(短編集)
痴者の食卓
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「秋恵もの」が5編、作家になってから母校へ訪ねる「夢魔去りぬ」の1編、合計6編の短編小説で、秋恵ものが好きな方なら楽しめる1冊だと思いました。個人的には「下水に流した感傷」が好きです。 | ||||
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この人の作品を読んでいていつも思うのだが、これだけ救いようのない、駄目人間の自分を、まるで本物の第三者のように、客観的に観察、分析できるのはなぜなのだろうか…? そして、これだけ客観的に自分を見つめることが出来るのに、まるで改心しようとしないのはなぜか?多重人格者なのだろうか? 本作に登場する話ではないのだが、ベロベロに泥酔した時に自分が犯した愚行を、これも第三者の目で詳細に観察し、こと細かく描写しているのである。二度も三度もゲロ吐くくらい酔った時のことなんて、ふつう覚えてないでしょ?なんで書けるんだよ…? 読む度に「こいつ、どうしようもねえな…!」と、眉間にシワを寄せてしまうにも関わらず、それでも新刊が出るとアマゾンで即ポチッてしまうのだから、私も多重人格者なのだろうか…(泣) PS… このレビューを投稿した数十日後に、著者の訃報を知った。御冥福をお祈りいたします。 | ||||
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六篇収録の私小説集だ。 「夢魔去りぬ」は最近の話で、母校(小学校)を訪れる。父親が性犯罪者ということにやたらとこだわる。 自分でやったわけでもないのに、気にしすぎでは。殺人以下の軽犯罪なんか、誰も覚えてないって。 その他五篇は秋恵もの。相変わらずです。面白いけど、ちょっと飽きてきたかな。新境地に期待したい。 表題作は新調した鍋が、「下水に流した感傷」では金魚が原因となって理不尽な激怒発作に囚われる。 相方の不用意な発言や小さなミスに対して、怒髪天を衝く。 情けない畜生だけど、共感をおぼえてしまう。人間みんな畜生だから。 | ||||
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どれも粒揃いだが特に表題作が激烈に面白い。貫多の怒りと暴力は全て理由がある。理由があっても暴力は駄目だが兎に角十分な理由はあるのだ。鍋の品定めから食材買い出し、帰宅後のセッティング、そして食事と、段々と秋恵のあきたりなさに貫多の怒りが着々とビルドアップされていく様子が、あまりにリアル過ぎて強烈に引き込まれてゆく。男と女の諍いはこういうふうに起きるのだということの巧みすぎる描写である。 古書店の新川氏との話もまた面白すぎて吹きまくるので電車じゃ読めない。この作家さんの語り口と言葉の選択は本当に最高のセンス。いきなり「裏拳」とか出てくるからホントもう涙でる。 次作が楽しみ。 | ||||
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もはやマンネリ化は避けられず、新味はまったくなし。明恵ものも辟易とするし、古本のおやじも同じ。登場人物もシチュエーションも変わらない。もうこれくらいが』限界か??? かつての勢いはなし。 | ||||
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