時間のかかる彫刻



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    初公開日(参考)2004年12月
    分類

    長編小説

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    時間のかかる彫刻 (創元SF文庫)

    2004年12月11日 時間のかかる彫刻 (創元SF文庫)

    正直な話、読み返すたびに驚かされる。もっと臆面もなく喜びを表現できるように、これが他人の作品だったら、と思うくらいなのだ―著者お気に入りの中編「ここに、そしてイーゼルに」を劈頭に、ヒューゴー/ネビュラ両賞受賞の表題作、地球を追われた少年少女の成長譚「箱」、トイレット・ペイパーに端を発するSF法螺話「“ない”のだった―本当だ!」や、古式ゆかしい教えを今に伝える「フレミス伯父さん」など、全十二編を収録。 (「BOOK」データベースより)




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    時間のかかる彫刻の総合評価:6.86/10点レビュー 7件。Cランク


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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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    No.7:
    (1pt)

    内容より作者の思想が…キツイ(*_*;

    これ、男尊女卑が凄いです…時代もあるんでしょうが、徹底的に女性が男性に都合が良い存在でしか描かれていなくてゾッとしてしまい、話に入り込めなかった…
    これ、傑作と思う人いるのかな?いたらかなりお年の男性限定な気がする…
    有名な表題作も、ただの支離滅裂で統合失調の人の話聞いてるみたいな気分になってしまった…
    時間のかかる彫刻 (創元SF文庫)Amazon書評・レビュー:時間のかかる彫刻 (創元SF文庫)より
    4488619029
    No.6:
    (4pt)

    意味を考えちゃだめ。

    スタージョンの作品は作者の意図を考えたい人には不向きな作品です。
    この作品は最後のオチがない、作者はこの中で何が言いたかったのかわからない、とすぐに言ってしまう人にはつまらない作品ばかりでしょう。読書そのものを楽しむのではなく、本代の元を取ろうと何とかして内容に自分に合う意味を探そうとする人には向きません。

    仕事したくない、生きていく意味がない、と漫然とした不安を抱えているときに、「ここに、そしてイーゼルに」を読むと、何となく明日も一日生きてみようかな、という気分になる。
    教えるのもつらい、学ぶのもつらい、学校にも行きたくない気持ちになったとき(子も教師も)「箱」を読み終わったとき、明日一日だけは学校に行ってみようかな、と思う。
    人を愛するのが怖くなったとき「人の心が見抜けた女」を読むと、もう一度他人とかかわりを持ってみてもいいのかなという気になる。
    これら全て「なんとなくそんな気分になる」というのが重要。そこにスタージョンの技量があるのだと思う。そして彼の作品を読んで感ずるのは(ものすごく恥ずかしいけど言いますよ)この世の中に存在しているものすべてへの愛。たとえそれが少数派でも、宇宙のかなたの生き物でも、無生物でも。「たとえ世界を失っても」なんて読んだ日には・・・。

    この作品集が合わなかったから、と敬遠するのではなく、今手に入りやすい短編集も出ているので他の作品も手に取っていただきたいと一人のファンとしては思います。
    時間のかかる彫刻 (創元SF文庫)Amazon書評・レビュー:時間のかかる彫刻 (創元SF文庫)より
    4488619029
    No.5:
    (3pt)

    玉石混交だが、玉の輝きは半端じゃない

    パッとしない作品が混じってるので、印象深い作のみ紹介します。
    『ここに、そしてイーゼルに』これのみ1954年の作で、あとは69年と70年の作品だ。
    画家の日常と幻想冒険譚が混じる。だから、何?という感じ。
    『時間のかかる彫刻』ヒューゴーとネビュラのダブル受賞だと。凡作もいいとこだと思うが。カップルが出て来て癒されるのが嬉しいのかな。
    そんなのが好きなら、ハーレクインなんとかでも読んでなさい。

    『ジョーイの面倒をみて』異様な状況と異様な行動が描かれる。スタージョンらしい一篇、かなり気に入った。
    『箱』惑星に不時着した少年たちが、大切な宝物を届けるべく基地に向かって旅する。
    残酷な部分もあるが、ジュビナイルSFといっても良いストレートな佳作。やればできるじゃないか(笑)。陸棲二枚貝がいい。

