(短編集)
幸せスイッチ
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タイトルと邪悪な罠が詰まった短編集というキャッチフレーズに惹かれ購入。 1話目から脳内に「?」が浮かび、2話、3話と読み進めてる今。途中で投げ出してしまわないように、投稿しています。 初めて著者を知り読んでいますが、、正直つまらないし胸の中にしこりがのこる。 「診断」こういう親の元に生まれてしまった子供を憐れむ。 | ||||
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こんな小説を間違っても面白いとは言いたくない 胸糞悪い、後味悪い、不条理で救いようがなくてただただイライラさせられる でもこんな話が昨今の日本じゃリアリティがないなんて言えないくらい酷い世の中 間違ったことをぶん殴っててでも正してくれる人って大切だったって事 昭和ならともかく令和の今じゃそんな人もうどこにもいないけど | ||||
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面白かったです | ||||
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「アリス殺し」が面白かったので、作者の本が読みたくなった。 本書は六編収録の短編集だ。いずれも作者らしいグロでいびつな世界が広がる。 『怨霊』死を呼ぶ怨霊に憑りつかれてしまった。名探偵Σは驚くべき方法で危機に立ち向かう。 あまりのバカバカしさに唖然とする。最高のお気に入りだ。 『勝ち組人生』遺産を受け継いで金持ちになった私は、勝ち組だ。が、他人を見下す勝ち組人生は、意外な顛末に。 人生を勝ち負けで判断すると、ろくなことにならない。 『どっちが大事』『診断』 この二篇は、偏執的な執着を描いた一種のサイコホラーだ。ヒロインは竹内花子という女性だが、同一人物ではないだろう。 他の作品にも登場する。星新一のエフ氏と同じで、キャラクター性を排してストーリーに集中させるための記号キャラだと思う。 表題作は、脳への刺激で幸せになろうという話。麻薬や宗教も基本的には同じ原理だな。 ズブズブと深みにはまっていく感じが、厭らしくて引き込まれる。 『哲学的ゾンビもしくはある青年の物語』 この世界は何かのプログラムではないか。SFではおなじみの現実崩壊ものだが、作者の手にかかると何とも珍妙な不条理小説になる。 現実の壊れる過程が妙にリアルなのだ。かなり好きな作品である。 知的で切れ味抜群のミステリとは違って、ホラー作品は日常に不条理が侵入してくる作風で、けっこう怖い。 多才な作家だ。あと何冊か読みたくなった | ||||
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「怨霊」、「勝ち組人生」、「どっちが大事」、「診断」、「幸せスイッチ」、「哲学的ゾンビもしくはある青年の物語」の6編で構成され、最後の話以外「春子」という同じ名前の別のキャラクターが登場するのが特徴です。「怨霊」は「」の探偵∑が登場し、軽めですが怪異に怪異をぶつけるという「」のようで面白かったです。「どっちが大事」、「診断」と非常に面倒臭い女性との会話劇が2作も、しかも連続で収録されているのが大変苦痛で、本書の評価を下げていると思います。特に前者は妻がスマホやPCを破壊するので、スマホ依存症の人は過剰に反応して本書を捨てたり、小林泰三ファンをやめる!!と怒り出すと思います。表題作「幸せスイッチ」は個人的に素晴らしかったです。とても個人的な話ですが私は怪我と病気で半ば人生を諦めていますが、怪我がきっかけでアル中の父がいる実家を出て一人暮らしを始めました。希望のない中で「」や「」、「」を読み耽り今後の人生を模索していましたが、「幸せスイッチ」にも大変参考になる事が書かれており、冗談でも死にたいとか考えるのはやめました。この話はまた読みたいし買って良かったです。最後の「哲学的ゾンビもしくはある青年の物語」は毛色が違い、おそらくハヤカワに出稿するつもりが頭数合わせで一部書き加えてこちらに入れられたもののような気がしますが、次はどんな「春子」が出るのか期待していたのに出ず、話も盛り上がることなく、本としてはつまらない終わり方で残念でした。本書に限らず、その人の人生の状況によって楽しめたり楽しめなかったりする事は当然あると思うので、何でもそうですが他人の評価は話し半分にしてファンなら読んでみて良いと思いますし、本書から入った方も小林泰三作品という禁断の楽しみを知ったという事で心から歓迎したいです。 | ||||
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