奇跡の人 The Miracle Worker
- 盲目 (15)
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点9.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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すっごく素晴らしく、あったかい物語。目も見えず、耳も聞こえず、言葉も話せない6歳のれんの家庭教師に選ばれた安。出会った当初は、獣同然。れんの無限の可能性を信じて必死に教える安の姿に胸を打たれるとともに、変貌を遂げていくれんの様子もまた素晴らしく、中でもれんと吉右衛門の出会いのシーンは特に感動的。一方で日本の古い田舎の体面を気にする家の制度や娘に対する家族の様子は読んでいて、なんだか身勝手に感じました。物語はれんが大きくなる姿までは書かれてなく、最後は飛んで、お婆ちゃんになっていたので、それが残念でもあり、なんとも感慨深くもあるところ。さすが原田さんの素晴らしい作品でした。 | ||||
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凄い小説。ミステリーじゃないのと、上下巻になってもよいから詳しく描写して欲しかったので9pptにしましたが、素晴らしい小説だと思います! | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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教育とは…と考えさせられる。二重の意味で。教育が必要なほんとうの「けものの子」はれんの周りの人々なのでは? 解説にも書かれているように、奇跡の人とは安のことだろう。 | ||||
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とても感動しました | ||||
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原田マハによるヘレン・ケラーの話の日本バージョンだが、却って身近に感じられ、読みやすく、とても感動し、孫にも買ってあげた。 | ||||
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感情を大きく揺さぶられるシーンがあるけど、どこかいつも冷静で静けさもある不思議な文体。 読んでいるといつの間にか入り込んでしまう。 | ||||
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この小説の形式は、多くの作家さんが使う形式のようです。つまり、冒頭でストーリーテラーのような人物が出てきて、そこから本編が展開されて、また、ストーリーテラーに戻る。 この小説ではストーリーテラーの役割が二人いて、民俗学者の小野村寿夫と文化財保護委員会事務局の柴田雅晴です。実在の人物なのか不明ですが、おそらく作者の創作だと思います。 主人公は去場安(さりばあん)、もう一人の主人公が介良れん(けら・れん)、もうお解りですね。それにしてもねえ、日本版奇跡の人の登場人物の名前をこんなふうに付けるなんて……。内容はせっかくいいのに、このネーミングのためになんだかリアリティーがなくなっている気がします。 私は元理学療法士で四年間ほど小児施設で働いていた経験もあり、障がい児教育にも関心がありました。ですから、この小説の内容は多少心に響くものもあります。まあ、でも、れんが安の前で初めて「み・ず(水)」と発するシーンの描写は、ちょっと、嘘くさく感じてしまいましたが。 歴史小説や時代小説は、7割が事実で3割が作者の創作というのが良いバランスだと個人的には思っています。ですから、この小説はそのセオリーに乗っ取っていません。この小説は、たぶんにこの作家の実験的な試みなのでしょうね。まあ、この実験小説が成功しているかどうかは、読者の判断に任せるということなのでしょうか。 この作家の作品を読むのは初めてなので、機会があれば別の作品も読んでみようと思いました。 | ||||
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