壜の中の手記
※以下のグループに登録されています。
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
壜の中の手記の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
無事に届きました、有り難うございます! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ひょんなことで知るにいたった、このカーシュ作品集。スタンでぃんぐ・オベーションするほどの、面白さ! どんなオモロさかといいますと、これまでになかった、<他にない>おもろさ。奇妙でもあるが、経験したことのない<おもしろさ>が、ここにはあります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本は新しい、値段は安い。買ったの時、とでもうれしです。ぜひお試したい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「豚の島の女王」「黄金の河」「ねじくれた骨」。 3篇とも南米の島や海辺を舞台にした怪異残酷奇譚。 男女4人のフリークが難破して無人島に上陸するというプロットの「女王」は、ヨーロッパ風の雰囲気で叙事詩のような感覚の悲劇。品格が感じられる一篇。 「黄金の河」は詐欺師の面白いほら話と思って読んでいくとどんでん返しがあり、「骨」は終身刑囚が刑務所で出会った詐欺師の話だが、脱獄の成功を保証したインディオの約束がまったく違った形で実現する。 どれもクラシックでナレーティブな古いスタイルで書かれ、文体はしっとりしている。 「瓶の中の手記」。1914年にメキシコで行方不明になったアメリカの短編作家、アンブローズ・ビアス。実はメキシコの火山の麓で出会った不思議な種族と不思議な生活を送っていたという設定で、ビアスになり切って“発見された手記”をそれらしく書くのだから、カーシュはある意味凄い書き手だと思う。 「ブライトンの怪物」。18世紀中頃、イギリスの寒村ブライトンの沖合に突然浮かび上がり、漁師に捕獲された全身入れ墨だらけの人間ようの怪物。その正体は? 最後はいきなり日本がらみ、時間空間SF的なオチになだれ込むが、非常に面白い話だ。 「破滅の種子」「壁のない部屋で」。どちらも上出来のオチが付いている。「種子」は呪いのかかった骨董品というよくある話だが、それを逆手にとってコミカルな味付けがしてある。「部屋」はスター芸能人のつまらない浮気がいきなり最後の審判につながってしまうという破天荒なジョーク。そのギャップが面白い。 「時計収集家の王」。ヨーロッパの年老いた専制君主に仕えた時計師が語る奇怪な政治裏面史。彼の作った王様そっくりの動く蝋人形が亡くなった王の代わりをするという奇譚。 「死こそ我が同志」。マッドな死の商人が次々に新兵器を開発させたあげく、手違いから自分が作らせた新兵器で自滅してしまう・・・ クラシックでホラー風味のディストピア的寓話。解説によると1938年の作品で、未来の科学戦をかなり的確に予言している。 全部で12篇を収載している。アイディアも良いしクラシックな文体も洗練されていて魅力がある。ただインパクトがない。短篇は特にエンディングの衝撃が重要だと思うが、オチを含めてそこの作り込みが弱い。それが日本で有名になれない原因ではないか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
豚の島の女王 大好きなストーリーです。 この作家の本をもっと読みたいけどあまりないんですね。 もう一冊の廃墟の歌声も良かったから残念です。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 17件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|