    『人の心が見抜けた女』後味の悪さナンバー1。単純な話なのだが、作者が何をやりたいのかわからないのだ。
    『<ない>のだったー本当だ!』ミシン目に沿って半券をちぎろうとすると、ミシン目でないところがちぎれる。
    実は隙間のあるミシン目部分は、他の所より頑丈なのだ。つまり、「ない」ことは最強の状態なのだ。
    誰でも経験のある日常から、詭弁を弄してとんでもない展開に持っていく。よくこんなことを考えつくなあ。
    奇想作家の面目躍如たる傑作。本書の白眉である。

    『フレミス伯父さん』奇妙な特技を持つおじさんのキャラクターが楽しい。
    オチが秀逸だ。今の世界には伯父さんに蹴ってもらうべき人がいっぱいいますな。私もそうかもしれん。
    傑作もあるが、駄作率の高い作品集だった。
    時間のかかる彫刻 (創元SF文庫)Amazon書評・レビュー:時間のかかる彫刻 (創元SF文庫)より
    4488619029
    No.4:
    (3pt)

    むむむむむ

    1983年にサンリオSF文庫から出た『スタージョン健在なり』の改題・文庫化。
     Theodore Sturgeonの『Sturgeon is alive and well…』(1971年)の翻訳。
     短編12篇が収録されている。
     1969-71年に執筆されたものが中心(1篇だけ1954年)で、円熟期の作品集といえよう。
     表題作「時間のかかる彫刻」は、1970年のネビュラ賞ノヴェレット部門、1971年のヒューゴー賞ショートストーリー部門をダブル受賞したもの。
     ただ、スタージョンはかなり好みの分かれる作家と思う。私も昔は好きで良く読んでいたのだが、今回、10年ぶりくらいに手に取ったところ、なんだか肌合いが合わず、読み進めるのにけっこう苦労させられた。むむむむむ。

    時間のかかる彫刻 (創元SF文庫)Amazon書評・レビュー:時間のかかる彫刻 (創元SF文庫)より
    4488619029
    No.3:
    (5pt)

    「自殺」という作品について

    僕が今更レビューするまでもなく、いろんな方がレビューされているように名作、というか素晴らしい作品が収められています。

    サンリオ文庫も持っているのですが、この「時間のかかる彫刻」は書店で見て、思わず買ってしまい家に帰ってたしかめてみると「スタージョンは健在なり」の題名違いであることに気がつきました。
    スタージョンと書いてあると思わず買ってしまう悲しい性ですね(^^;)
    なんといっても長い間名前ばかりが先行して書店で気軽に買える彼の作品が少なすぎた反動だと思います。
    これからもスタージョンと書いてあると思わず買ってしまうと思います。
    それにしてもこの数年でかなりの数の彼の作品が翻訳されました。ずっと長い間探していた「一角獣・多角獣」をはじめとしたこの素晴らしい作品群が日本語で読めることにほんとうに感謝したいと思います。

    この短編集に関して最後に収められている「自殺」という作品ですが、この作品に関しては無視されているのか、レビューされたのを読んだことがないのでひとことだけ書きたいと思います。
    この作品は僕にとっては最初に読んだときからものすごく印象的で、忘れられない作品になっています。
    内容は自殺しようとした男が、崖を飛び降りてから再び完全に生還するまでの一夜の出来事が書かれています。

    この本の他の作品とはなんだか毛色が違っているし、作風も違うしどうしてこの作品がこの作品集に入っているのかとも不思議な感じもしますが、スタージョンのことを考えると僕はこの「自殺」が一番最初に出てきます。

    こんな言い方は不謹慎かもしれませんし、そんな馬鹿なことと誤解されるかもしれませんが、この作品は、万策尽き果てて、これから自殺しようと考えている人に読ませたいと読むたびにいつも思います。
    この作品が、藁にもすがりたい追い詰められた人への藁そのものになるかもしれない、と考えるからです。それも、藁でもいいから、と死に物狂いで掴んでみると、それが特別頑丈な藁だったと思えるような藁。
    長いこと生きているとほんとうにいろんなことがありますが、個人的なことをいえば、僕はこの作品に何度も助けられている、と思っています。追い詰められそうになると、この作品のことが必ず思い出されるのです。

    なにかの偶然でこの僕のレビューを読んでしまった方、ぜひこの本を手にとってこの作品を読んで欲しいと思います。
    まだスタージョンを読んだことのない方、新しい世界が広がると思います。
    時間のかかる彫刻 (創元SF文庫)Amazon書評・レビュー:時間のかかる彫刻 (創元SF文庫)より
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