複成王子
- 怪盗 (98)
※タグの編集はログイン後行えます
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
複成王子の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前作で活躍した二人が千夜一夜物語風になった地球で・・・というお話。 前作でもそうでしたが、難解な訳ではないのですが、著者の空想イメージや造語を頭の中で視覚的イメージにしながら楽しむのがえらく大変で、少し楽しめない部分があったのを告白しておきます。 でも、サイバーパンク以降の感性で、アラビアンナイトの世界を再構築して、活劇風の展開をさせるという著者の遊び心とも言うべき文才には共鳴できました。なので、他の方も判らないながらも楽しんだ方が多いと推測しますが、読んで損はないかも。訳者の方も大変だったみたいで、巻末の言葉の意味も憶測で書いてあったりします。 もしかしたら再読の方が楽しめるかもしれないし、これくらいの読解でレビューを書かない方がいいかもしれませんが、一応書き込んでおきました。すいません。 サイバーパンク以降の感性で、千夜一夜物語を再構成した作品。機会があったら是非。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
日本のアニメから抜けだしてきたようなオールトの雲出身の有翼の美女ミエリと、アルセーヌ・ルパンをモデルとした怪盗ジャンの活躍する、血沸き肉踊る冒険活劇です。SFのジャンルはポストシンギュラリティー、ポストヒューマン。遠未来の科学技術用語が語句の説明なしに満載された中を、語感からのイマジネーションに支えられて、一気に突っ切って読んでいくスタイルになるのは、第1作の「量子怪盗」と同じです。加えて、今回の舞台は前回の火星から河岸を変えて、千夜一夜物語的世界が広がる地球となるので、アラビア語由来のジャーゴンも頻出します。でも、全体の3分の2ほど読み進めば単語の説明も出てきますし、巻末に翻訳者の作った用語集もありますから、そう不親切な構成ではありません。 こちらのイマジネーションが総動員されることから、1つ1つの言葉が重い、いや、力を持つと感じられます。これは10代から20代の若い時に、詩集に溺れた感覚に似ています。かつては輝いていた言葉が、価値観と感覚の変化、時代の変遷とともに光を失っていって寂しい思いをしていたのですが、自分の老化から感受性が衰え無感覚になっていったのではなく、自分が変化して興味の対象が変わっていったためであることが納得できました。 アラビアンナイト的世界が舞台であり、今回の話は物語というものが大きな意味を持っています。全体の構成は、時間軸の異なる描写、現在・過去と物語が複雑な入れ子構造をなす胡桃の中の世界となっています。1回の読書で理解するのは困難ですが、読み返すうちに折りたたまれた世界がほどけていき新たな楽しみに出会える、何度でも楽しめるお得な本と言えます。2015に読んだ中では1番面白かった小説です。 3部作完結の次作の翻訳を期待しています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
出版社に問い合わせされた方のブログで知りましたが、三部作最終巻の邦訳予定はないそうです。 とても面白い作品なので、ぜひ邦訳してほしい。というか、三部作最終巻の前で、生殺し状態です。 ハヤカワさんお願いします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
アーサー・C・クラークの名言に「充分に発達した科学技術は、魔法と見分けが付かない」というのがあるが、いまどきのSFでは量子論を扱ったものにそれを感じますね。 量子論は魔法の杖だろうか。 奔放にして実に面白い展開なのだが、この世界の流儀が馴染むまで読むのが大変かもしれない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
何書いているかわからないけど何故か面白いそんな作品です。 おすすめです | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 6件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|