卵をめぐる祖父の戦争

登録されているタグ

※以下のグループに登録されています。

【この小説が載っている参考書籍】

オススメ平均点

7.50pt (10max) / 2件

7.30pt (10max) / 10件

Amazon平均点

4.64pt (5max) / 69件

楽天平均点

0.00pt (5max) / 0件

みんなの オススメpt 自由に投票してください!!

4pt

サイト内ランク[]
ミステリ成分[] この作品はミステリ? 自由に投票してください!!

↑現実的

48.00pt

16.67pt

←非ミステリ

26.67pt

ミステリ→

6.67pt

↓幻想的

初版刊行(参考)
種別
長編
閲覧回数
7,326回
お気に入りにされた回数
8
読書済み登録回数
13
このページのURL

あらすじ

2010年08月06日 卵をめぐる祖父の戦争 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1838)

「ナイフの使い手だった私の祖父は十八歳になるまえにドイツ人をふたり殺している」作家のデイヴィッドは、祖父のレフが戦時下に体験した冒険を取材していた。ときは一九四二年、十七歳の祖父はドイツ包囲下のレニングラードに暮らしていた。軍の大佐の娘の結婚式のために卵の調達を命令された彼は、饒舌な青年兵コーリャを相棒に探索に従事することに。だが、この飢餓の最中、一体どこに卵なんて?―戦争の愚かさと、逆境に抗ってたくましく生きる若者たちの友情と冒険を描く、歴史エンタテインメントの傑作。(「BOOK」データベースより)

評判

卵をめぐる祖父の戦争の評価:

7.50/10点 レビュー 2件。 B ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点7.50pt

卵をめぐる祖父の戦争の総合評価:

9.23/10点 レビュー 71件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全2件 1〜2 1/1ページ
No.2
(6pt)

卵は貴重品

ラストシーンが良かったです。

わたろう
0BCEGGR4
No.1
(9pt)

卵をめぐる祖父の戦争の感想

傑作。久々に濃密で爽快な読書体験でした。

海外作品なのに読みやすく、かつ戦争物は堅苦しいというイメージを払拭するユニークな作品です。

正直、本書は意味不明なタイトルと戦争小説のイメージから記憶に留めていませんでした。
きっかけはハヤカワ・ポケット・ミステリの情報を調べていた時に、2010年のリニューアル第1弾として本書が選ばれている事を知り注目。何かが変わる時の作品は関わる人々の強い思いが込められた物になっているだろうと言う点と、世の評判が良かったので手に取りました。

祖父から当時の戦争の様子を語ってもらうシーンで物語は始まります。

舞台はレニングラード包囲戦。第二次世界大戦、ドイツ軍が大都市レニングラードを包囲し食糧の供給が断たれた飢餓地獄の街。食べ物が無い為、図書館キャンディと称する本を口にして糊付けに含まれる蛋白質を補給して栄養を取ったり、人が死んでいれば死体の持ち物を物色するなど凄まじい状況が描かれています。

主人公の青年が仲間と共にドイツ兵の死体から所持品を物色していたところ、運悪くソ連の秘密警察に見つかり略奪罪として捕まってしまう。射殺されてもおかしくない状況で、秘密警察の軍の大佐から5日後に行われる娘の結婚式にケーキを作ってやりたいから卵を1ダースもってこい。と命令を受ける。

卵はもちろん鶏も犬猫もいない飢餓状況の重苦しい状況において、ケーキを作るというなんとも皮肉でユーモアな目的が描かれているのが面白いです。邦訳のタイトルが逸品で本書はこの卵をめぐる冒険小説となります。
(全然違うのですが、『走れメロス』のタイムリミット感や『宝島』のワクワク感のようなものを感じました。)

道中は超お喋りな青年コーリャと旅をするわけですが、このコーリャがとても良い味をだしています。詩の引用をふりまいたり、思春期の男の子なので、女の事や下ネタ話など思うがままに喋りまくる。そしてこの会話文が非常に楽しく絶妙です。舞台設定は非情な戦争背景を描いていながら、物語の進行は主人公とこの青年コーニャのおかげで、とてもユーモアに仕上がっています。

戦争背景、残酷な描写、ハラハラドキドキな冒険、青年達の成長、バカ騒ぎ、ロマンス、活劇、etc……。これらが軽妙な文章で描かれていまして、小説ならではの面白さを堪能しました。しゃれた翻訳が素晴らしかったです。

死の緊迫状況があれど祖父が語る昔話なので、祖父はちゃんと生きているという安心感が根底にあるのも良いです。ミステリとしてどうなのか?と言われると、これは広義のミステリーですね。ポケミスが良質なエンタメ作品を扱っていくという思いや、質の高さを改めて感じました。

▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[] ログインはこちら

egut
T4OQ1KM0

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.69
(4pt)

「ゲームオブスローンズ」と「Netflix版・三体」のプロデューサー・デイビッドベニオフによるミステリ

GOTと三体のプロデューサーの一人である、デイビッド・ベニオフが書いたミステリで、宝島社の「このミステリーがすごい」2011で第3位を獲得していると知って、作家としても活躍している人だと初めて知り、興味を持って読んでみました。ベニオフが祖父母の家を訪ね、祖父から戦時中の体験を聞き、それを小説にまとめるという体裁をとっています。手に汗握る展開もあり、あっと言う間に読み終えましたが、読後に解説を読んで、びっくり。解説にどんでんがえしがありました(笑)。これ以上言うとネタバレになってしまうので、言いませんが、これから読まれる方は、解説まで読まれることをお勧めします。
凡庸な小説が脚本家の手で、優れた映画やドラマになることはしばしばあることです。砂の器はその典型ですかね。私は「三体」の原作は読了後も面白いとは思いませんでしたし、男女関係やすぐに暴動に走る人民の行動にもとても共感できないものを感じましたし、テンセント版(中国版)のドラマもダメでしたが、同じ原作をもとに、GOTのプロデューサーコンビであるベニオフとワイスが脚本を手掛けたNetflix版の「三体」は非常によくできていました。GOTのシーズンフィナーレは批判されていて、私もがっかりさせられましたが、この小説やNetflixの三体の出来を見て、ストーリーテリングの力量はやはり素晴らしいと思わされました。
卵をめぐる祖父の戦争 (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: 卵をめぐる祖父の戦争 (ハヤカワ文庫NV)より
4150412480
No.68
(4pt)

「ゲームオブスローンズ」と「Netflix版・三体」のプロデューサー・デイビッドベニオフによるミステリ

GOTと三体のプロデューサーの一人である、デイビッド・ベニオフが書いたミステリで、宝島社の「このミステリーがすごい」2011で第3位を獲得していると知って、作家としても活躍している人だと初めて知り、興味を持って読んでみました。ベニオフが祖父母の家を訪ね、祖父から戦時中の体験を聞き、それを小説にまとめるという体裁をとっています。手に汗握る展開もあり、あっと言う間に読み終えましたが、読後に解説を読んで、びっくり。解説にどんでんがえしがありました(笑)。これ以上言うとネタバレになってしまうので、言いませんが、これから読まれる方は、解説まで読まれることをお勧めします。
凡庸な小説が脚本家の手で、優れた映画やドラマになることはしばしばあることです。砂の器はその典型ですかね。私は「三体」の原作は読了後も面白いとは思いませんでしたし、男女関係やすぐに暴動に走る人民の行動にもとても共感できないものを感じましたし、テンセント版(中国版)のドラマもダメでしたが、同じ原作をもとに、GOTのプロデューサーコンビであるベニオフとワイスが脚本を手掛けたNetflix版の「三体」は非常によくできていました。GOTのシーズンフィナーレは批判されていて、私もがっかりさせられましたが、この小説やNetflixの三体の出来を見て、ストーリーテリングの力量はやはり素晴らしいと思わされました。
卵をめぐる祖父の戦争 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1838) Amazon書評・レビュー: 卵をめぐる祖父の戦争 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1838)より
4150018383
No.67
(5pt)

面白かった

レニングラード包囲戦、戦争の悲惨さを表現しつつもユーモア溢れる場面があったりと、退屈させない作品でした。
卵をめぐる祖父の戦争 (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: 卵をめぐる祖父の戦争 (ハヤカワ文庫NV)より
4150412480
No.66
(5pt)

面白かった

レニングラード包囲戦、戦争の悲惨さを表現しつつもユーモア溢れる場面があったりと、退屈させない作品でした。
卵をめぐる祖父の戦争 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1838) Amazon書評・レビュー: 卵をめぐる祖父の戦争 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1838)より
4150018383
No.65
(5pt)

本を読み終えるのが惜しいほどの文才

いつまでも読んでいたくなる、引き込まれる文章です。最初の一文からして。文才を感じます。物語が二転三転し、意外な展開が次から次へと起こります。感動あり、涙あり、青春あり、1冊の文庫本とは思えないほど、内容が濃いです。また、登場人物もクセは強いですが、魅力的です。何度も読み前したくなる、傑作です。
卵をめぐる祖父の戦争 (ハヤカワ文庫NV) Amazon書評・レビュー: 卵をめぐる祖父の戦争 (ハヤカワ文庫NV)より
4150412480

その他、Amazon書評・レビューが 69件あります。
Amazon書評・レビューを見る