(短編集)

罪悪



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    初公開日(参考)2012年02月
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    短編集

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    罪悪 (創元推理文庫)

    2016年02月13日 罪悪 (創元推理文庫)

    ふるさと祭りで突発した、ブラスバンドの男たちによる集団暴行事件。秘密結社にかぶれる男子寄宿学校生らによる、“生け贄”の生徒へのいじめが引き起こした悲劇。猟奇殺人をもくろむ男を襲う突然の不運。麻薬密売容疑で逮捕された老人が隠した真犯人。弁護士の「私」は、さまざまな罪のかたちを静かに語り出す。本屋大賞「翻訳小説部門」第1位の『犯罪』を凌駕する第二短篇集。(「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.33pt

    罪悪の総合評価:8.15/10点レビュー 40件。Aランク


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    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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    全3件 1~3 1/1ページ
    No.3:
    (7pt)

    まあまあでした

    楽しめました。

    わたろう
    0BCEGGR4
    No.2:
    (7pt)

    長編で是非読みたい

    日頃長編ものばかり読んでいると、短編は物足りなく感じてしまう。
    始まったかと思うと、すぐに捕まってジエンド。
    焦点を当てた犯罪そのものは面白いのだから、この集の一つでもいいから長編ものとして読みたかった。

    短文が多いせいか、日本語の文章としては味気なく感じてしまった。
    あともう一ひねり翻訳家の方には頑張って欲しかったなあ~。
    訳し方次第では、短文でも光るものがあると思うのですが・・・。






    ももか
    3UKDKR1P
    No.1:
    (8pt)

    人とは不可解の塊なんだなと

    前作「犯罪」で衝撃のデビューを飾ったシーラッハの第2短編集。刑事弁護士が現実の事件に材を得て書き上げたというのがシーラッハの売りだが、この全15編の異様な物語を読んでの印象は「果たして、こんなことがあるのだろうか?」という驚きに尽きる。
    もちろん、理解しやすい動機の犯罪もあるのだが、ほとんどは常人の常識を越える理由や動機から発生した犯罪であり、犯人や被害者の特異性に驚嘆させられる。が、しかし、実は常識にちょっと目をつむって見れば、それほど奇異な現象ではないのかも知れないという気にさせられた。人は他人を完全に理解することは不可能なのだと思う。
    15作品の中では「解剖学」と「秘密」が、どちらも超短編ながらひねりが効いていて面白かった。

    iisan
    927253Y1
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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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    No.37:
    (5pt)

    面白い。

    面白い。
    罪悪Amazon書評・レビュー:罪悪より
    4488013449
    No.36:
    (5pt)

    フィクションとは思えない短編集です。

    すこし前に『犯罪』と『コリーニ事件』の二作を評者が読んだ時には、現役のドイツの刑事弁護士の経験をもとにしたフィクションとはどうしても思えず興味深く読んだのです。
     興味のある作家なので『犯罪』の続編ともいえる本書『罪悪』を入手して読むことにした。
     この短編には後味の悪い話や、平穏に終える話もあり、喉に棘が刺さったまま終えるような不条理な話もある。
     やはり刑事事件の弁護士として得た多くの犯罪からヒントを得て実際に起きた事件を脚色して創作した短編も多くあるだろうと思えてしまった。
     弁護士になりたての私が集団強姦事件で弁護をした後、帰路につく折の憂鬱な気分になった描写など自身の経験としか思えないのです。
     著者フェルディナント・フォン・シーラッハは、やはり判例などを参考にして創作しているから弁護士としての守秘義務を超えるすれすれのところで物語を創作していると思ってしまったのです。
     一見無能なような主人公アトリスが意外な活躍でエンディングを迎える「鍵」が本書のなかで一番の秀作だろうか。
     各短編それぞれなかなか面白く読ませてくれたので他の作品も読んでみようと思って本書を読み終えました。
     が、フェルディナント・フォン・シーラッハは、読者によって評価が分かれるタイプの作家だろう。
    罪悪Amazon書評・レビュー:罪悪より
    4488013449
    No.35:
    (5pt)

    ハードカバーの醍醐味

    まず、装丁装画が秀逸!
    内容をこの入れ物が端的に表現しているといっても過言ではない秀逸の出来。
    とてもスリム、なのに1800円の価値はまず外見にある。
    まさに持って楽しむ。。。の本。
    近年 加齢とともにハードカバーの持ち歩きが苦痛になり文庫、キンドルなど試してみたが
    この『犯罪』に関しては他のツールでは意味がないとまで思う。
    読書、の醍醐味は人それぞれであって当たり前であるが、
    モノによってではあるが、読書がただ活字を読む以外 にも プラスの部分を多くもつ私は
    この本の形状にまず感銘を受けそれは中にひろがる世界の多大なる味付け効果となった。
    削ぎ落とされた構成。愚かでやりきれないどこか馬鹿げている悲哀に満ち満ちた犯罪者たち。その犠牲者たち。
    外見が中身を雄弁に語る を実践している美しい一冊。
    罪悪Amazon書評・レビュー:罪悪より
    4488013449
    No.34:
    (5pt)

    今よみがえる「本当は怖いグリム童話」の世界

    本書の秀逸なレビューは、絶版になった単行本の方にいっぱいあるので、まずはそちらをご覧いただきたい。あえて付け加えるとすれば、怖さや狂気のすがたは国民性によって異なり、ドイツにはドイツの、イギリスにはイギリスの薄気味悪さがあるということだ。後味の悪い話が冒頭に続くが、それらはドイツらしさを正直に反映しているにすぎない。ドイツの社会には、いまだに「本当は怖いグリム童話」の世界が生きている。人々の心の底にあるそれは、きっかけを与えられるとひょっこりと顔を出す。そればかりか、司法が法規の適用において厳格なところもドイツ的である。日本もそれに似ているが、南ヨーロッパではこうはいかない。それに加えるに外国人の存在。これらがドイツの罪悪をめぐる現代の状況をかたち作っているということがよくわかる気がする。本書の乾いた文章は、現代ドイツ文学を広く紹介している独文学者の酒寄教授による絶品の翻訳である。
    罪悪 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:罪悪 (創元推理文庫)より
    4488186033
    No.33:
    (5pt)

    淡々とした描写とは裏腹に、感情がグッと引き寄せられる短編集

    前著『犯罪』でファンになったドイツの小説家シーラッハによる短編集。彼は弁護士でもあり、本書も『犯罪』と同じく、すべて刑事事件がらみの話である。

    第一話は17歳の女性が親父たちから集団強姦された事件についてだが、被害の様子や供述などが淡々と記述される。感傷を廃した描写とは対照的に、読み手の感情はグッと引き寄せられていく。まるで精神科のケースレポートを読んでいるようだ。
    罪悪 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:罪悪 (創元推理文庫)より
    4488186033



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