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奇跡の人 The Miracle Worker
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奇跡の人 The Miracle Workerの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.87pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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この小説の形式は、多くの作家さんが使う形式のようです。つまり、冒頭でストーリーテラーのような人物が出てきて、そこから本編が展開されて、また、ストーリーテラーに戻る。 この小説ではストーリーテラーの役割が二人いて、民俗学者の小野村寿夫と文化財保護委員会事務局の柴田雅晴です。実在の人物なのか不明ですが、おそらく作者の創作だと思います。 主人公は去場安(さりばあん)、もう一人の主人公が介良れん(けら・れん)、もうお解りですね。それにしてもねえ、日本版奇跡の人の登場人物の名前をこんなふうに付けるなんて……。内容はせっかくいいのに、このネーミングのためになんだかリアリティーがなくなっている気がします。 私は元理学療法士で四年間ほど小児施設で働いていた経験もあり、障がい児教育にも関心がありました。ですから、この小説の内容は多少心に響くものもあります。まあ、でも、れんが安の前で初めて「み・ず(水)」と発するシーンの描写は、ちょっと、嘘くさく感じてしまいましたが。 歴史小説や時代小説は、7割が事実で3割が作者の創作というのが良いバランスだと個人的には思っています。ですから、この小説はそのセオリーに乗っ取っていません。この小説は、たぶんにこの作家の実験的な試みなのでしょうね。まあ、この実験小説が成功しているかどうかは、読者の判断に任せるということなのでしょうか。 この作家の作品を読むのは初めてなので、機会があれば別の作品も読んでみようと思いました。 | ||||
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原田マハさん、嫌いな作家さんではありません。むしろ読みやすくて好きな作家さんです。 ただ今回の作品は、ヘレンケラーの伝記の日本版。なんのオリジナリティもないので展開も想像通り。 なぜ日本の津軽なのか、なども解説ともに読みましたがやはり納得できないし、途中からうんざり感が拭えませんでした。 国宝登録までの流れ必要なのか? 中盤こえても進展しないし、ヘレンケラーの伝記で良かった。 キワとの結末は良かったけれどやはり好きにはなれない作品だった。 ちょっと残念。 | ||||
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ギブソンの「奇跡の人」の固有名詞を日本式にした感じで、内容は原作とそれほど変わらない印象。 | ||||
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自分の担当生徒以外の事には配慮がない「教育」に軽い反感が。 この場合「キワ」は教材扱いだわな。子供に「自らの身を顧みて、自ら姿を消す様な思い」をさせるのが「教育者」のやり方と思いたくはないな…。 更に「自分の分際では到底届かない世界」を垣間見させて体験させて、取り上げる様な真似になるなら「初めから見せない方がマシ」。だろうよ。的に。「教材」なら「教材」でも良いが、それならそれなりの手順は踏んで、初めに本人にも含み置いておくのが「誠意」ってもんじゃないか? 「女子教育」に燃えるなら「キワ」も「女子」でしょ?が、「ボサマの子なら、まあ都合よく使って良いか」が、透けて見えるのが「お嬢様」の限界なんだろうと思った。 世間知らずの「善意の人」は周囲をなぎ倒すなー。と、そっちの方に意識が行ってしまいました。 イタコが「頼んでもいない、報酬も払わない」相手にお告げをする辺りから白け始め、そのまま読了しました。 | ||||
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