(短編集)
絞首台の黙示録
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作家である主人公は一本の電話により父の消息不明を知る。不審に思い実家を訪ねると同じ顔をした人物と遭遇するはめに。そんな二人が出会った事で展開される自身について白熱していく議論は自身(色々な意味での立場)を取り戻す為の闘いの様に思えた。今回、再読3回目。文庫化のお陰で解説が載り、物語が分かりやすくなった?と思ったものの新たな疑問が湧く。間を置いて再読するしか無い。この分からなさが癖になる。 | ||||
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意識が個を創り上げる(我思う故に我在り)を芯とすれば解りやすいか。「作家のタクミ」=「読み手が最初に感情移入するであろう人物」が消失し、物語上消失していた人物が戻って来る結末は見事。然して、「そして誰もいなくなった」。 | ||||
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これは参った。平易な文章で簡単に読めるものの、刑を執行された死刑囚がそれを観察していると言う不思議な出だしで、作者らしい人間の意識のありかを問う哲学的思弁SFと思っていたら、物語を語っている意識が次々切り替わって混乱し、付いていけなくなった。途中から普通の小説としてストーリーを理解しようとする無駄な努力を放棄し、死者を復活させるクローン技術だの、宗教と死んでいく人の意識の救済だの、と魅力的な細部を楽しむように読んだ。 解説を読んでなるほどと、作者が何を試みようとしたのか分かったのだけど、これを理解するのは凡人には無理と思う。だが、読んでいてグイグイ引き込まれる面白さを備えているのは確かで、こんな野心作を世に問う神林長平の蛮勇に敬意を表したい。 | ||||
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SFというより推理小説として読んでいました。書かれている設定をすべて受け入れば、すっきりと読めます。 | ||||
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ワイヤード誌のインタビューで、『僕らは都市を愛していた』は当初いかに自分が死を迎えるべきかという心象を描いた小説だったが震災のあとでテーマが変わったと言っていた。この小説はそのテーマ、いかに老年と死を迎えるかということを改めて書いているように思える。 全体的に黒沢清監督の『ドッペルゲンガー』を連想させる内容だった。 | ||||
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