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奇跡の人 The Miracle Worker
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奇跡の人 The Miracle Workerの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.87pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全39件 1~20 1/2ページ
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教育とは…と考えさせられる。二重の意味で。教育が必要なほんとうの「けものの子」はれんの周りの人々なのでは? 解説にも書かれているように、奇跡の人とは安のことだろう。 | ||||
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とても感動しました | ||||
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原田マハによるヘレン・ケラーの話の日本バージョンだが、却って身近に感じられ、読みやすく、とても感動し、孫にも買ってあげた。 | ||||
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感情を大きく揺さぶられるシーンがあるけど、どこかいつも冷静で静けさもある不思議な文体。 読んでいるといつの間にか入り込んでしまう。 | ||||
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この小説の形式は、多くの作家さんが使う形式のようです。つまり、冒頭でストーリーテラーのような人物が出てきて、そこから本編が展開されて、また、ストーリーテラーに戻る。 この小説ではストーリーテラーの役割が二人いて、民俗学者の小野村寿夫と文化財保護委員会事務局の柴田雅晴です。実在の人物なのか不明ですが、おそらく作者の創作だと思います。 主人公は去場安(さりばあん)、もう一人の主人公が介良れん(けら・れん)、もうお解りですね。それにしてもねえ、日本版奇跡の人の登場人物の名前をこんなふうに付けるなんて……。内容はせっかくいいのに、このネーミングのためになんだかリアリティーがなくなっている気がします。 私は元理学療法士で四年間ほど小児施設で働いていた経験もあり、障がい児教育にも関心がありました。ですから、この小説の内容は多少心に響くものもあります。まあ、でも、れんが安の前で初めて「み・ず(水)」と発するシーンの描写は、ちょっと、嘘くさく感じてしまいましたが。 歴史小説や時代小説は、7割が事実で3割が作者の創作というのが良いバランスだと個人的には思っています。ですから、この小説はそのセオリーに乗っ取っていません。この小説は、たぶんにこの作家の実験的な試みなのでしょうね。まあ、この実験小説が成功しているかどうかは、読者の判断に任せるということなのでしょうか。 この作家の作品を読むのは初めてなので、機会があれば別の作品も読んでみようと思いました。 | ||||
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あの、かの有名な「ヘレン・ケラー」をモデルにした素敵なストーリーでした。獣の子と言われ、何も出来無い娘を閉じ込めたのを、主人公を必死になって育て、一心一体として育てあげるのに感銘を受けました。改めて見ると日本人は硬派だと思いました。 | ||||
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深夜、「異邦人」に続いて読破しました。 感動? やはり、ヘレン・ケラーの話が先にあって、2番煎じに感じられ、実際にあった話を書いてるのでは。それほど、リアリティがある。 狼野キワの存在が、フィクションぽさを出してる。生きた人間文化財といわれるほどの人物。明治時代、乞食・物乞い同然の少女が、はたして生きながらえたのだろうか。そうあって欲しい。 本筋とは違うことを書いてしまった。介良れんのような人が実在してたらいいな。人間、どんな不幸な肉体で生まれても、周囲の人の懸命な努力と愛情で、なんとかなる。可能性を提示してる。私も目が悪く、へたしたら失明するかもと不安になる。でも、あきらめなければ、何とかなるのかもしれない。 引き続き、「旅屋おかえり」を読もう。 | ||||
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奇跡の人「れん」と「去場安」先生。ヘレンケラーとサリバン先生の実話を日本版のフィクションにした小説のようです。通勤の電車内でkindle版を読み、不覚にも涙が出てしまいました。一度ならず4回くらいは泣いてしまったと思います。明治時代ならばあり得た理不尽な出来事の数々と、それを不屈の精神で乗り越える去場安。れんが只々無邪気な振る舞いを見せるので泣けたのかなあと思います。安のセリフがくどく感じる事もありますが、良い小説でお薦めします。 | ||||
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ヘレンケラーの話を日本、青森に置きかえるという考えは一見良いような感じがするけど、実際読んでみて安直な印象を受ける。なんでそんな事したのかよくわからない。 実際の熱や匂いのようなものが感じられず「本やネットですごく調べて書きました!」という上辺だけ感がある。青森の土着性とヘレンケラーが全く交わっていない。 頭だけで考えて書かれているというか、お利巧すぎるというか…小学校の図書館に会った漫画的なヘレンケラー偉人伝を読んでるような気持になってくる。そしてこの本よむくらいなら、むしろそっちを読みたい。 これ、みんなおかしいと思わないのか?と思ったら「感動しました!」なんて書いてる人が多くて驚いた。 | ||||
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一気に読んでしまった! 原田マハ先生の作品を読んだのはこれで3作目ですが、どの作品も感動で目頭が熱くなったまま最終ページを迎えます。感動をありがとうございます。 | ||||
