(短編集)

ヨットクラブ



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    初公開日(参考)2003年10月
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    短編集

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    ヨットクラブ (晶文社ミステリ)

    2003年10月01日 ヨットクラブ (晶文社ミステリ)

    実業界で成功し、すべてを手に入れたジョン・ゴーフォースにも、ひとつだけ叶わぬ望みがあった。それは市の有力者が集まる秘密めいた社交クラブの会員になること。だが、待望の入会の誘いを受けたとき、彼はすでに人生に倦怠を覚え始めていた…。富豪たちのひそかな愉しみを描いて、MWA最優秀短篇賞に輝いた名作「ヨットクラブ」、規律正しい教育を理想に掲げる寄宿制学校のおぞましい実態が明らかにされる「理想の学校」、何か月も一言も口をきかず、互いに無視しあってきた夫婦が繰り広げる奇妙なゲームの顛末「夜の客」、自分が神であることに気づいた男が始めた通信事業「G.O’D.の栄光」など、奇抜なシチュエーション、たがのはずれた世界を、ブラックユーモアをまじえて描き、読者に強烈なショックと恐怖をもたらす異色作家イーリイの傑作、全15篇を収録。 (「BOOK」データベースより)




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    No.6:
    (4pt)

    名士が集う「ヨット・クラブ」の秘密とは?

    ◆「ヨット・クラブ」
      名士が集う「ヨット・クラブ」は毎年夏にある、
      短期間のヨット旅行以外、活動はないという
      謎の団体。
      ヨットに愛着がある事業家ジョン・ゴーファスは、
      なんとか入会したいと考えていたのだが……。
      功成り名を遂げた人間が集まり、ヨットに乗って何をしているのか?
      その謎が喚起するサスペンスによって、
      結末までぐいぐい牽引されていきます。
      本作のオチは、現代の視点から見ると一つのパターンと言ってしまえますが、
      そう考える我々は、ヨット・クラブの面々よりも、病んでるのかもしれませんね。
    ヨットクラブ (晶文社ミステリ)Amazon書評・レビュー:ヨットクラブ (晶文社ミステリ)より
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    No.5:
    (5pt)

    淡々と語られる‘アンバランスな世界の狂気’

    不条理な世界を描かせたら天下一品の名手イーリイの傑作処女短編集です。本書を読んで感じるのは、著者はアメリカ人作家なのですが、まるでイギリス作家のような手触りの非常に端正な小説世界が読み取れるという事と、文豪アントニー・バージェスに絶賛された事が示すように奇想で驚かせるだけではなく文学的にも基本がしっかりとしているという点です。彼の描く世界は一見すると至極まともなのですが、注意深く考えて見ると微かに綻びが見えてくる歪んだアンバランス・ゾーンなのです。その反面、不条理とはいっても結末は十分に自然且つ論理的であり、読者を喜ばせようと意図して無理矢理つけられた落ちはありません。ですから、人によっては少し物足りない印象を持ってしまう部分もあるだろうなと思いますので、その面で万人向けでなく読者を選ぶ職人気質の作家と言えるでしょう。『理想の学校』の静かに進行する狂気の姿。『ヨットクラブ』は、金持ちの道楽として現実にありそうな恐ろしさ。『タイムアウト』は、正義感の強い老人が妥協せざるを得ない憂鬱。『隣人たち』は、子供を見せない奇妙な夫婦を、執拗に追い詰めて行く人々の妄執。『大佐の災難』の何が真実か確信が揺らぐ瞬間のぞっとする恐怖。『オルガン弾き』は、マッドな展開が不協和音を呼ぶ、不可思議な人間の嗜好を、それぞれ見事に描いています。全15編、非日常の世界に起こる奇妙奇天烈な出来事を淡々と冷静に語る枯れた作風が持ち味の著者ならではの名人芸を、どうぞたっぷりとお楽しみ下さい。
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    No.4:
    (4pt)

    すごいぞ

     これぞ短編と思わせてくれる名作が盛りだくさん。最初の理想の学校では、対極にあるふたつを同じものとして見せ、結果的に現代を鋭く批評している傑作。これだけ読めば、レベルの高さを実感できる。 日本で言うと、乙一のZOOみたいな作品なので、それが気に入った人はぜひ
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    No.3:
    (3pt)

    ミステリではない

     はっきり言ってミステリではない。いわゆる奇妙な味の短編集。ミステリと銘打っておけば売れるという出版社の戦略。しかし、ミステリ読者のあいだでは、かなりの支持を得ることとなった。おそらく、従来のミステリの形式が飽きられたのと、純文学的であることが評価されたのだろう。日本のミステリ界の問題点を感じさせられる。 イーリイは結末を明示しないのが特徴で、ここで好悪が別れるだろう。 ミステリという枠組みをはずして読めば、なかなかの粒ぞろい。哀愁漂う物語が多く、ひねりも効いている。
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    No.2:
    (3pt)

    底からじわっと

    それぞれ違う味の短編(「タイムアウト」は中編ですが)で、面白いです。共通しているのはじわじわと沸いてくる作品への興味。強烈なショックというよりも、じっくり読める短編が多かった。判りやすいオチがついているものはイマイチで、オチが無いというか、ストンと丸く収まってしまっている気にさせられてしまうものの方が作品自体の回転の速さとは裏腹に底からじわっとくる妙味を楽しめる。
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