(短編集)
スイート・ホーム
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タイトルが気になって購入しました。楽しく読んでいます。 | ||||
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読んでいてこれほど幸せな小説は初めてだった。一般からの募集の体験談の小説化とはいえ心が温まる作品だ。 原田マハの作品は初めてだった。小説家・原田宗典の妹で元キュレーターであることは知っていたが、なかなか力量のある人だ。近いうちに直木賞を受賞するに違いない。 | ||||
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原田マハさんの本は何冊か読んでるけど、やっぱり美術を題材としたの小説のほうが面白い。 人物がぜんぶ単純すぎて、半分ぐらいで飽きる。 | ||||
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単行本を以前読みましたが、マハさんの本は全てが女性が主人公となっております。母親と、主人公の娘姉妹の絆と新たな家族の絆が泣けて感銘を受けました。是非行ってみたいです。 | ||||
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関西の郊外にある洋菓子店の家族を中心に展開する、連作短編集である。ここには、それこそ小説の主人公になるような特別な人は誰も出てこない。ここに出てくるのは、自分の人生をまじめに、そして誠実に生きている人たちばかりである。大災害などのカタストロフや、犯罪など劇的な出来事も何もない。その人たちが、恋をしてやがて家庭を持ち、ひたむきに生きている姿を、季節の移ろいとともに描いている。ストーリーだけを取り出すと、ただそれだけである。 しかし、この本を読んだ私は、なぜか涙が止まらなかった。感動的な演出や決め台詞などは何もない。ただ、それぞれの登場人物の善と善が相乗効果をもたらして、この上ない幸せな空気が小説全体を覆っている。きっと、そんな幸せな空気に私自身の心の柔らかい部分が刺激されて、「自分もこの世界の住人だったら」という感情などが噴き出して、泣いてしまったのだろう。 もちろん、人生後半戦に入った私は、人間の悪意や卑小な部分がきれいに欠落したこの小説のような世界が存在しないことを知っている。自分自身と他人のそうしたイヤな部分に囲まれながら、わずかに見える人間の善なる部分をうれしく思いながら生きてきた。その善なる部分をより多く触れることが幸せであり、それに少しでも近づきたいと思って日々格闘してきたし、これからもそれが続いていく。 そんな現実があるせいか、人間のそうしたイヤな部分を描き切るような作品こそ、文学的で優れた作品だという声もしばしば聴く。昔は私もそう思っていたが、現実が十分しんどいのに、小説の世界でまでそんな体験をしたくないというのが、人生後半戦の私の偽らざる感情である。 これは私の勝手な想像だが、原田マハさんの読者は若い女性層が中心で、私を含む中高年男性はあまりターゲットにはしていないのではないか。しかし、本作やテレビ化された「旅屋おかえり」シリーズもそうだが、原田さんの描く大人の童話は、むしろ生活に疲れた私のような中高年男性に刺さるような気がする。心が疲れた時、ささくれ立った時に、心に溜まった澱を浄化するために、本作をまた読み返したいと思う。 | ||||
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