ヴァルカンズハマー



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    初公開日(参考)2014年04月
    分類

    長編小説

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    ヴァルカンの鉄鎚 (創元SF文庫)

    2015年05月29日 ヴァルカンの鉄鎚 (創元SF文庫)

    20年以上続いた核戦争が終結したのち、人類は世界連邦政府を樹立し、重要事項の決定をコンピュータ“ヴァルカン3号”に委ねた。極秘とされるその設置場所を知るのは統轄弁務官ディルただ一人。だがこうした体制に反対するフィールズ大師は、“癒しの道”教団を率いて政府組織に叛旗を翻した。ディルは早々に大師の一人娘を管理下に置くが。ディック最後の本邦初訳長編SF。(「BOOK」データベースより)




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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
    未読の方はご注意ください

    No.7:
    (4pt)

    題のまんまが出る核戦争後、

    巨大コンピュータが支配する世界統一政府。BR2047に「青白い炎」が出る様に「ロリータ」を出し作家への愛が伝わる。
    ヴァルカンの鉄鎚 (創元SF文庫)Amazon書評・レビュー:ヴァルカンの鉄鎚 (創元SF文庫)より
    4488696228
    No.6:
    (1pt)

    高い本だね。(ー_ー;)ウーン

    薄い!258ページでしかも880円(税別)!! しかも各頁、余白が多く文字数も少ない!

    あ~あ、やだやだこういうの。ここに本が売れない最大の原因がある。
    出版社自ら、売れないように仕向けてるのでしょうか?

    PKディックなんだから、ごちゃごちゃ文句言うなよ!ディックなんですよ!ディック!
    薄くて余白多くて文字数も少ないけど、880円位だせよ!( ̄ヘ ̄)/オラオラ

    そういうことなんでしょうか?
    されど、内容は登場人物や設定、サイドストーリーも含めて造りこみが浅く、
    簡単に予想がつく進展で結末も想像通りだった。
    最近読んだ数々のSFのなかでも「エンダ―シリーズ」次に面白くない。
    値段をつけるなら380円ってとこかな?

    本当はDICK(タコ野郎!)じゃないの?( ̄ー ̄;)ニヤリ
    ヴァルカンの鉄鎚 (創元SF文庫)Amazon書評・レビュー:ヴァルカンの鉄鎚 (創元SF文庫)より
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    No.5:
    (4pt)

    出版は嬉しいけど評価は微妙…

    さて待望の『ディック最後の本邦初訳SF長篇』である。

    他のレヴュアーの方が「ディックらしくない」と書かれているが、さもありなんである。同感です。

    皆さんがディックSFに求める(?笑)諸要素に欠けているわけで、買うかどうか躊躇っている方は『東京創元社ウェブサイト』で牧眞司氏の同文庫本の解説全文が読めるので(ネタバレは最小限です。ご安心を。)そちらを参考にされるとよいだろう。

    確かにディックらしくない。主人公はエリートだし、あんまり葛藤しないし。〈現実崩壊感覚〉は無いし(あ、ネタバレ)アクションシーンは多いし。これでは「ディックでなくとも書けるSFではないか!」と思っても仕方無いですね(笑)。どんでん返しは有ります!

    しかし『ディックの重要テーマ』である〈機械の反乱と暴走〉言い方を変えれば〈機械への愛憎〉がストーリーの主軸となる。この点で極めて〈ディック的〉と言えるだろう。

    似たテーマは映画で言うと
    「2001年宇宙の旅」'68年(小説版も同年)、
    「地球爆破作戦」'70年、
    「ダークスター」'74年
    であるから'60年発表の本作が10年近く時代に先んじていたことになる。

    このディックの『機械への偏愛』とそれと相反する『機械への憎悪と恐怖』というのが面白いんです、ホントはね。でもそれは傑作とされる諸長篇を読まないと充分には解らないんだけど…。

