何かが道をやってくる
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ぞっとして感動する青春小説。このひと言に尽きる。 『邪悪なカーニバル集団』が、ハロウィーンの少し前に小さい町にやってきた。二人の幼い少年だけがその邪悪さに気づいてしまった。彼らはカーニバルに立ち向かう、どうすれば彼らを滅ぼせるのか、正しい手段など知りもせず――。 出だしはそんな感じなのだが、どこにどう向かっていくのか、ハッピーエンドかバッドエンドか、正直まったく予測がつかない。手に汗握りページを繰る手が止まらない。読後「読んで良かった……」と充足感に浸る。最高です。 補足としてこの本の読後しばらくして読んだ、別のインタビュー集のエピソードより。ブラッドベリの娘さんのボーイフレンドが娘さんにひと言問うて「お父さんの本って読んだことある? 『何かが道をやってくる』は?」「え、何それ?」「それって読んだほうが良いよ。読まないんなら、もう別れよう!」 ……さもありなん。このエピソードの語る通り、なんとも素晴らしい一冊です。ただ娘さんはそういうきっかけがないとお父さんの本をまったく読まなかったらしいので、つまるところは各人の『好み』の問題ですが。自分には『みずみずしい若い感性』と共存する『暗さ、邪悪さ』がちょうど良い。 レイ・ブラッドベリ。一生ものの沼にハマった感覚を、新刊・古本取り混ぜて購入した本をめくっては楽しんでいるところです。 | ||||
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レイ・ブラッドベリの最高傑作だと思ってます。少年なりの目線と恐怖感、若さと年齢に後悔と絶望が秋の夜の寂しさの中に入り交じって、夜更けに鏡を覗くのが怖くなります。ディズニー映画のDVDも観ましたが本の方が音もないのに恐ろしいのはなぜ? | ||||
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以前の装丁のままにしておけば他の作品と揃ってたのに、なぜ変えたの? 東京創元社のブラッドベリ作品は装丁に統一感がなくバラバラ。 「ウは宇宙船のウ」とお揃いのデザインに戻していただきたいです。 ハヤカワから出ているブラッドベリは装丁がオシャレなのになぁ。 | ||||
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私は12歳でこの本を読んだ 理想を言えば、そもそも12歳でなきゃダメだ 笑 たしか著者もそう語っていた記憶がある ブラッドベリ全盛期の作品 老いと未熟な若さ、帰らない思い出、恐怖と懐かしさ ブラッドベリの全てがここにある 読後数十年経っても再読に耐え得る名著 誰にもおすすめできる作品である | ||||
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アメリカの地方都市にカーニバルがやってきて・・・というお話。 アメリカの場合、昔から巡回カーニバルがあるそうで、そういう思い出を郷愁を込めて描いたファンタジーになっております。 日本ではこういう物はあまりないというか、違う形の物があって、私の記憶では菓子屋さんが、菓子を買ってくれる低年齢の客に紙芝居をやってくれたり、少し違いますが、盆の祭りとかクリスマスとか宗教を超えて理由をみつけて何かしら祭りをやりたがる所などは、他の国の風習とは違いますが、大体似た様な催しがある様に思えます。 日常空間から離れて非日常空間の浸るのも、人類の営為みたいで、たまには息抜きで非日常を味わいたいという人にはうってつけのカーニバル小説だと思いました。 訳者あとがきにある通り、トム・リーミィ「沈黙の声」(女の子で「スタンド・バイ・ミー」を作るとこうなるという感じの作品)とか他にも似た様な佳品があるので、興味がある方は読んでみては。 前の訳で読んで以来、40年ぶりかもしれない再読でしたが、面白かったので良かったです。 昔懐かしい感じのファンタジー。是非ご一読を。 蛇足ですが、これを読む少し前にフジ・ロック・フェスティバルに行ってきまして、ロックのフェスですが、飲食の屋台等があつまる区域で、奇っ怪な大道芸をやっているパフォーミング・アーティストの方がいらっしゃっていて、そいういう物もフェスの名物のなっていて、直前にそういう大道芸を観ていた記憶とこの小説のフリーク・ショーがだぶって妙な気持ちになりました。関係ない事を書いてすいません。 | ||||
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