ザ・ロード



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初公開日(参考)2008年06月
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長編小説

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ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)

2010年05月30日 ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)

空には暗雲がたれこめ、気温は下がりつづける。目前には、植物も死に絶え、降り積もる灰に覆われて廃墟と化した世界。そのなかを父と子は、南への道をたどる。掠奪や殺人をためらわない人間たちの手から逃れ、わずかに残った食物を探し、お互いのみを生きるよすがとして―。世界は本当に終わってしまったのか?現代文学の巨匠が、荒れ果てた大陸を漂流する父子の旅路を描きあげた渾身の長篇。ピュリッツァー賞受賞作。 (「BOOK」データベースより)




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ザ・ロードの総合評価:8.24/10点レビュー 74件。Dランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(4pt)

これがピューリッツァー賞ですか

金太郎飴のような淡々とした冒険小説でした。荒廃した近未来をただ歩いていくだけの日記でした。この小説を「最高」と評価している人がいますが、どこが良いのかわかりません。映像になるとまた違うのかもしれませんが。映画「カントリー」の原作者だということで期待したのですが見事に裏切られました。

わたろう
0BCEGGR4
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.73:
(5pt)

生きるよすが

核戦争があった後であるのか、文明の崩壊し人類の数多が死滅し荒廃した世界を父と幼い男の子は旅、いや、流浪する。海へとむかって。みずからを火を運びもの、善きものと見なし。それは子を励ます父との創作であるわけだが、それは創作とばかりも言えず。言えず、というのか、そういう創作は、人にとって必要不可欠なものであり。宗教が生まれたこと、宗教のうすれた後に代わるものがでていること等思い併せれば自明なことだろう。もしくは「越す事のならぬ世が住みにくければ、住みにくい所をどれほどか、寛容げて、束の間の命を、束の間でも住みよくせねばならぬ。ここに詩人という天職が出来て、ここに画家という使命が降る。あらゆる芸術の士は人の世を長閑にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。」SFだとかエンターテイメントで馴染みのある設定だが、かつハードボイルドのように心理描写がほとんどないにも関わらず、紛れもなく純文学。叙述が的確で彩りがあり独創性があり、うつくしい。激しくはないものの、しみじみと感動のわく。それは生命の瀬戸際であり、父と子ふたり旅、ということによるものだろうか。上質なロードムービーを観るような心地を堪能できた。
ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)Amazon書評・レビュー:ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)より
4151200606
No.72:
(4pt)

子連れ狼×少女終末旅行=親子終末旅行

おそらく終末戦争が起きて荒廃し草木も枯れ寒冷化が始まった世界を舞台に、暖かい南を目指して、荷物を詰めたショッピングカートを押しながら旅する父子の話。

生き残ったわずかな人間たちは、ある者たちは武装した強盗団となり、ある者たちは人間を文字通り喰らうようになった。
そんな世界をふたり孤独に旅する親子。

自分たち以外は信用できない、とかたくなに説く父
世界が崩壊してから生まれたのに人を信じたいという子
親子の目的である「火を運ぶ」とは……?

淡々とした文章とは裏腹に以外と飽きが来ない。
ただ取り扱うテーマが重たいので元気な時に読まないとまずいです。
ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)Amazon書評・レビュー:ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)より
4151200606
No.71:
(4pt)

切なく美しくツラい

自分が娘と旅をしているような感覚になる。絶望の中、たまに生き延び、でも確実に衰弱していく。読むのがツラくなるが、読み進めずにはいられない。グッと心を握られた。
ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)Amazon書評・レビュー:ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)より
4151200606
No.70:
(3pt)

化ける可能性を秘めている

当初、この作品を読み進めていく中で「世界観」がうまく描けていないように思われたので、非常に気を悪くした。
とりわけて、SF小説的にも映画的にも印象的な出来事がない中で、
次々と食料や物資を“補給できているところ”が余計つまらなさに拍車がかかり、
また自然描写が極端に少ないところ、現在地や時間性が削ぎ落とされているといった不自由の中、
決定的なのは訳者の力量不足、著者本人がどれくらいこういったSFの知識と技量を持っているのか
全く不明瞭なところが随所に見えてきたので、この作品との付き合いをやめてしまおうかと思った。

しかし、最後で父が亡くなるところを見ると、
急にヒトの親としての情緒が生まれ出し、乾いた涙が出てきた。
そこから作品を振り返るに、ショッピグカートというヴィークルに親子が乗り、
「善なるもの」という「火」を荒廃した灰色の極寒の地から“南へ”運ぶ直線的な動線が
なんとも言えず、これは文学的なものに成っているのではないか?と
ぐぐぐっと存在感が増してきた。
運命共同体という中での善なるものを求めての旅。
息子に現実を教えなくてはならない、あるいは見せたくない、
しかし最後は守らなくてはならない父親の背中。
おそらく太陽が出ていたころの青葉茂る頃の大地と空を知らない
善なる心を持っている息子の存在は子連れ狼を例に出すまでもなく、十分文学的である。

ただ、惜しむべくはそこまでの世界観と導線を読者に埋没させることに、
この著者と翻訳者は成功させることができたのか?という一点に尽きると思う。
描き方と舞台の演出、会話の構造やちょっとした過去について、、
これらの提示が足りてなかったことに非常に惜しまれるし、残念に思われた。
また、これが外国小説初めての方や名称や書店での売り込みについ購入してしまった読者諸氏には
ハードルが高かったのではないだろうか?

映画もあるようなので、機会があったら観てみたい。
ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)Amazon書評・レビュー:ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)より
4151200606
No.69:
(3pt)

翻訳が酷く読みにくい

ポストアポカリプス系のSF小説が好きなので期待して本書を取った
小説の内容はとてもよかった。荒廃した世界を乗り越えようとする二人の親子の信頼と愛情を描いた物語は読んでいて心地よかった

しかし、翻訳がとにかく癖があり、Google翻訳ばりの違和感が残る文章だった。
dead treeを枯れ枝ではなく死んだ枝と訳しているのは酷すぎる。
原書の表現なのかもしれないが、「彼は死んだ枝を集め火を起こした」は訳がストレートすぎる
内容が良いだけに残念
ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)Amazon書評・レビュー:ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)より
4151200606



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