卵をめぐる祖父の戦争
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.50pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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ラストシーンが良かったです。 | ||||
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傑作。久々に濃密で爽快な読書体験でした。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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GOTと三体のプロデューサーの一人である、デイビッド・ベニオフが書いたミステリで、宝島社の「このミステリーがすごい」2011で第3位を獲得していると知って、作家としても活躍している人だと初めて知り、興味を持って読んでみました。ベニオフが祖父母の家を訪ね、祖父から戦時中の体験を聞き、それを小説にまとめるという体裁をとっています。手に汗握る展開もあり、あっと言う間に読み終えましたが、読後に解説を読んで、びっくり。解説にどんでんがえしがありました(笑)。これ以上言うとネタバレになってしまうので、言いませんが、これから読まれる方は、解説まで読まれることをお勧めします。 凡庸な小説が脚本家の手で、優れた映画やドラマになることはしばしばあることです。砂の器はその典型ですかね。私は「三体」の原作は読了後も面白いとは思いませんでしたし、男女関係やすぐに暴動に走る人民の行動にもとても共感できないものを感じましたし、テンセント版(中国版)のドラマもダメでしたが、同じ原作をもとに、GOTのプロデューサーコンビであるベニオフとワイスが脚本を手掛けたNetflix版の「三体」は非常によくできていました。GOTのシーズンフィナーレは批判されていて、私もがっかりさせられましたが、この小説やNetflixの三体の出来を見て、ストーリーテリングの力量はやはり素晴らしいと思わされました。 | ||||
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レニングラード包囲戦、戦争の悲惨さを表現しつつもユーモア溢れる場面があったりと、退屈させない作品でした。 | ||||
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いつまでも読んでいたくなる、引き込まれる文章です。最初の一文からして。文才を感じます。物語が二転三転し、意外な展開が次から次へと起こります。感動あり、涙あり、青春あり、1冊の文庫本とは思えないほど、内容が濃いです。また、登場人物もクセは強いですが、魅力的です。何度も読み前したくなる、傑作です。 | ||||
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あらすじを読んで、戦争物はちょっとなぁ〜と避けてしまうには勿体ない傑作。 時代や状況は絶望的なはずなのに、ユーモアが散らばめられていて読む手が止まりません。苦しいのに笑える、笑えるのに切ない。 意表を突かれることもあり、胸が詰まることもあり、それでいて読後感は爽やか。 非の打ち所がない傑作です。 | ||||
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戦場をテーマにした小説は難しいと思う。派手なアクションなら映像にかなわないし、 つい戦争の悲惨さといった安易なテーマ主義に陥ってしまう作品も少なくない。 かといって、戦争の本質的な部分である非人間性とでもいうべきものから目をそらしてしまうのもどうかと思う。 この作品は、そんな思いに応えてくれる、稀有な小説だ。きわめて上質のエンターテインメント冒険小説であるとともに、戦場に満ちる悲しさもあますところなく描き出している。さらに、青春小説の趣もあり、多彩な魅力を持っている傑作である。 ある理由から卵を探すために戦場をさすらう主人公の二人組の道行は、適度なアクションとエスプリのあるユーモアが交互に組み合わさりながら進行していく。読者はページをめくるごとに、ドンドン引き込まれ、あっという間に読み終えてしまうだろう。 それにしても、卵が象徴していたのは一体なんだったのか?深読みもできる、本当にすごい作品だ。 | ||||
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