火星に住むつもりかい?
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.20pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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すごく面白いのだが、序盤は読んでいて平和警察の横暴っぷりにイライラさせられた。正義を語る平和警察であるが、実際はただの尋問と処刑を趣味にした鬼畜といった感じだ。彼らは何のために危険人物を取り締まっているのだろう?と思わされるほど、全くの無実な人々を痛めつけるために遊んでいるようにしか見えない。 | ||||
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2015年に発売された書き下ろし長編。「平和警察」が安全を守るために市民に危険人物を密告させ、尋問(拷問)によって罪を自白させ、公開処刑によって市民の期待に応えるという、恐怖のパラレル日本を描いたディストピア小説の傑作である。 | ||||
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いつものように安定した面白さ。 | ||||
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魔女狩りを現代に蘇らせたかの様なディストピア小説。重い展開で今まで読了した伊坂作品の中では読んでいて辛かった。伊坂さん独特の台詞回しはいつも通りで面白かった。 | ||||
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現代の生活を風刺していると思う。こういうところに着目して話を書けるというのは、さすが。読書を普段しない人におすすめじゃないですかねえ。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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監視社会の恐怖を語る、いわゆるディストピア小説。現実世界では「中国」を想起させ、風刺が効いている。 ただ解説でも言及されてたが、先行作に比べ、妙にゆるいディストピアなのは、井坂さんらしく、逆にリアリティを感じた。だからこそ恐怖も伝わって来たが、エンタメ小説としてはイマイチ。正義のヒーローが悪を懲らしめる、単純な勧善懲悪にしなかったのは、作者の姿勢としてよくわかるけど、カタルシスに欠けるのも確か。割り切ってそういう書き方もあったと思う。 | ||||
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不気味な話の裏側に予想外のからくりが仕掛けられていて、とても面白かったです。 話のからくりについて詳しく話すことはできませんが、例えて言えば、バッターボックスに立ってピッチャーが投げるボールを待ってると、死角からボールがぎゅいーんと曲がってストライクゾーンに入ってきたみたいな。そんな印象を持ちました。 にしても、話に出てくる〝平和警察〟は怖かったなあ。取り調べ時の拷問の苛酷(かこく)さもさることながら、ないことをさもあったかのように見せかける情報操作が怖かったっす。ありもしないことを〝噂〟みたいに装(よそお)って、自分たちに都合のいいように流す情報操作は、ネットなんかではよく問題になる事例だと思うので、余計にぞっとしました。 登場人物のなかでは、なんといっても、真壁鴻一郎(まかべ こういちろう)捜査官のキャラが印象に残りましたね。昆虫の擬態(ぎたい)とかにやたら詳しくて、しばしば蘊蓄(うんちく)を傾ける、変てこなんだけど有能な人物。髪の毛にパーマがかかった細身の体型でミュージシャンぽい外見であるとか、綾辻行人の〈館(やかた)シリーズ〉に出てくる島田潔(しまだ きよし)て人物が彷彿(ほうふつ)されて仕方ありませんでした。いや、島田潔さん、好きなんですけど。 あと、カット区切りのイラストが色々と出てくるんですが、一番の妙を感じたのは、【理容室のカメラ】ですね。監視装置として置かれたこの絵の不気味だったこと。 〝監視〟〝密告〟〝捏造(ねつぞう)〟〝冤罪(えんざい)〟etc. etc. 集団社会に潜む恐怖の象徴としての【監視カメラ】の絵に、ぞくぞくっとなりました。 | ||||
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ワクワクするような好きな物語なんだけど、登場人物が多すぎて、場面展開もあちゃこちゃ行って、読みながら混乱してました。 これ誰だっけ?と前に読んだところを読み返しながらが結構多かった。 そして、終わり方もちょっと私には理解難しかった。 | ||||
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複数の視点から物語が進行して場面が何度も切り替わるというのは、伊坂氏のいつもの手法なのだが、今作に関して言えば非常に鬱陶しいです。 登場人物も多く、読み方も無駄に複雑な名前ばかりで風貌もあまり掘り下げなかったりして覚えづらい。 魅力的な登場人物がいないので覚えるのに一苦労です。 伊坂幸太郎さんの以前の作品は、この本を読みたいんだという意欲が掻き立てられたが、今作は読み進めるのに時間がかかりました。年々切れ味がなくなっている気がします。 面白いと思うシーン0.01%とそこに行く99.99%の前振りという構成です。読んでいる最中も読後も満足感を得られない駄作です。 | ||||
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平和警察という警察内部にできた部隊が、国民を監視する社会を描いたディストピア。 平和警察とは名ばかりで都合の悪い人物は「危険人物」と見なしてどんどん処刑する。 間違っていると思っても、処刑されるのが怖くて国民は何も言えない。歯向かうと抹殺される。 まさに現代における独裁国家や監視社会そのもの。 ラストは伊坂さんらしく爽快に終わってくれますが、正義って何なの?というテーマは読了後も考えさせられる作品です。 ※ギロチンで処刑というのが現実味なかったのはちょっと残念かな… | ||||
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