死ぬときはひとりぼっち
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主人公の私立探偵が謎めいた遺言を元に殺人事件を捜査するが・・・というお話。 上記の物語が主筋にあたりますが、傍筋は抒情的なさびれた港町を徘徊する私立探偵の彷徨の物語でした。で、主筋の方の筋ははっきり言って大した物ではなく、傍筋の抒情的な雰囲気で読ませる作品でした。と言っても、推理小説として出来が悪いと貶めている訳では毛頭なく、著者のブラッドベリが多分最初からあまりその辺は深く念入りなプロットのミステリを書く意図を持って書く事を念頭に置かなかったと思うので、これからこの小説を読む人はその辺を最初から勘案しながら読んだ方がいいと思います。尤も、ブラッドベリの書く小説を読む人の殆どが、最初から特定のジャンルに収まる物を書かない事は了解済みだと思いますが。 それと、古い映画に関する言及があちらこちらに散見されますが、古き良き時代のハリウッドへの哀惜を感じさせて、そういう映画をあまり観た事のない私の様な輩でも郷愁を覚えるいい小説に仕上がっております。 こういう異色のハードボイルドとしては他にコツウィンクルの「ファタ・モルガーナ」を思い出しました。こちらは錬金術の時代の欧州を舞台にしたハードボイルドで本書を楽しめた方にお勧めしておきます。 錆びれた港町の郷愁と今は亡きハリウッドの哀惜を綴った詩的ハードボイルドの逸品。是非ご一読を。 | ||||
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