きれぎれ
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本当にガッカリしました。芥川賞作品ですが、私の学生時代に読んだ他の芥川賞作品よりも、格段にレベルが低いです。(ちなみに、今、私は61歳です) 内容はナンセンス漫画のようで、あるいはまた、今どきの漫才のネタのようにも感じられます。この作家さんには一定のコアなファンがいるようなので、私の感覚が古いのかも知れません。しかし、私はこのような作品を文学とは呼びたくありません。これを文学と呼べば、歴代の芥川賞作品は穢されてしまう気がします。 「きれぎれ」の冒頭は最後まで、他の箇所とのつながりが見られません。これは主人公の夢の中の話なのでしょうか?そもそも、大黒天や吉祥天女が何故、無数いるのでしょうか? 確かに、言葉遊びが上手なので、その辺はミュージシャンでもあるこの作家の、言葉に対する独特の感性は感じられます。それが刺さる人には刺さるのでしょう。それで、一定のファンがいるのかも知れません。 細かい指摘で恐縮ですが、本文中、和太鼓を日本ドラムと表現している箇所が見られました。和楽器が好きな私は、この表現に不快感を覚えます。日本ドラムと表現すると、まるで和太鼓は西洋のドラムを真似したような意味合いにもとれます。和太鼓は西洋文化とは関係なしに、日本で独自に発展してきたものです。 「人生の聖」ですが、主人公が小ぶり小体なレストランで無茶苦茶なことをするシーンは、まるで、最近の迷惑系ユーチューバーのような話ですね。読んでいて不快な気分になります。 だいぶ否定的な意見を書きましたが、共感する部分もありました。主人公が会社内の理不尽な仕打ちに憤る箇所ですが、サラリーマンなら誰しも経験することではないでしょうか。 全体的に、漫画のような表現が多く、この作品が日本文学史に新世紀を切り開いたとは全く思えません。しかし、これがこの作家の作風でこれがすごく好きという方も、広い世の中にはいるのでしょうから、まあ、そういう方はこのような作品をどうぞ読み続けて下さい。 | ||||
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最悪。 支離滅裂な内容。 よくこんなんで芥川賞とれたな。 もう二度と読まない! | ||||
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町田さんの本を初めて読んだのは「告白」でした。その素晴らしさに感動したので、その後次々と町田作品を購入ました。 その他の町田作品も相変わらず表現が笑えて面白いなぁ~とは思ったものの、あまりに極端すぎてすぐに飽きてしまったのです。 私の理解力の無さなのかもしれませんが、どれも、正直何が言いたいのか(訴えたいのか)全く分かりませんでした。 結論ですが(私個人としては)、町田作品は「告白」だけが傑作です。 | ||||
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芥川賞受賞作である町田康「きれぎれ」を読んだ。読んだ。読んだ。あぎゅー。なんやねん。ばまりごんでるやないか、俺。僕。粋やの。クラウスの眼。と、いきなり町田康の文体(?)を真似てみました。町田康は短編、長編、エッセイ含め何作か読んでいるが、それらと比べてもこの虚実時空間がメルトダウンしたブッ飛びっぷりは濃厚。でも、悪くない。 賛否が真っ二つに分かれる作品。Amazonの書評などを見ると町田ワールド絶賛の一方で、訳が分らない、読みにくい、理解出来ない、文章が破綻している、だから途中で読むのをやめた、なんてのも多い。でもね、そもそも理解しようとするのが間違い。読み易く分かり易い小説を期待しているのが間違い。これは文字によるサイケデリック・パンクですから。 巻末の解説は「町田康は粋である。粋というのはそれだけで粋なのであって、解説を加えるなど野暮の極み。洒落を絵解きしてどうするか」で始まっている。極めて同感。己の凝り固まった理屈のフィルターを通さず、そのまま受け入れる。尊敬するブルース・リー先生の言葉を借りるなら「Don’t think.Feel!」(考えるな、感じろ)ですな。この作品を読むにあたって必要なのは。 | ||||
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あえて受賞作はあとまわしにしていたのですが、そうしておいてよかったです。 もしこれを最初に読んでいたら、拒絶反応からあの傑作「告白」を読み漏らすところでした。 前衛的であることは理解できるのですが、この作品を理解することは私にはできず、また、体言止めでぶつぶつ切れる「きれぎれ」の文体を感性で楽しむこともできませんでした。 ひと言でいうと、読むのは苦役でした。 | ||||
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