    本作はまあそういうわけで、あまりディック初心者には読んで欲しくない。早計に「ディックって浅いSF作家なんだ」と判断されたくはない。主要作品(早川書房で古くから刊行されている奴など)を味わった上で〈デザート〉として楽しんでもらうのが正当だと思う。んだけど如何かな?(笑)
    ヴァルカンの鉄鎚 (創元SF文庫)Amazon書評・レビュー:ヴァルカンの鉄鎚 (創元SF文庫)より
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    No.4:
    (5pt)

    なかなか荒っぽい活劇ながらディックらしくて楽しめる

    人と人とが核兵器を無制限に使用して殺し合った第1次核戦争の後、その反省の下、世界連邦政府は巨大コンピュータ、ヴァルカン三号に全ての政策決定を任せた。その存在場所を知るのは人類最高位の統轄弁務官ディルのみ。そして彼の責務は全てのデータをヴァルカン三号にインプットすることとその発する指令を受け取ることだった。そんな機械による支配に反旗を翻す“癒しの道”教団が全世界で拡大し暴徒化するが、ヴァルカン三号は何の対策も発令しない。北部アメリカ担当弁務官バリスはディルが入力データから“癒しの道”の情報を意識的に除いているのではないかと疑う。ディルvs.バリスvs.ヴァルカン三号vs.癒しの道、世界の覇権を争う三つ巴どころではない複雑な抗争が始まる。
    ディック節が炸裂しています。後半でどんどん加速し、最後の40頁でのどんでん返しは予測不能。スピード感溢れる暴走の中に「人間同様の意識を持つ生命を持つような計算機」「人間らしさとは?」といったディックらしいテーマも組み込まれています。ただ、読者自身の足元が崩れていくような人知れぬ不気味さを感じさせる「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」に先立つこと8年の作品だけに、まだ追及は軽いです。
    ディックの長編として翻訳されずに残されていた最後の作品ということですが、これまで翻訳・出版されなかった理由が分かりません。荒っぽいものの非常に面白い、まさにディックだと思って楽しめる小説です。
    ヴァルカンの鉄鎚 (創元SF文庫)Amazon書評・レビュー:ヴァルカンの鉄鎚 (創元SF文庫)より
    4488696228
    No.3:
    (5pt)

    ディック最後の本邦初訳長編。原稿料を稼ぐために書きまくった時代の、通俗大衆SF大傑作。

    本書はディックの長編の中で、最後に日本語に訳された作品である。読み終えてみると、これが残っていたことは、不思議なことように思える一方、何となく分かるような感もある。前者の理由は本書がたいへん面白いからであり、後者の理由は、後述する。
    なお、今回の翻訳には、最後に牧眞司氏の大変見事な解説が付いている。見事な理由はこれだけ作品内容に立ち入っていながら、ネタを割っていないことである。ゆえに、本文を読む前に安心して解説を読むことができる。
    私的感想
    ●設定、ストーリーが大変面白い。敵味方、黒幕が二転三転し、テンポもよい。アクションも多いが,あくまで、ストーリー展開、イメージ造形のためのアクションであって、枚数稼ぎのアクションは少ない。
    ●世界規模の陰謀、対決で、大勢の人物が参加しているのに、主要登場人物は(コンピューターも含めて)少数に絞られていて、わかりやすく、読みやすい。大反乱を起こしているはずの教団の登場人物も、実質的にはフィールズ大師一人である。
    ●解説にも書かれているように唯一の美女(というより、大人の女性は二人だけで、そのうちの一人)のレイチェル・ビットが魅力的である。しかし、一番魅力的なキャラクターはたぶん「ヴァルカンの鉄鎚」であると思う。
    ●最後に、未訳であったことが何となくわかる理由について書く。失礼ご容赦。本書はテクニックを駆使した通俗大衆SFの傑作であると思う。また、本書の中にディックらしさを探すことも可能であると思う。しかし、本書にはディックの作品としてはちょっと違和感がある。どんな違和感かというと、ディックらしい作品には、自らが存在する世界への違和感があると思うのだが、本書にはそういう違和感がなく、破壊的にみえて、実は建設的である。つまり、違和感がないという違和感である。
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