハードルが高かったのではないだろうか? 映画もあるようなので、機会があったら観てみたい。 | ||||
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ポストアポカリプス系のSF小説が好きなので期待して本書を取った 小説の内容はとてもよかった。荒廃した世界を乗り越えようとする二人の親子の信頼と愛情を描いた物語は読んでいて心地よかった しかし、翻訳がとにかく癖があり、Google翻訳ばりの違和感が残る文章だった。 dead treeを枯れ枝ではなく死んだ枝と訳しているのは酷すぎる。 原書の表現なのかもしれないが、「彼は死んだ枝を集め火を起こした」は訳がストレートすぎる 内容が良いだけに残念 | ||||
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灰で曇った空、冷たい雨と雪、薙ぎ倒された森、荒れた街、黒い海、溶けたアスファルトの道。この物語の世界の全てがよそよそしい。 そんな世界を善き者である親子が南を目指しひたすら旅をしている。 親子が安住できる場所はなく、常に飢えと寒さ危険と隣り合わせである。 このよそよそしく、タフな世界にあって、少年の底抜けの純粋さと、脆さの対比が印象的であった。 何故世界はこうも荒廃したのか、火を運ぶ者とは何なのか。想像力を掻き立てられる、素晴らしい作品であった。 | ||||
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序盤の装飾された文体による詩的な情景描写の連続は このまま最後までこれが続くなら読みにくいなあとうんざりしていましたが、 この世界の設定に馴染み始めるころにはすっきりとした簡潔な文章になり、 気づいた時には物語にすっかり夢中になっていました。 親子以外の登場人物や視点が広がり始めると、 物語は断然おもしろくなっていきます。 「血と暴力の国」のような激烈さや鋭利な文体に比べるとはるかに読みやすいですが やはりマッカーシーにしか書けない魅力がこの本にも詰まっていました。 すばらしい小説でした。 | ||||
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