苦役列車
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こんな屈折した真実の青春像を描いた作品は他にない。 | ||||
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私も十代の頃品川駅の東口(海側の出口)に止められたマイクロバスに自分の名前だけ書いて乗りこみ、ドラム缶の整理や清掃作業に従事したことがあります。作者が19歳の時の話とすると1987年ごろになるわけですが5500円の日当は妥当な金額でしょう。毎日真面目に勤めていれば室内作業に、またフオークリフトの免許も取らせてくれるそうなのでむしろ良心的な方です。 履歴書も不要で日払いの銭を稼げる男の仕事は貴重なものでした。 三畳、四畳半に半畳程度の流しとガス台がついて風呂なし共同トイレ、10000円程度の部屋代も1970年代では普通の若者の生活で 特に貧しい感じはしませんがこの話の時代1980年代後半になるともう珍しいのかも知れません。 父親の性犯罪による不利益は不幸ですが2024年に生きる若者が思うほど書かれている内容が貧しいとも惨めだとも当時の19才は思ってなかったんじゃないかしら。 | ||||
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芥川賞受賞の記者会見で「風俗行こうと思ってました。」と言ったりインタビューで「〇〇大学なんて聞いたことない。(←結構有名な大学)皆知らないなら中卒と一緒」など数々の名言(?)を残した西村賢太氏。 この小説に出てくる主人公は4000円のアパートに住み日雇いの仕事をしている男子。中卒で彼女はいない。 親友(?)の日下部は専門学校卒で彼女持ち。親友といいつつも心の中で「所詮専門学校卒だし彼女はいてもブスだし」とまぁこき下ろすこき下ろす。すごく嫌な奴だが、人間ってこういうところあるよなぁ‥と思ってしまう。 というかこの男すごーく嫌な奴になっているときの自分なんじゃ‥と錯覚してしまい恥ずかしさに似た感情を覚える。 西村さん、54歳で逝去されたのが惜しまれます。 | ||||
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レビューが遅くなりましたが迅速に到着しました。商品の状態も良いものでした。 | ||||
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何と言うか、生き辛さが、嗅覚を通じて身体に入ってくるような感覚。 どこにも出口がなく、ただ歩いて進んで行くしか救いがない人生。 自分もまた、そんな人生を歩く一人だとふと気付かされる。 | ||||
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