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様々な苦労に耐え、人知れず我慢を重ね、歯を食いしばり困難を乗り越える。はたして、未来が光あふれるものであってほしい…と誰もが願う。 奇跡の人とは努力の人である。 奇跡のような出来ごととは、類い稀な忍耐とたゆまぬ努力があってこそ起こり得る、証しのひとつなのだと思う。 私のように五体満足、十人並のものを授かっているにもかかわらず、棚からぼた餅みたいなことばかり考え、反省も反芻もせず、ただ漫然と生きているような人間には身につまされる話だった。 本書冒頭から何度も目頭が熱くなり、、読み進めるのが楽しくもあり、儚くもあり。 最後、物語は急加速して明治から昭和に。登場人物はいきなり年寄りか、またはすでに故人。明治20年4月、4月、5月、5月と…この小説ほどまるで足踏みのように時間が進まぬ話もないものだと思っていたので、最後のいきなり感にはたじろいでしまう。 しかし、これも手練手管の作者、原田マハ氏の狙いなのでしょう。 成人して立派になった主人公を覗いてみたかった。20年後、30年後の二人の暮らしぶりはどんなだったろう…。想像は本の世界を超え、テレビ化、映画化にも期待したい。 〈奇跡の人〉とは、足りないものを嘆くのではなく、あるものを生かす人。 さあ、いよいよ東京パラリンピックも開幕する。 | ||||
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読み始めて、あれ?あら?そーだったのか!っと驚きました。 読んでみてのお楽しみですが、内容も濃くて、とても素敵な物語でした。 | ||||
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なぜ日本を舞台にわざわざこの物語をと思いながら読んでいましたが、意図は解説で納得しました。 弱視の教師、三重苦の生徒、津軽三味線の奏者、イタコ。目に障がいを持つ女性たちが登場します。 「重要無形文化財(人間国宝)」という糸で数珠玉を繋ぐかのように物語が紡がれます。 解説の最後では 奇跡の人とは、三重苦を克服ししたヘレンのことだと思っている人も多いようだが、実際には<奇跡をもたらした人>サリヴァンを指す。ここでは安だ。 としていますが、P29には 「ええ、生きておいでです。……あの『奇跡の人』は」 とあって、これはヘレンであるところの れん を指しています。少なくてなくともこの作品ではヘレンを意味していると思われます。 なお、作品中にウグイスが登場しますが、P180 に かわいらしい小鳥の様子も、うつくしい鶯色も見ることはできない。 とありますが、ご存知の方も多いですがウグイスの色はグレーに近い色で、ウグイス豆などのようなきれいな緑の色をしているのはメジロです。 | ||||
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原田マハさん、嫌いな作家さんではありません。むしろ読みやすくて好きな作家さんです。 ただ今回の作品は、ヘレンケラーの伝記の日本版。なんのオリジナリティもないので展開も想像通り。 なぜ日本の津軽なのか、なども解説ともに読みましたがやはり納得できないし、途中からうんざり感が拭えませんでした。 国宝登録までの流れ必要なのか? 中盤こえても進展しないし、ヘレンケラーの伝記で良かった。 キワとの結末は良かったけれどやはり好きにはなれない作品だった。 ちょっと残念。 | ||||
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盲目の旅芸人が奏でる津軽三味線が津軽平野に鳴り響く。そんなBGMにれんの笑い声や泣き声、安の笑顔が重な り合う。難解な方言の一つである津軽弁が何とも柔らかで暖か味があり、時に切なく、読む人の心に沁み込んでく る。 不具者や貧しき者への差別と戦い、自分の教育理念を貫き通す安の姿。優しい心に触れあった瞬間に流れる涙を どうすることも出来なかった。 | ||||
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ギブソンの「奇跡の人」の固有名詞を日本式にした感じで、内容は原作とそれほど変わらない印象。 | ||||
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はじめての感覚でした。ヘレン・ケラーを明治の日本に置き換えることによって私は気づかされました。いろんな時代で彼女らのように、世間や偏見やどうにもならぬ境遇に立ち向かった女性達がいて、積み重なった結果に、今私たちがあたりまえに受けている平等や教育や価値観があることを。名もない幾千の先人たちがその生を全うしたから私がいる。血の流れとは別の、意識の流れのようなものがある。私の今も決して無駄ではなく、次の世代の誰かに繋がる。この小説に出逢えて感謝します。 | ||||
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ヘレンケラーの話と同じと言う書評がありますが、私はヘレンケラーの本を読んだことがないので、先入観なく読めてとても感動しました。 最後は涙なしでは読めません。 | ||||
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読み始めてすぐに、ヘレンケラーとサリバン先生の2人を模しているのだと気付きました。名前がダジャレっぽいですが、私のように疎い人でも気づくことができます。 私は本家?の本を読んだことがなかったので、とても新鮮に拝読しました。耳が聞こえない、もしくは、目が見えないといった1つのハンディだけでも大変だと思いますが、3つの大きなハンディを抱えているれんにどのように接していくのか、とても興味を惹かれました。 れんの教育係である安(あん)の、自分とれんを信じる心、うまくいかなくても諦めずに、厳しくも愛を持って根気強く接する姿に心打たれっぱなしでした。これからどんな困難があっても、諦めずに自分を信じて乗り越えていこうと思うほど大きな力をもらいました。 本書の舞台が青森県弘前市ということで、青森出身の私にとっては親しみを感じる地名や方言が多くありました。 イタコは知っていましたが、ボサマ(坊様)の存在は聞いたこともなかったので、青森の歴史を1つ知ることができました。 明るく楽しい話ではないけれど、読んで良かったと感じられる一冊です。困難に打ちひしがれている時、人生に絶望を感じる時、きっと心にしみて、一歩歩み出す勇気になるのではないかと感じます。 | ||||
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タイトル通りです。 ヘレン・ケラーに対する尊敬や感動を、そのまま小説にするのが小説家のする事でしょうか? 安直で陳腐だというのが正直な感想です。 | ||||
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