(短編集)

芝公園六角堂跡



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    初公開日(参考)2017年02月
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    芝公園六角堂跡

    2017年02月28日 芝公園六角堂跡

    狂える藤澤清造の残影―― 独りの死者と独りの生者。鬼気迫る四篇の〝夜〟と〝昼〟 ここ数年、惑いに流されている北町貫多。 あるミュージシャンに招かれたライブに昂揚し、 上気したまま会場を出た彼に、 東京タワーの灯が凶暴な輝きを放つ。 その場所は、師・藤澤清造の終焉地でもあった――。 「闇に目をこらすと、そこには狂える藤澤清造の、 最後の彷徨の残像が揺曳しているような錯覚があった。 ――その朧な残像を追って、貫多は二十九歳から 今日までの生を経(た)ててきたはずであったのだ。」(「BOOK」データベースより)




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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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    No.16:
    (5pt)

    面白かった。一気読み

    今までの小説とは違い、西村賢太氏が主役で書いてある
    面白かった、一気読み
    彼の文章は一文、一文、思いがこもっている
    他の小説であるページ稼ぎ、駄文が一切ない
    自分は元々文章は読めない、読まない
    前作、最後まで読めるのは西村氏の作品だけ
    しかも一回読んで処分して、再度購入し直している
    小説版、長渕剛だと思っています
    芝公園六角堂跡Amazon書評・レビュー:芝公園六角堂跡より
    4163905251
    No.15:
    (1pt)

    駄作の言い訳に駄作を著し、さらに駄作に駄作を重ねた結果の一冊。

    駄作、愚文、駄文を書いた、書いているという自覚があるのであれば、
    きっちり推敲、手直しをしてから雑誌掲載、単行本化に踏み切ればいい。
    へりくだっているようには、まったく感じない、作者の自己申告通りの駄文だった。

    駄作を書いた。読ませる予定はなく書いたと著しながら月刊誌に掲載。
    それゆえ次の駄作を書いた。さらに、と表題作を記した故に、後続3作ができた。
    だが、総て駄作とは著者の弁。
    駄作ならば、せめて拙作になるくらいは、修正なり加筆なりしてから単行本にすべきところ、
    掲載時のままの収録の様相。
    読めば確かに、愚文。拙作ではなく、箸にも棒にもかからない、自己満足だけの駄文だった。

    偏屈に小難しい漢字を使い、下手な東京言葉を粋がって使う。
    漢字は師匠の作品の真似をしているのかもしれないので、形にはそれなりになっているが、
    カタカナの使い方は独りよがりでテレビに習ったのか、にわか仕込みの様相。

    愚文や駄文、駄作を月刊誌に掲載したことで、有無を言わせず購入者にお金を払わせている無礼を、
    何とも感じないのは、繊細さのかけらもない、図太く金にいじましい性質ゆえか、と邪推する。
    著者は、無頼の私小説作家を気取るために、人生を演出して、演じているのだろうか。
    読むに値しない文章でも、高名な賞を受けた過去があれば、売文して贅沢な生活ができる
    日本の文学界の悪例の一つだろう。
    芝公園六角堂跡Amazon書評・レビュー:芝公園六角堂跡より
    4163905251
    No.14:
    (5pt)

    分身ならではの独特の苦悩

    私も最初の印象は「駄作」でしたが、繰り返し読むほどに味が出てくる感じです。
    「しみじみ、その意志を蘇えらせてくれた、間接的な契機であるJ・Iさんとの流れが有難かった」の一文は、やっぱり普通に書いてしまうだろうと思います。いや、書くべきものだという直観に取りつかれたからこそ、その時にはそのフレーズが確かに降ってきたのだと思います。そして、その一文に後からここまで苦しめられるというのが、私小説家の真骨頂なのだろうと思います。

    私が第一印象で「駄作」だと思ったのは、やはりダメ人間界のスーパースターである北町貫多の像が壊されてしまったことのショックでした。その意味で、この4編の小説群には「北町貫多」ではない別の人格を置いてほしかったという感じもしましたが……。しかし、藤澤清造がテーマである以上、「北町貫多」じゃないとおかしいですね。私小説の世界は、想像以上に難しくて苦しいことが察せられました。

    私はやはり、ダメ人間の大スター・北町貫多の幻影をまだ追っていざるを得ない感じですが、西村さんが「自分の中では別格の作です」と述べていらっしゃるとおり、これはこれで味わい深いです。
    芝公園六角堂跡Amazon書評・レビュー:芝公園六角堂跡より
    4163905251
    No.13:
    (4pt)

    西村賢太のイノセントワールド

    低評価レビューが目立ちますが
    ゲスの極みを地で行く作風の西村賢太に何故こんなに惹かれるかを再確認できた作品集だと個人的には思いました。
    かつての人生最強の援軍田中英光によって私小説に開眼し、師藤澤清造との邂逅。その師に認められたいが為に私小説書きとなった自分が富や名声に惑う事無くありたい…のに変わってしまいそうな自分と葛藤し、乗り越えられる自信を確信に変えたいからこそあえてこういう作品集を残したかったのではないかと推察します
    ゲスの対極にあるこういうイノセントな部分
    自身の心の問題を作品として世に出してしまうのが西村賢太の私小説世界の核の部分ではないでしょうか
    「やまいだれの歌」や「蠕動で渡れ〜」等は確かに傑作ですが、そういった作品を連発するより
    再起動的な今作を挟む事は本人にも西村賢太を読み続けたいと思う者にもすごく意味がある気がします。
    芝公園六角堂跡Amazon書評・レビュー:芝公園六角堂跡より
    4163905251
    No.12:
    (4pt)

    芥川賞受賞作家の成長過程(良い意味で)

    これまでのいわゆる「おろしろい」とレビュー等で評価されている小説が、
    むしろ文学的本質から距離があったというだけで、
    この作家は着実に私小説の核へと近づいています。
    芥川賞を受賞した作家の、理想的な成長の過程であると評価します。

    紙面の向こう側で、北町貫太は生きています。
    物語のなかで、まさしく人間が生きています。

    「おもしろくない」というレビューが多いようですが、
    そもそもエンターテイメント系の作家ではないので、
    娯楽的要素を求めるのであれば筋違いかと思います。
    芝公園六角堂跡Amazon書評・レビュー:芝公園六角堂跡より
    4163905251



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