ガストン・ルルーの恐怖夜話
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ガストン・ルルーの恐怖夜話の総合評価:
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全1件 1~1 1/1ページ
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正直云えば、歴史に残る名作とされている『黄色い部屋の謎』よりも数倍面白かった。短編であるが故、贅肉が削ぎ落とされ、主題が明確だったからだ(尤も、登場人物達の芝居がかった台詞回しは相変わらずだが…)。 | ||||
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1話1話が短いので 夜寝る前にあっさりと読める。 美しい人物とグロテスク、死、 ショッキングな結末。 この短編集には必ずこれらが登場する。 主人公が聞き手で語り手が話し始める。 夢野久作の作品群にもよくある手法で 段々と読んでいる自分が聞き手になって 話に引き込まれていく。 これもまた夢野久作に似て (ガストン・ルルーの方が デビューが数年早いが) 不気味な物・情景に対する描写が 非常に丁寧で分かりやすく、 脳内でリアルに再現されている様な 錯覚を起こす。 ただ、夢野久作の文体はエイジレスで 現代的な読み物だが、 ガストン・ルルーのは古臭い。 レトロ好きにはこの古臭くてカビくさい 感じがたまらないと思う。 また、こちらの文庫版は表紙がいい。 本は表紙や装幀も大切。 枕元に置いておきたい本の1つで、 実際にずっと置いてあります。 夜に読むのがおすすめ! | ||||
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オペラ座の怪人が有名です。 | ||||
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ガストン・ルルーはいうまでもなく『黄色い部屋の謎』や『オペラ座の怪人』でよく知られていますが、こういう恐怖小説も書いていたんだとあらためて知ったしだいです。 「毎晩、五人の老船乗りがツーロンのヴィエイユ・ダルスのカフェのテラスに寄り合って、アペリチフを飲みながら《恐怖の体験》を語り合う」という体裁の、いわゆる枠物語の形式をとって書かれた短篇が主となっています。 ストーリーはそれなりにうまく作られていると思いますが、まあここに収められている、1920年代に書かれたという短篇の多くはあえていえばスプラッター小説です。 これはまったく予想もしていませんでした。 なかでも「胸像たちの晩餐」は、なんとも凄惨な話で、読むんじゃなかったと後悔してしまうほどです。 まあ現代でもアンデス山中の出来事が知られていますが、当時もときに遭難時の実話としてそういう出来事があったのでしょうかね… …にしても、これら短篇が新聞に連載されていたとは! | ||||
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『オペラ座の怪人』や『黄色い部屋の謎』の作者として有名な ガストン・ルルーの短編集です。 現代のホラー小説・映画・ゲームのような、どぎついイメージの連続ではありませんが 老船長たちが互いに披露しあう奇譚・恐怖譚はまさに古酒のような深い味わいがあります。 ・・・といってもテーマは復讐・飢餓・処刑などまったく容赦はありません。 それぞれの挿話にゾッとするような恐怖と平凡に暮らせることの幸せ、そして一抹の寂しさが感じられます。 もっとこういう短編を読んでみたいなあ、と感じつつ『蝋人形館』が夜明けを迎えるとき この短編集も終わってしまいます・・・ 訳にはさほどクセもなく各挿話が短いので読書が苦手な人でも抵抗なく読み進められますし また、読書好きの人にも読み応えが感じられると思います。 | ||||
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お話一つ一つが短いながらとっても怖くて面白い秀作がずらり並んでいます。スプラッター苦手な方には不向きかも知れませんが、そういうものが好きな人には是非お勧めしたい本です。 | ||||
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