ミステリアス・セッティング
- 奇跡 (159)
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暴力やエログロ、自己陶酔、分裂症などといったテーマが多かった阿部和重の著作の中で本作は異質と思っていました。が、ピストルズの登場によって腑に落ちました。こういうファンタジックな作風もありなのだと。 本作はケータイ小説でリリースされた作品の書籍化とのことです。若い女性をターゲットにしているそうで、地の文は短く、改行と会話が多めになっています。そのため阿部独特の文体が消え、読みやすいです。プロット上、阿部お気に入りのモチーフも登場しますので、成人男性が純文学作品として読んでも十分楽しめます。 | ||||
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キャプテンサンダーボルトを読んで、作者の作品を読んでみたくなりました。 が、 感想としては、伏線がたくさん張られているようで、実は伏線ではないような、 あるような、長編であれば拾ってくれるのでしょうが、多々放置されていて、 気になって仕方がありません。 ストーリーは面白く読めました。 | ||||
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シオリの一連の物語はすべてよく分からん謎の爺さんが公園で語ったものだ。 自分にも相手にも裏切られ散々な目に遭わされても最後の最後には 自分自身を信じることができた女の子がいたのだ。 そしてその信じる想いが人知れず世界をも救ったのだ。 そんな事が昔あったんだと。 読後、物語の世界が現実に入り込む。もしかしたら物語の中だけではなく 我々の世界もそういう誰かの信じ願う気持ちで 今日が成り立っているのではないか。ギリギリで危ない所を 助けてもらっているのではないか。だから私達もどこかの誰かに感謝して 同じように信じるその想いを今一度考えてみるべきではないか。 CMでいうジョージアの仕事論、アニメでいうまどかマギカの世界だ。 どうだろう?そんなシオリの物語をあなたは信じることができるだろうか? 信じる事への問いは他ならぬ我々に突きつけられている。 | ||||
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バカな割に使うと思えない小難しい屁理屈や表現で思考して、内容も荒唐無稽で、本書だけではとてもついて行けない。 | ||||
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大傑作『シンセミア』『ピストルズ』の中間に位置するこの作品には相当期待をしていた。だが、その期待はあっさり裏切られた。阿部和重氏は間違いなく純文学作家であり本作も純文学だ。だが、このアイディアそのものが村上龍氏の基本構想にそっくり・・・。少女の手に謎の男から爆弾が渡されるといった構図は村上龍氏が『コインロッカー・ベイビーズ』以来得意としてきたSF的モチーフそのものだ。その上『グランドフィナーレ』同様、文章もしっかりしていない。『シンセミア』であれだけの巧さと凄味を見せた後で何故こんな凡作を書いてしまうのだろうか・・・?そして本作の次は超絶的に凄い『ピストルズ』である。『ピストルズ』読了後阿部氏への期待は物凄く膨らんでいるので、ぜひオリジナルの才能を信じて凄い大長編を待ちたい。 | ||||
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