グランド・フィナーレ
- クリスマス (112)
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芥川賞は本当にエログロが多いですね…。 表題のグランド・フィナーレは性犯罪者がひたすら自己を正当化しようと語り尽くし、その被害者面っぷりには開いた口が塞がらず、読むことを諦めかけたギリギリのラインで、主人公の取り巻きがズバッと説教してくれたので助かった。起承転結の「転」は予想外で面白かった。が、他の人のレビューにあるように、結はない。やや消化不良のまま、馬小屋の乙女を読む。これも結がない。その上、またも下ネタ。トンカツのあとにメンチカツ出された気分でうんざりする。なんでこんな気持ち悪い文が書けるのか。あまりにリアルすぎて作者もロリコンなんじゃないかと疑ってしまう。女性は読んでいて良い気がしないと思います。 | ||||
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書籍を読んで、Audibleで聞いて、また読んだ。いい。耳で聞いても、阿部和重氏ならではのかっこよさが伝わってくる。女性の描写、子供もいい。いきいきとしているというよりは、「ちゃんと考えて生きている」のがわかる。それは実際に考えているかどうかではなく、つまり生きるとはそういうことなのだと、あらためて教えられる。やっぱりすごい作家だ。 | ||||
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登場人物の考えの描写は多面的かつ移ろいを感じたが、結局のところ各エッセイで総じて述べたいメッセージが何なのかが掴めない…解説をくれー | ||||
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著者の作品の多くは、傍目から見て問題を抱えているのが明らかなイタいやつが主役だ。内省するほどに、自己欺瞞に陥ってしまうというパターンが見られるが、本作品は幾分おとなし目だろうか。 ロリコンが発覚し、妻や娘に愛想をつかされ、友人たちからも蔑まれている男の物語。出だしから波乱の予感だが、二部構成の後半から様相が変わってしまう。 故郷に戻った男が小学生の女子に芝居を教えるようになるのだ。破綻へむかってまっしぐらと思いきや、転調したかの如くで戸惑うばかり。キレイなまとめ方がかえって薄気味悪さを感じてしまう。 ミニシアター系の映画のワンシーンを切り取ったかのような描写が特徴的ではある。 本作品は、『ニッポニアニッポン』との接点があり、いわゆる神町サーガを形成しているんだろう。 | ||||
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彼の著書で初めて読んだ。 その印象はどうにも退屈で、芥川賞であることにも輪をかけてがっかりだった。 だがその後、『ニッポニア・ニッポン』、『インディヴィジュアル・プロジェクション』、『無情の世界』と読んでいったら 私はもう彼の虜になってしまった。 とくに『ニッポニア・ニッポン』にはドハマリした。これをきっかけに次々と彼の著書を立て続けに読んでいったのだが。 さて、正直言うと、挙げた三作品に比べるとこの『グランドフィナーレ』は正直弱い。面白くない。 にもかかわらずどうしてこれが芥川賞なのか。 まあおそらく彼のこれまでの著書の評価を鑑みて、そろそろ芥川賞をあげるべきだろうと考えたに違いない。 そしてちょうどその年に書き上げたこの『グランドフィナーレ』があったので、これに賞を与えたのだと思う。 そうでも思わないと、あまりにも作者の実力と、賞を与えた『グランドフィナーレ』の完成度に乖離がありすぎるからだ。 つまり、阿部和重はすごい作家だ。しかし、この『グランドフィナーレ』は正直、これまでの著書に比べると面白くない。 だから、これだけを読んで評価を下し、そのために『ニッポニア・ニッポン』といった彼の著書を読まないのはあまりにももったいないということだ。 | ||||
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