シューマンの指
※以下のグループに登録されています。
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.80pt |
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
途中まではひたすらだるい。それほどシューマンを好んでは聞かないし、どちらかといえば名前先行の作曲家。そのシューマンを主題に取り上げ内容も専門用語の羅列で私でも辟易して、読み進めるのに1か月で約半分。一念発起して、再度読み流し始めたが 6割くらい過ぎてきたころから急な展開に内容に引き込まれ、その勢いは最後までとどまらない。最後はどんでん返しの繰り返しで、結論まで含め好き嫌いは分かれるかもしれないが、読む価値は十分に有り。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
正直,クラッシックの蘊蓄はまじめに読んでも意味は無いような気がします. | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前半部のしつこいまでの音楽評論にうんざりした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
クラシックは好きなので音楽の話題は問題ないのですが、 | ||||
| ||||
|
| ||||
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する
| ||||
---|---|---|---|---|
前半はクラシック。後半はどんでん返しのミステリ。 | ||||
| ||||
|
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
友達とのやり取りでシューマンの話をしていたときにこの小説の名前が出てきたので興味を持って、作者や本に関する前知識無しで読みました。 前半は音大を目指すピアノ弾きの高校生の青春ストーリーがシューマンの曲や思想と絡めて語られるという感じなのですが、これだけシューマンに耽溺してるならもう少し文章自体に詩情が欲しいなぁと思いながら読みました。 後半になると事件が起き、心情的にもドロドロした幻想的ロマン的な色合いを帯びてきて、おぉ、ロマン派か!となるのですが、最後二重のどんでん返しのような展開があって、結局描かれたことの半分以上は精神疾患がある人の妄想だった的なところに落ち着いてしまって、「何だよそれ」ってなりました。 著者がシューマンが好きなことは伝わりますし、面白く読めはしましたけど、読書体験としては終わり良くなくて台無しという感じでした。 あと、クラシックそれなりに好きな身としても、どの曲の何小節目のどの音がみたいな記述が多すぎて、わざわざ楽譜を確認したり曲を聞きながら読んだりはしないので、そういうところは流し読みしました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
後半に進むにつれ濃さの種類が多面的、心地よい緊張感で読めました。作者とは別の方による解説は堅苦しくて苦痛。解説最後の頁の文面を解説最初に持ってきたらいいのに、と思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私は日頃、全くミステリを読まないのですが、『シューマンの指』というタイトルに惹かれて読んでみました。シューマンの楽曲はかなり好きで、特に「幻想曲」は雄大な高揚と繊細な陶酔を兼ね備えた傑作で、好んで聴く楽曲だったからです。 読後、まず脳裏によぎったのは「エキセントリック」という言葉。確かにこれはシューマンの音楽の中にある性質の一面であって、ときに鼻につくような気取りがあるかと思えば率直にやさしくなったり、英雄的な雄々しさを見せていたその次の瞬間に冷たい孤独に沈潜したり……これは青年期の人間の心の動くさまを、やや誇張した所もあるもののよく反映しているように思われます。 ミステリとしての出来栄えを云々する資格は私にはありません。しかしこの作品は、シューマンに対するオマージュとしては、非常に良いものだと思います。登場人物たちによる芸術に関してのやや青臭い議論も、青臭いがゆえのリアリティと懐かしさがありました。 夏の暑いさなかでも、一気に読める面白さでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
シューマンについての記述がオリジナルか出典のあるものか分かりませんが、その部分を楽しめなければ、成立しない作品だと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
かなりクセのある作品だが、音楽的素養が皆無の私でも、腐臭の漂う異様なムードに酔わされ、シューマンについての蘊蓄や独断的議論を、興味深く読むことが出来た。腐臭と書いたが、精神を病んだ男らしい女性嫌悪が強烈で、男色へ傾倒する主人公の心情が生々しく表現されていたと思う。 恐らくこの腐臭に毒されていたのだろう。ラストのどんでん返し連発に、私は素直にアッと驚き仰天した。レビューを書くため思い返すと、そりゃあないよ、という手法なんだけど、読書中に覚えた興奮を、素直に評価したい。 本書は幻想文学的腐臭の漂う、大胆不敵なトリックのミステリである。万人向けではない。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 110件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|