黄泉からの旅人
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20年前に死んだ筈の登場人物の死体が発見され・・・というお話。 前作でも古き佳き時代の映画界を哀愁を込めて描いておりましたが、本書でも懐かしくなった昔の怪奇映画へのオマージュともとれる小説になっておりました。 それと、親友だったという恐竜映画で著名なレイ・ハリーハウゼンへの思いがないまぜになった抒情的な推理小説になっておりました。 推理小説としてもある程度はよく出来ておりますが、上記の様な今はなきアメリカ映画への郷愁を楽しむべき作品だと思いました。技巧を凝らした推理小説も必要ですが、こういう推理小説も必要だと思います。 ブラッドベリ自身が嘗て実際に映画の脚本を書いたり、師匠だったリー・ブラケットも映画の脚本で著名だったりと、映画界とは切っても切れない関係だったという事で、こういう小説を書いた気持ちが判ります。 古き佳きアメリカ映画界への郷愁が感じられる推理小説。是非ご一読を。 | ||||
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著者のハードボイルドまたは探偵小説3部作の2作目で復刻です。本シリーズはハードボイルドとはいいますが、むしろ主人公の青春ファンタジーの色彩が濃い内容です。非常に素直で情感豊かな青年(というには少し歳がいっています)が、その心のままに真実と正義と愛情に基づいて行動していくところは、あの「夏への扉」がSFでありながら青春小説として人を惹きつけて止まないのと同様です。ただし、「夏への」が太陽のイメージならば本作は月のイメージです。著者独特の幻想的表現と舞台・人物設定の妙は、20世紀前半のアメリカ西海岸を舞台にしてまったくの別世界に引き込まれます。400ページ超があっという間です。主要人物が前作から引き続いての登場ですし、この著者にして幻想的な舞台はもちろんなので、そういう意味では前作を読んでおくとすんなり物語に入っていけますが、前作よりずっと探偵色が強くテンポも軽快で、単独でも十分楽しめます。そして装丁がきれいです。 | ||||
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