恋文の技術
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就職したいという意気込みもなくだらだらと大学院に居残った守田君は、京都から能登半島にあるクラゲの研究所に飛ばされます。まあ果たして教授が本当に”飛ばした”のか、それとも何か意図あって研究に集中させようとしたかまではわかりません。が、守田君的には僻地に追いやられた感が強い。仲間に忘れ去られそうな寂しさと京都恋しさに手あたり次第手紙を書きまくることに。そんな気持ちをダラダラと書き綴った書簡集です。 著者は「夏目漱石の書簡集がとてもおもしろかったから真似してみたかった」ということ。 いつもの森見節で、ユーモラスな愚痴と不満のオンパレード。そのあほらしさ、おかしさをどれだけ楽しめるかでしょう。小説家森見登美彦に当てた手紙まであります。 優柔不断でダメな主人公が好きな女性に告白できず悶々と悩む様子などいつもの通り。何もかもいつもの通りすぎて、他の小説のキャラをそのまま入れ替えてもいけそうな感じ。 自分も含めてこれが森見ファンの求めているものであり、楽しんでいるものなんですが、うーん、これから書く作品も最後まで全部このパターンでいくのかなあ・・。 かといってがらっと変えたら変えたで「これは森見じゃない」なんて言う人も現れそうですし・・むずかしいですね。 この本の中にも「あの人(森見さん)は京都のことしか書かないからおもしろくない。自分の半径1キロより外のことは書けない。ゆくゆくは自家中毒で破滅するだろう」とか、主人公が小説家森見登美彦に「妄想に逃げるな。現実を見ろ」とアドバイスされ、「森見さんに言われると腹が立つのはなぜでしょうか」と書いていたりして、このあたりの自虐ネタには笑ってしまいました。 脱皮が必要な気もするけどこのままでいてほしいと思ったり、複雑な心境のファンです。 森見さん初読の方には「夜乙女」や「四畳半」「有頂天家族」など普通の小説形態のものをおすすめします。こちらや「美女と竹林」などは余技っぽい感ありです。 | ||||
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単行本、文庫に至っては3冊所有… 電子書籍の有り難さを実感 | ||||
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面白かった! 構成力に唸ったし、たっぷり笑えた。 | ||||
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読みやすいし、ストーリー展開が巧みと思った。時系列での試行錯誤の賜物。 思わず河原町の文具店で便箋と封筒を買って、手紙を書きたくなる。 学生時代に横浜にいる友人と交わした文通を思い出した一冊。 | ||||
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大学四年生の主人公は、京都から日本海を臨む研究所に飛ばされて文通達人と化す。 あとがきに「電子メールが普及した時代に逆行するも望むところ…」とある。手書きの手紙も良いものです、面白い! | ||||
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