虎よ、虎よ!



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初公開日(参考)1964年01月
分類

長編小説

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虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫 SF ヘ 1-2)

2008年02月22日 虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫 SF ヘ 1-2)

ジョウントと呼ばれるテレポーテイションにより、世界は大きく変貌した。一瞬のうちに、人びとが自由にどこへでも行けるようになったとき、それは富と窃盗、収奪と劫略、怖るべき惑星間戦争をもたらしたのだ!この物情騒然たる25世紀を背景として、顔に異様な虎の刺青をされた野生の男ガリヴァー・フォイルの、無限の時空をまたにかけた絢爛たる“ヴォーガ”復讐の物語が、ここに始まる…鬼才が放つ不朽の名作。 (「BOOK」データベースより)




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虎よ、虎よ!の総合評価:8.09/10点レビュー 70件。Bランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(6pt)

虎よ、虎よ!の感想

60年も前に作られた不朽の名作の1つ。
日本の作品では『仮面ライダー』や『サイボーグ009』に影響を与えており、多くのSF作品のアイディアを感じました。物語の終盤あたりは近年の映画『インターテスラー』の表現を脳内でイメージしていました。

そんな名作と言われる本書なのですが、正直な感想を言うと、歴史的な名作としては十分に納得なのですが、内容の把握が困難で読書中は楽しめませんでした。
というのも、1文における内容の密度が濃すぎます。1つの文の中で、旅の準備をして違う惑星に移動していたり、新しい登場人物と出会って場所を移動していたりで、ちょっと目を離して文章を読んでしまうと、まったく状況がわからなってしまい、読書の混乱が起きるのです。

1行1行をしっかり把握しながら読み進めるのは正直疲れましたし、初回はよくわからない所も多かったです。
1度読んで全体を見渡してから、所々の解説を調べて、再読してやっと世界観や内容が掴めてきた所です。そうなってやっと所々の味わいやキャラの感情が楽しめてきます。個人的にはスルメ系SFといいましょうか。
見渡せば壮大な物語で圧巻。記憶に残る作品の1つでした。

▼以下、ネタバレ感想

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.69:
(4pt)

読み進めれば面白い

翻訳が古めかしいので、最初はとっつきにくいかもしれない。
読み進めれば怒涛の展開で、色々な作品の元ネタになっていることもわかり、面白く興味深い作品ではあります。
虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫SF)より
4150102775
No.68:
(5pt)

中学生時代に図書館で読んだが

よくまあ最後まで集中したなと思う。交替交替でトルストイの『復活』を読んでいたら登場人物がゴッチャになった。ほぼ同時にフロイトの『精神分析入門』もメモをとりながら読んでいた。『モンテ・クリスト伯爵』もヤマハの5階で旺文社の抄訳を読んでいたが、関係性には気がつかなかった。
この作品をまたもとめたのは「最後の方の絵がどうなっているか」に興味があったからだ。コピーを繰り返したようになってだいぶ劣化しているが、懐かしかった。ブレイクの詩は寅年の年賀状につかったことを覚えている。
虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫SF)より
4150102775
No.67:
(5pt)

サブカルのオーパーツ。

1968年の映画、「2001年宇宙の旅」が最高のSF映画なんて評価を受けている(選者によるが、個人的に異論はない)が、
1956年発表であるこの小説がこんなに凄いものだとは知らなかった。
自分の浅学を告白することになって恥ずかしいが、
本当にそうなのだから仕方ない。本なんか全然読んでこなかったのだから。
何と言うか、「漫画かよ!」「ラノベかよ!」みたいな。(誉めてます。)

 石ノ森章太郎の漫画「仮面ライダー」で、改造手術を受けた本郷猛の顔に手術跡が浮かび上がる描写や、「サイボーグ009」の加速装置のネタ元はこれだったんじゃなかろうか?(と思ったら、先人のレビューにありましたね。)
「燃える男」が現れては消えるシーンでは漫画「AKIRA」で、アキラの起こした爆発の異空間に飲まれた金田が幻のように現れるシーンが思い出されてしまう。
サイバーパンク小説流行の折に小耳にはさんで、うっとりとなった「神経鋼化(ハードワイヤード)」などもさらりとやっている。
(人工素材の筋肉や神経、サイバネティクスのアイデアはもっと古かろうから、「ネーミング」こそが重要なのだとは思うけれど。)

 近年のキャラクターデザインで常態化している常軌を逸したファッションや歪んだ人体改造のイメージ、ついでにアルビノの美少女なんてのも臆面もなく出てくる。
そんな描写を、後書きで作家が「パターンとリズムとテンポに憑かれており」と語るその文章で読んでいると、「テリー・ギリアム」監督映画の、ゴシック調にデザインされた独特なテンポの映像が脳裏に浮かんでしまう。

 …つまり、それ自体が最先端とされるようなサブカルチャーメディアの要素で、
個人的に「新しい!」と思って心酔していたものは、とうに、すっかりこれに出ていたのだ。

 この小説が小説の出来としてどうなのか、とかは正直私にはわかりません。
ただただ、読んでいて面白かったとしか。
ただ、サブカルメディア好きの方で、もし私のようにアニメとか漫画とかばかり見ているようなら、私のような爺になってから読んで恥じ入らないで済むように、「読んでおいた方が良い!」と強くお勧めしたいです。

 蛇足ながらつけ加えると、近年の作品で、「人間に自由意志はあるのか」「時間や空間は我々が認識するような形で存在しているのか」などのテーマの作品を幾つか見ました。読んでいるときには最新科学論っぽいネタだなと、思っていたのですが、ぶっちゃけそれもこの作品に書いてある。
と言うか、それはこの作品に限ったことではなくて、ほかの古典作品(なんならギリシア悲劇にでも)にも見られることで、
結局、早いとか遅いとか、先だとか後だとかではなくて、いつの時代も同じことを繰り返しているのだなあ、と思った次第です。
虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫SF)より
4150102775
No.66:
(2pt)

石ノ○章太○好きにはオススメ。

○ノ森章○郎の漫画には、当時のSF作品から丸パクリしたとしか思えない様な場面が幾つも出てきます。
今、コレをやれば大問題でしょうが、当時は大らかなものです。
本作からは、怒ると顔に虎柄の刺青が浮き出るあたりが○面○イダーに活用されている、と思われます。
また、奥歯に加速装置が仕込まれているあたりは、○イ○ーグ009の設定ソックリです。
話としては、SFとはいうものの科学考証一切ナシの、サイエンスフィクションならぬスペースファンタジーです。
私には合いませんでしたが、石○森○太郎好きの方なら、一度は読んでみては如何でしょうか?
虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫SF)より
4150102775
No.65:
(5pt)

Tiger! Tiger! burning bright

虎よ!虎よ!ぬばたまの
夜の森に燦爛と燃え
そもいかなる不死の手 はたは眼の
作りしや、汝がゆゆしき均整を

学生時代覚えたものです。
懐かしく購入して読みました。

テンポがよく読みやすい。
テレポートの仕組みなどが科学的に説明されており、今でも納得です。
SFの金字塔ともいえる作品です。
平凡な宇宙船ノリの主人公の中に凶暴な本能『虎』が目覚める。
復讐を!
その後紆余曲折はあるものの。SF作品の金字塔です。

是非映画化してほしいものです。

面白い!
虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫SF)より
4150102775



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