罪悪
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.33pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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楽しめました。 | ||||
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日頃長編ものばかり読んでいると、短編は物足りなく感じてしまう。 | ||||
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前作「犯罪」で衝撃のデビューを飾ったシーラッハの第2短編集。刑事弁護士が現実の事件に材を得て書き上げたというのがシーラッハの売りだが、この全15編の異様な物語を読んでの印象は「果たして、こんなことがあるのだろうか?」という驚きに尽きる。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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面白い。 | ||||
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すこし前に『犯罪』と『コリーニ事件』の二作を評者が読んだ時には、現役のドイツの刑事弁護士の経験をもとにしたフィクションとはどうしても思えず興味深く読んだのです。 興味のある作家なので『犯罪』の続編ともいえる本書『罪悪』を入手して読むことにした。 この短編には後味の悪い話や、平穏に終える話もあり、喉に棘が刺さったまま終えるような不条理な話もある。 やはり刑事事件の弁護士として得た多くの犯罪からヒントを得て実際に起きた事件を脚色して創作した短編も多くあるだろうと思えてしまった。 弁護士になりたての私が集団強姦事件で弁護をした後、帰路につく折の憂鬱な気分になった描写など自身の経験としか思えないのです。 著者フェルディナント・フォン・シーラッハは、やはり判例などを参考にして創作しているから弁護士としての守秘義務を超えるすれすれのところで物語を創作していると思ってしまったのです。 一見無能なような主人公アトリスが意外な活躍でエンディングを迎える「鍵」が本書のなかで一番の秀作だろうか。 各短編それぞれなかなか面白く読ませてくれたので他の作品も読んでみようと思って本書を読み終えました。 が、フェルディナント・フォン・シーラッハは、読者によって評価が分かれるタイプの作家だろう。 | ||||
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まず、装丁装画が秀逸! 内容をこの入れ物が端的に表現しているといっても過言ではない秀逸の出来。 とてもスリム、なのに1800円の価値はまず外見にある。 まさに持って楽しむ。。。の本。 近年 加齢とともにハードカバーの持ち歩きが苦痛になり文庫、キンドルなど試してみたが この『犯罪』に関しては他のツールでは意味がないとまで思う。 読書、の醍醐味は人それぞれであって当たり前であるが、 モノによってではあるが、読書がただ活字を読む以外 にも プラスの部分を多くもつ私は この本の形状にまず感銘を受けそれは中にひろがる世界の多大なる味付け効果となった。 削ぎ落とされた構成。愚かでやりきれないどこか馬鹿げている悲哀に満ち満ちた犯罪者たち。その犠牲者たち。 外見が中身を雄弁に語る を実践している美しい一冊。 | ||||
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本書の秀逸なレビューは、絶版になった単行本の方にいっぱいあるので、まずはそちらをご覧いただきたい。あえて付け加えるとすれば、怖さや狂気のすがたは国民性によって異なり、ドイツにはドイツの、イギリスにはイギリスの薄気味悪さがあるということだ。後味の悪い話が冒頭に続くが、それらはドイツらしさを正直に反映しているにすぎない。ドイツの社会には、いまだに「本当は怖いグリム童話」の世界が生きている。人々の心の底にあるそれは、きっかけを与えられるとひょっこりと顔を出す。そればかりか、司法が法規の適用において厳格なところもドイツ的である。日本もそれに似ているが、南ヨーロッパではこうはいかない。それに加えるに外国人の存在。これらがドイツの罪悪をめぐる現代の状況をかたち作っているということがよくわかる気がする。本書の乾いた文章は、現代ドイツ文学を広く紹介している独文学者の酒寄教授による絶品の翻訳である。 | ||||
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前著『犯罪』でファンになったドイツの小説家シーラッハによる短編集。彼は弁護士でもあり、本書も『犯罪』と同じく、すべて刑事事件がらみの話である。 第一話は17歳の女性が親父たちから集団強姦された事件についてだが、被害の様子や供述などが淡々と記述される。感傷を廃した描写とは対照的に、読み手の感情はグッと引き寄せられていく。まるで精神科のケースレポートを読んでいるようだ。 | ||||
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