(短編集)

ジヴェルニーの食卓




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初公開日(参考)2015年06月
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短編集

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ジヴェルニーの食卓 (集英社文庫)

2015年06月25日 ジヴェルニーの食卓 (集英社文庫)

ジヴェルニーに移り住み、青空の下で庭の風景を描き続けたクロード・モネ。その傍には義理の娘、ブランシュがいた。身を持ち崩したパトロン一家を引き取り、制作を続けた彼の目には何が映っていたのか。(「ジヴェルニーの食卓」)新しい美を求め、時代を切り拓いた芸術家の人生が色鮮やかに蘇る。マティス、ピカソ、ドガ、セザンヌら印象派たちの、葛藤と作品への真摯な姿を描いた四つの物語。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.60pt

ジヴェルニーの食卓の総合評価:8.63/10点レビュー 121件。Aランク


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全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(9pt)

静寂と余韻の残る短編集

4つの短編集でそれぞれに有名な画家が登場し、特に印象派と言われる画家を中心に、その周囲の人たちを取り上げています。まるで外国人作家が書いたかのような雰囲気と柔らかいタッチの文章で、なんとも言えない落ち着いた静寂とした余韻の残る物語ばかり。ここに出てくる全ての作品を見たくなり、思わずネットで調べてしまいます。どれも良かったのですが、強いて言えばやはり表題作!画家モネと助手を務めたブランシュ。そしてその家族。なんとも言えない関係で、すっごく温かい気持ちになります。もっと他の画家バージョンの作品が読みたいっ!て思いました。

タッキー
KURC2DIQ
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(8pt)

ジヴェルニーの食卓の感想

マティス、ドガ、セザンヌ、モネを題材にした原田マハさんならではの美しい短編集。原田作品をいくつか読んで興味をもった西洋画家たちの名作に隠されたエピソード(フィクションもあるけど)を読みたくて手にとった本作。彼らのそばに仕える人たちによって(あるいは原田マハさんによって)浮き彫りにされる彼らの人生、美しくも哀しい物語がまるで実際に起きたことのように(ある意味、実際に近いかもしれない)語られる4編は、心を落ち着かせ21世紀の喧噪を忘れさせてくれる。
もう一度彼らの名作をじっと鑑賞したくなった。

本好き!
ZQI5NTBU
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(6pt)

ジヴェルニーの食卓の感想

印象派画家4名の史実風短編集です。
実は読み終わって解説を読むまでフィクションだと気付きませんでした。
有名画家や絵画が作中に登場する度にネットで調べる楽しさは『楽園のカンヴァス』と同様でしたが、
話の内容自体は4名の画家を別視点からの日常切り取りでしたので、
もう少し抑揚が欲しかったのは正直な感想です。

歌舞伎蝶
LMC3R9P9
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(8pt)

ジヴェルニーの食卓の感想

印象派と呼ばれる画家の名前が次々と出てくることに、わくわくします。
考えてみると、いま世界で評価されている画家たちが、同時期に現れ、集い、作品を作っていたことは、ある意味奇跡なのかもしれません。
彼らははじめから評価が高かったわけではなく、この物語は、印象派の画家たちに感銘を受けて彼らを支えていた脇役たちの物語です。
絵を見ながら読んで下さい。

Hidezo
GX0TU62Y
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(7pt)

ジヴェルニーの食卓の感想

マティス、ドガ、セザンヌ、モネ、4人の画家にまつわる短編集。
本人ではなく身近な女性の視点で描かれる画家の物語です。
巻末に「本作は史実に基づいたフィクションです」とあるようにフィクションには間違いないのだろうが、作者が原田マハである事を考えると、当然彼女にしか描けない作品だと思うし、彼女が描いた作品だからこそ信憑性が高いのではと思ってしまうし、さて一体どこまでがフィクションなのか、非常に興味深い。
「楽園のカンヴァス」と比べると、少し前知識があった方が楽しめる作品かも知れませんね。
絵画鑑賞の際には、その画家の生きた時代や生き様を知っていた方が・・・というのなら、この作品はまさに「読む美術館」と言うところだろう。
当然の事だが、名画と言われる作品の一つ一つに、それぞれのエピソードがあるのだな、と再認識させられます。

梁山泊
MTNH2G0O
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.116:
(4pt)

絵画に興味をもつための一つのアプローチ

絵画に興味をもつための一つのアプローチとして、この小説を読むのは有効だ。絵画が生まれた人間くさい背景を知り、実際に美術館で鑑賞したいと思った。

西洋絵画の起源である写実主義とは違うため、印象派という表現法は、批判されながら生まれたということを知れた。

この小説は四つの短編から成るが、「タンギー爺さん」が美術を知る上でもっともためになる話だ。「セザンヌの描く山は山以上に山だし、リンゴはリンゴ以上にリンゴだ。印象主義の作品を見ていると、どこか浮き世離れした感じが漂っているけれど、セザンヌの絵には浮ついたところがどこにもない。それでいて、モチーフを徹底的に分析して、自分のものにしようと努めている気がする」というゴッホの指摘が面白いと思った。

作家別に代表作が掲載されたガイドブックを手元に置いて読むと、よりいっそうこの小説を楽しめる。
ジヴェルニーの食卓 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:ジヴェルニーの食卓 (集英社文庫)より
4087453278
No.115:
(5pt)

今まで読んでいなかったなんて、、

アートフィクションだそうですが、画家の生活や人柄などの描写が絵画とリンクしてとても素晴らしい本です。絵画にあまり興味のなかった私ですが直ぐにでも美術館に行ってみたくなりました。他の原田マハさんの本も買いました!
ジヴェルニーの食卓 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:ジヴェルニーの食卓 (集英社文庫)より
4087453278
No.114:
(5pt)

美術館へのおともに

『デトロイト美術館の奇跡』に続いて文庫や電子書籍ではなく
単行本でほしかったので、増刷直後に手に入れられてよかったです。
息の長い作品であることがわかりました。

装丁が美しく、25年前に行ったマルモッタン美術館周辺を再訪したくなりました。
ジヴェルニーの食卓 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:ジヴェルニーの食卓 (集英社文庫)より
4087453278
No.113:
(4pt)

読む美術館

読む美術館
ジヴェルニーの食卓 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:ジヴェルニーの食卓 (集英社文庫)より
4087453278
No.112:
(4pt)

ほんと???

フィクション?ノンフィクション?・・・
フィクションであれば良く出来ていて面白かった。表題の「ジヴェルニーの食卓」は感動ものでした。
ノンフィクションであれば特に「エトワール」のドガの所業は、文中にもあるように「新発見」の感覚で新鮮味もあり、ドガの作品の見方を変える驚きの一編です。
ジヴェルニーの食卓 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:ジヴェルニーの食卓 (集英社文庫)より
4087453278



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