翼を持つ少女: BISビブリオバトル部1
- 青春小説 (221)
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先生の本を久しぶりに読みました 病気になられて大変だと思いますがまた新しい作品をと思いました。 | ||||
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ビブリオバトルをテーマにした小説ということで、読んでみました。 前半は十分に面白く、キャラクターも魅力的です。興味深い本もたくさん出てきます。 ですが、後半は全く評価に値しない。 別にどういう主義主張を持とうが個人の自由であり、それをエンターテインメントとしての小説に注ぐこと自体は悪くありません。 しかし、とにかくこの作品はやり方が不快すぎる。どいつもこいつも他人を貶すことしか考えていない。ビブリオバトルとは自分の主義主張を押し付け、他人を貶し、さらには周囲の人間までも嫌な気持ちにさせるためにあるのではない。そんなものを見たいならひろゆきの動画でも見ていればよい。 一応作中でも当該部分が不快であったと諫める発言はあるものの、わかっているならなぜこう書いた? 重ねて言うが主義主張は自由であり、それ自体はいかなる場合も尊重されてよい。しかし魅力的な本を魅力的に紹介する競技であるはずのビブリオバトルを題材にしたエンターテインメント小説で、こんな不快な形でそれを発信するのは失格としか言いようがない。 | ||||
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SF好きの女の子によるSF好き礼賛小説だと思ったら、違った。人をやりこめるビブリオバトルの後味の悪さ。 (ここからネタバレ含む) 最初は楽しく読んでいた。だが、下巻になると、頭のよいお金持ち私立学校の生徒(と教員)が、公立のダサくてちょっとおバカな生徒をコテンパンにやりこめ、言い負かした後で、「ちょっとやりすぎたかも」テヘペロするお話でした。おかげさまでビブリオバトルが嫌いになりましたよ。 | ||||
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読書が好きな人には多かれ少なかれ同意できるところ、「そうそう!そうなんだよ!」とヒザを打ちたくなる箇所があるように思う。無論同意できない箇所もあろうが、そこは「自分の嗜好を押し付けない」でいきましょう。ね。 | ||||
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著者の小説以外の執筆活動についてある程度知っていると上巻を読み終えた時点でこの小説の全体的な構造がある程度見えるように思った、と上巻の感想に書いたと思うが、実際にこうして読んでみてその予想が概ね当たっていたなと確認することが出来た。 本作では現実の思想に関するやり取りが非常に多い。これを「著者の思想を登場人物に代弁させている」と批判するのも可能であろうし、そこに反発する人もいるかもしれない。ただ、著者の小説を何冊か読んだことがある自分には相変わらずだなあと可笑しくなるくらいだったし、本作に問題があるとすればそれは別の部分だと思う。 その”別の部分”に該当する、後半のビブリオバトルシーンは読みながら、「これを読んで実際に自分もビブリオバトルをやってみたい」と思う読者が現れるのか?とさえ思うのだが著者の”と学会”時代のテキストとこの集団の目的等を踏まえた上で読むと、非常に著者らしい展開だなあ、とも思う。で、何処に問題があるのかというと、このバトルのあとで先生のお説教シーンがあるのだが、お説教がこのビブリオバトルの問題点を正確に捉えていない、という点にあると思われる。どう捉えられていないのかという点を具体的に語るのは本書で小説のネタばれは厳禁とあるので差し控える。 個人的に一番興味深いシーンはBISの生徒達が自分たちの校風の緩さで相手の高校生にマウントを取るシーンである。はっきりと言わせてもらえば、ここのやり取りは失笑するしかないのだが、その”自由な校風”に込められたニュアンスを自分なりに読み取ると、色々と複雑な感情が芽生えるのだけども、それを言語化するのは、ネタばれにはならないが、差し控えることにする。 人称が変わりながら伏木と野火という2人お主人公の感情が客観と主観、ふたつの視点を提示しながら結びついていくあたりなどは小説として上手いなあと感心した。最近適当に何冊か読んだ小説が無残な代物ばかりだったので、久々にプロの仕事を見たなという気分であった。 …もやっとした感じのレビューになったが、具体的に色々言うのもなんだな、と思ったのでこのような感想になった次第。上巻でも書いたのを繰り返すが、本書を読んだ人は「バーナード嬢曰く。」という漫画の3巻を読んでほしい。この巻にビブリオバトルについての話があるのと、もうひとつ、登場人物がシン・ゴジラについて語る話があるので、その2話だけでもいいので読んでみてほしい。そして、BISの生徒たちとド嬢の登場人物の、どちらとビブリオバトルをやりたいか?と問われたらあなたはどう答えるだろうか。 | ||||
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