たんぽぽのお酒
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昔買った本が見つからず購入。きれいな状態で来ました。バニラライムアイスクリームのエピソードは愛の本質を教えてくれます。 | ||||
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ずっと積読だったこの本を、コロナ禍の2020年の夏にゆっくり読み、楽しみました。物語に、ドラマといえるものはほとんどないような気がします。夏が小さな町にやってきて、そして過ぎていく。それが淡々と描かれます。読んでいると、物語というより、少し昔のアメリカの、小さな町の夏の風景がつまった画集か写真集を見ている気持ちになりました。夏の日常の一瞬一瞬を大切に生き、味わっている少年と、そのそばで、同じように夏の日々を生きながら、どこかで遠い記憶の中の夏の場面を思い出しているような老人たちの姿。そんな人たちがいる田舎町の風景。そしてそれらを、子供のころの自分と、年老いた自分が二人で並んで眺めているような、そんな錯覚を起こさせる、ブラッドベリの魔法のような言葉と文章を、ぞんぶんに味わえる本でした。 | ||||
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"静かな朝だ。町はまだ闇におおわれて、やすらかにベッドに眠っている。夏の気配が天気にみなぎり、風の感触もふさわしく、世界は、深く、ゆっくりと暖かな呼吸をしていた。起きあがって、窓からからだをのりだしてごらんよ。いま、ほんとうに自由で、生きている時間ぎはじまるのだから。夏の最初の朝だ。"1957年発刊の本書はイメージの魔術師、偉大なSF作家による自伝的な12才の少年のひと夏を描いた物語。 個人的には本好きには有名なディストピアSF『華氏451』の映画から著者を知ったのですが。映画ともまた違ったテキストの魅力を求めて、様々な人が絶賛する本書を手にとりました。 さて、そんな本書は前述のとおり、1928年のアメリカ中西部イリノイ州の架空の小さな町、グリーン・タウンを舞台にして、著者自身の経験が色濃く反映された【多感な少年のひと夏】が一貫したストーリーはなく【様々な個性豊かな登場人物たちの物語がオムニバス形式で】描かれているのですが。 まず最初に感じたのは『少年ファンタジー』と紹介されているし、翻訳を通しても伝わってくる【ポエティックなイメージの奔流】映像が浮かんできそうな美しい言葉の羅列からそう紹介されているのかもしれませんが【はっきり言って児童書とは思えない】生の喜びより死、老いや孤独をファンタジーという形式で包んだ【大人向けの一冊】だと思いました。 なぜなら、本書では『幸福マシン』と呼ばれる機械を開発する発明家や30代の男性と90代の女性との逢瀬、『タイムマシン』と呼ばれる大佐、『料理の魔法使い』としてのおばあちゃんなどの印象的なエピソードが主人公を通して読み手に披露されているのですが、そのどれもが『生の充実』としてよりは【過ぎ去った時間の残酷さ、死が訪れる前の遺言】として描かれている様に思えたからです。 典型的な子供向けファンタジー、冒険や青春物語だと思い込んで手にした事もあって、良い意味で裏切られて、びっくりしました。 本格的な夏の訪れの前に、自然の静寂や美しい言葉に触れたい誰かへ。また、かっての子供、人生の午後世代に向けたファンタジーとしてもオススメ。 | ||||
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日本で初めて翻訳本がでていたとき、買ったのを紛失。今回、あらためて探しました。 装丁などは変わっていますが、すばらしい本です。アメリカの少年の夏休み、ともに経験したような読後感です。 | ||||
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自粛の折少しづつよみすすめています。 | ||||
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