エイルマー・ヴァンスの心霊事件簿
- 幽霊 (229)
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全体の雰囲気としてはシーベリー・クインのグランダン・シリーズの様な、良く言えば非常にバランスの取れた軽妙さを持ったオカルトものの連作集。作者達の名は聞いたことが無かったのだが、このシリーズが続いたのは1914年の一夏だけで、他にも同様の怪奇小説が書かれたのかは不明。Ash Tree Pressが1998年に限定500部で発掘するまでは忘れ去られた作品だった様だ。 主人公のオカルト探偵は、当時流行ったシャーロック・ホームズのライヴァル達の一人であろうとは思うが、作品によっては大した活躍をしなかったり、話を聞いたり解説するだけだったり、全く事件を解決しなかったりして、語り部的な面が強い。そしてどの作品にも何故かロマンスの要素が盛り込まれていて、切ないハーレクインものの様な趣向が有る。少数の熱狂的なファンが付く類いのものではないが、愛すべき佳品集である。 | ||||
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法廷弁護士のデクスターは美しい月明かりのある夜に エイルマー・ヴァンスという友人から不思議な話を聞かされる。 そして、ある話ではデクスターが千里眼の能力を持つことが判明! それからは二人で不可解な事件に当たっていくことになります。 どこかで聞いたことがあるような感じのストーリーで、 結末も読めてしまうことも多いのですが、 それでも面白くって、夢中になって読んでしまいました。 民話を短編小説として書き直したようなストーリーなので、 おどろおどろしさや推理要素を求める人は肩透かしを食うかもしれません。 | ||||
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名前が出て来るヴァンスはその種の事件にしばしば遭遇した経験が有るだけの普通の人で、特殊な知識や能力等が有る訳では無いが、探偵としてはごくまとも。ワトスン役の人物の方が実は一種の超能力者と云うのがミソ。 バラエティに富んでいてヴァンスは単なる見届け役の場合も有れば事件の真相を見抜き探偵としての役割を果たす場合も有る。が、いずれも物語としての完成度は高い。 このシリーズを生んだ夫妻が連載終了後数年して死亡したのは残念な事で長篇でも読んでみたかったと想うが、もっともひと夏の間、週刊誌に短期連載されただけで以後書かれなかった事と、大衆作家ではあったがどうやら本来はオカルトとは無縁な作風である事から、何かの気の迷いで書かれただけの負債にとっての黒歴史であった可能性も存在はするが・・・。 | ||||
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