(短編集)
ロルドの恐怖劇場
- 人形 (161)
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1話が短くて読みやすい。 そして何よりどれもぞわぞわする話で面白い。 | ||||
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今のものを好きな人にとっては、退屈です。ネタとしてたいしたものでは無いです。当時はすごかったんでしょうけど。 | ||||
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まあ、古い古典の怖い、というのを感じるにはよい作品。クラシックな感じです。 | ||||
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狂気に踏み込んだ人々の短編集。 催眠術や精神病、人の心をテーマにした話が多い。 どれも10ページ程度のとても短い短編なのだが、恐怖を覚えるには十分な分量だ。 印象に残った作品を紹介。 ・助産婦マダム・デュボワ 父親に隠れて時期を過ぎた中絶手術を望む娘と、娘に隠れて中絶を請け負う闇医者の物語。 「あー」って感じの配役ですよね。 当然のように、悲劇に繋がってしまいます。 ・夜明け ある死刑囚の物語。 恩赦の望みが出て、ギアナで平穏に暮らすことを夢見るのだが・・・。 自業自得なラストを迎えます。 ・事故 「息子を殺す」という強迫観念に囚われた男の物語。 主人公に友人から手紙が届く。 その友人は自分の息子の顔を見ると反射的に殺そうとしてしまうという悩みを持っているのだ。 その強迫観念の理由や発端は描かれていないが、手紙から悩み苦しみの様子が伝わって来て非常に怖い。 | ||||
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苦悩との英雄的な闘いが描かれるわけでもなければ、努力の尊さが称えられることもなく、結局うまくいかないという、その暗さを楽しむ作品です。 短い作品ばかりなので、あっけないという印象はありますが、歌舞伎の鶴屋南北の世界に通じるところもあるようです。何よりも、ほの暗い安らぎがあります。 郷愁を感じさせる雰囲気は何でしょう、貸本漫画の世界といえば通じる世代もあろうかと。 泣かせる話も入ってますが、その泣かせ方がレトロです。 とはいえ“黄金の昭和30年代”的なものが表向きの郷愁でありレトロ感だとすると、本書の場合はあくまで裏向きのそれだということは間違いありません。要はダークな世界です。 破綻や破滅というのは実際の出来事としては望ましくないわけですが、否定的な疑似体験には平衡感覚を取り戻させる効果もあるようです。 ほとんど強迫神経症的に“前向きな”表現をすることが蔓延している日本の社会に照らしてみると、ふと息抜きできる隠れ家的な作品世界です。 殺人、背信と並んで、精神病が本書の大きなモチーフです。 三遊亭円朝の「真景累ヶ淵」の「真景」が神経症の「神経」もじったものといわれるのを思い出させます。 | ||||
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