ヴァリス
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映画ブレードランナーの原作「アンドロイドは電気羊の夢をみるか?」の作者P.K.ディックによる作品。 過去ディックの作品を読みふけっていた時期があったが、30年ぶりにディックの作品を手に取った。 読み始めると冒頭全くSFではない、しかも小説の体をなしていないような感じなのである。 読み進めていくうちに丁度主人公だと思っていたホースラヴァー・ファットの他に僕なる主人公が現れたところあたりで小説の体になってくる、読み進めやすくなってくる。 そして作中に映画「VALIS」が登場。この映画がディック的なSFの内容なのだが、映画はフィクションではなく現実を反映したものであるという展開となり、作品はSFへとなっていく。 昨今、ホログラフィック宇宙論・世界シミュレーション仮説・時間は存在しない等といった物理学での仮説を聞くことがでてきたが、そのような認識を40年も昔に作品に取り込んだディックはさすがである。 | ||||
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前半、これは薬物中毒者の幻想の話なのだろうかと思うスロースタートなのだけれど、60%程読み進めていくとジェットコースターに乗っちゃった感じ。 これは著者のディックの神秘体験とそこから出てきた神学哲学に関することがめちゃくちゃ乱暴だけどカラフルなビジュアルで迫ってくる。文字情報読んでるのに…というもの。仏陀もでてくる。ディックの宗教観もすごいのだが、これ陰謀論につながるやつではないかと思ったら、やはりご本人が襲撃されたことがあり、それについて陰謀論の傾向にあったと。なるほど。著者の人生を色濃く反映した作品なのだな。重い。重いよ。自分が正常だっておもってることなんてほんと不確かだわとしかいいようがない。そんな不安定な感じで最後まで読んでいくしかないのだ。 宗教的なものに興味がある人は、個人の宗教観をのぞきみる気持ちで読めると思う。本当に個人的なものが反映されていると思う。生後一ヶ月で死別した双子の妹の死について彼はずっと考え続けているのだ。それが登場人物に反映されている。 | ||||
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でもガキだろうがあれは読み取れた状態じゃないから初読の気で読むとこれが実に分かりやすい。内容が凄いというか解説が親切。 | ||||
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人間の精神と個の認識、現実と空想が入り混じった世界を題材にした作品。宗教関連の記述が多く、また散文的記述が多々含まれるので、読んでいて途中で流れを見失い、2,3ページ戻って読み返すということが度々あった。一般の「筋が一本通っている」SF小説と期待して読むと、面食らうだろう。ディックの「精神世界」ファンであれば読むに値するかとは思うが、それ以外の読者に対しては個人的にはおすすめしない。 | ||||
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まだ読書には支障ありませんが、もう少し年月が経ったら、焼けが更に進んで、読みにくいのではないでしょうか。 新訳の前に旧訳を購入しましたが、意外と読みやすく、選択は間違っていなかったように思います。 ヴァリス三部作(他二部はまだ端緒についたばかりです)のうち、最も一般的で理解できる作品です^^b | ||||
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